Myメガネを持参してください。

眼科受診の目的は様々かと思いますが、そのときは是非「今ご使用中のメガネ」を持ってきてください。数年前に作ったけど使ってない、引き出しに眠っているという方もです。

◆今、どういった見え方をしているのか。

◆目に合ったものを使用しているのか。

◆コンタクトレンズを作るけれども、ちゃんとメガネも併用できる準備があるか。

◆「使わない」メガネなのか、「使えない」メガネなのか。

確認させていただきたい内容は盛りだくさんです。確かに当日の検査結果に基づいてメガネ処方などが行われますが、視力というのは、単純に1.0が見えるから良いというものではありません。

その方にとってストレスのない見え方というのが重要で、0.7くらいで十分と感じる方、1.5くらいないと見えにくいと感じてしまう方、これは人それぞれです。生活スタイルも必要とされる日常視力も異なるでしょう。

人間はそれまでの慣れている見え方と比較されますので、数値的に1.0見えようが、そうでなかろうが満足のいかないケースにぶつかります。例えば、50歳の方で今まで1.5月見えるメガネを使っていたとしましょう。親切心で、年齢的な調節力などを加味して1.0くらいに合わせてメガネを提案したとしても、作ったメガネが極端に見えにくくなったと感じてしまう場合があります。

他にも、疲れやすいとか頭痛がするとかいうケースであっても、今の見え方(眼鏡使用中の方はとくに)というのは、何故つらい症状が出てしまっているのかを判断する重要な要素です。度数だけではありません。瞳孔間の距離や、フィッティング、レンズのデザインが合わなくても不調は起こります。遠近両用なのに、レンズ面積の極端に小さいデザインだと視力は安定しにくくもなります。まだまだあります。球面レンズであれば視力が出るのに、薄型非球面にしたため視力の出方が測ったときと変わってしまった等、検査日の測定が全てではないのです。

来院する際は是非、ご使用中のmyメガネをご持参くださいね。