2013年4月、風疹が流行しているのはご存知ですか?

少し 気になるニュースがありました。

先日、東京都内における風疹の患者さんの数が発表されていましたが、その数がこれまでの最高値を更新したとのこと。特に船橋でという報道はまだ耳にしませんが、船橋にお住まいの方は都内へ通勤されているという方も多いと思います。そうなると、知らないうちに都内へ勤務していたご主人が風疹にかかり、その家族にも感染してしまうというリスクがでてきます。

風疹にかかると、小さくて赤いような出来物がでます。”はしか”と初期の症状はよく似ていて間違われるケースもあるくらいですが、風疹は熱を出すという特徴があります。

風疹にかからないようにするには、まずは予防接種を積極的に受けていただくということです。それでも万が一、風疹になってしまった場合、風疹のウィルスは比較的弱いものなので放置しておいても自然治癒されます。(熱がひどかったりすれば、熱さましのお薬などがでますが風疹ウィルスを撃退しているわけではありません)安静にして、消化がよく栄養あるものをたくさん食べていれば3日くらいでよくなることでしょう。風疹のウィルス自体は感染力も弱く数日で自然に治るのに、何故こんなにニュースで報道されるているのでしょうか?

これはやはり妊婦さんへの感染を懸念しているからではないでしょうか。妊娠中のお母さんが風疹ウィルスにかかるとお腹の赤ちゃんに異常をきたす場合があるといわれています。生まれてきた子が、目では先天性の「白内障」「緑内障」「網膜症」などにかかって生まれてしまうということです。眼科以外の病気でも、難聴や神経障害、各器官の奇形などが挙げられます。一生残る障害を抱えたまま生まれてしまうなんて残酷すぎる話です。このように免疫のない方を守るために周囲の人も協力していくことが大切だと呼びかけているわけですね。