運転免許と視野。

車運転免許の更新時、視力を気にされる方は沢山いらっしゃると思います。しかし、「視野」を気にされる方はどのくらいでしょうか?視野とは一点を見たときにそこからどのくらいの範囲が見えるのかという事です。

視力の場合、遠くを見たときに看板や信号が見えにくかったら低下しているかもしれない・・。と、自覚症状があります。しかし、視野が欠けて【見えない部分がある】ということは、本人すら知らないことなのです。

運転免許取得の条件として、視野も項目に入ってはいますが0.7以上の視力が出ていれば視野の検査へ回ることはありません。すでに緑内障や網膜色素変性症など、視野が狭くなるとう病気が見つかっている場合は別ですが、当人自体も気がついておらず車の運転をされている可能性があると考えると、ちょっと怖いです・・。

車の運転の場合、前後左右に人や物がないかを瞬時に見分けていかなければなりません。まっすぐは見えてもそれ以外の視野に欠けが生じていては、対象が発見されるまでに時間がかかる=危険度が上がるということになります。

視界が狭い方の場合、右見て左見て、そしてもう一度右を見て発進しようとしたのにすでに人が車の目の前に!!なんて事態も起こりうるのです。あんなに確認したのに何で?!と思われるかもしれませんが、確認はしていても運転者の視界が狭く、見えていなかったのです・・。

視力だけではなく、視野も良好な状態で車は運転したいものですね。 ちなみに視力と同様、視野も同じ状態が続くとは限りません。定期的に検査を受けることによって欠けが無いことが証明できるのです。