乱視の矯正と老眼。

メガネ若いときから乱視矯正用のソフトコンタクトレンズを使用している患者さん。現在は2週間の定期交換レンズを使用しているが、最近は老眼が始まったようで手元が見辛くなったという状態です。

雑誌など広告で見て、遠近両用を試したい!ということで来院されたのですが、残念ながら現状ではソフトレンズの乱視用で、尚且つ老眼も矯正できる製品は「無い」のです・・。各レンズメーカーともに製造されていません。メガネでの矯正がまずは無難な第一選択となります。

しかし、どうしてもコンタクトレンズが必要なんです!という場合。乱視の種類にもよりますが、遠近両用ハードコンタクトであれば乱視と老眼を矯正することが可能です。

ですが、今までソフトレンズで今更ハードレンズに転向なんてとても痛くてつけていられない・・という方は、矯正をしているソフトレンズの上から老眼鏡を掛ける→遠くを見るときは老眼鏡を外す。これも方法のひとつとしてお考えください。

また、乱視の度合いが比較的軽度ものであれば、ソフトレンズの場合でも乱視矯正に重点をおくより老眼矯正の遠近両用タイプを使う方が疲れにくい、使用していて見え方が楽になるというケースもあります。この場合、乱視のブレた見え方は矯正されずに残りますが、老眼がそれ以上に辛い症状であったときに成功する事例です。

すべてを矯正できることがベストなのですが、乱視で老眼の状態をソフトレンズで補おうとすると、どれかを捨てる選択をしなくてはならないというのが非常に難しい現状です。

歩行者も夕暮れ時の見え方には注意!

昨日、車の運転手の見え方が夕暮れ時は見えにくい状況であるとお話しましたが、歩行者側の見え方もやはり同じです。

夕暮れ2車に乗っていても、歩いていても同じ人間の目です。歩行者側の見え方も暗さに慣れるまでには時間がかかります。

歩行者側にも道路横断時の違反が多いのがこの夕暮れ時なのです。特にこの時間帯は年配の歩行者に違反が多く見られる傾向があり、理由としては「車との距離感がうまく認識されない」「自分の歩くスピードの認識のズレ」が生じているといわれています。(あたりが真っ暗で夜の時間帯であれば違反率に年齢差はないようです。)

年齢とともにロドプシンの量も再合成のスピードも遅くなります。ロドプシンの量が少なければ、光の認知度が低下し暗く見えます。そのため、夕方くらいの薄暗いと表現されるような時間帯では高齢の方にとっては、夜と同じ。若い方にとっては昼間と変わらないという捉えられ方になります。

夕方といえど、実は真っ暗なときと同じような見え方になっているのに気がついていない年配の方と、まだ周辺はライトなしでも運転に支障がないと考える若者のドライバーとの見え方の認識の差がこの時間帯の事故率が高い原因なのではないかとも言われています。

歩行者側から見ても、夕方でまた薄暗い程度でも車のヘッドライトが点灯しているほうが認識されやすいのは確かですから、ドライバーは早めの点灯を。歩行者も余裕をもって道路を横断することなど、お互いが注意することがとても大切ですね。

夕暮れ時に多い交通事故は、目が暗さに慣れるまでに時間がかかる事が原因の1つ。

人間の目は、眩しいと瞳孔が小さくなり暗いと広がるという仕組みがあります。これは比較的早く、数秒くらいで行われます。暗い所から明るい所に行くと、一瞬「眩しいっ」と思いますが、すぐに慣れます。

夕暮れでは明るい所から暗い所へ行った場合、瞳孔はすぐに広がりますが中々目が慣れてきません。実は暗い所では、光を取り込もうとする入り口の瞳孔の大きさを調節しただけでは見えるようにはならないのです。

目の奥、網膜には光を認識する「桿体細胞」が存在します。桿体細胞には、光を感知するタンパク質からなるロドプシンという成分があります。これを増やすことにより人間の目はわずかな光も感知できるようになります。暗順応(あんじゅんのう)と呼ばれる仕組みです。このロドプシンの合成には30、40分程度かかるため、暗い所で目が慣れるまでには時間がかかります。

ところで、交通事故はとくに夕方が多いと言われている原因に「目が暗さに慣れる事に時間がかかる」という点が挙げられます。

時間帯的にも帰宅ラッシュ、一日の疲れ、といった要素もありますが、薄暗くなってくると人間の目の見え方にも変化がでます。暗がりで物を認識するまでにはロドプシンの再合成がなされるまでは、「見えにくい」状態で車を運転してしまっています。
運転者は早めのライト点灯、スピードを落としてより注意深くなる必要があるのです。

睡眠とダイエット

健康な身体でいるためにしっかりと睡眠をとることは大切なことですが、睡眠にはダイエット効果もあるそうです。
睡眠中には成長ホルモンが分泌されます。成長ホルモンが分泌されると、代謝が上がる・筋肉が大きくなりやすくなる・脂肪が燃焼しやすくなるなどの効果があります。
この成長ホルモンを多く分泌させるために、質の良い睡眠をとることがダイエットにつながるのです。
ダイエットの効果をあげる睡眠をとるためには、
*睡眠時間を7〜9時間目安にする
*寝る直前にテレビやスマホなどを見ない
*寝る3時間前までには食事を済ます
*遅くとも夜中の3時までには寝る
*タンパク質を食事でしっかり摂る
*寝る前に激しい運動ではなく、ストレッチ など軽い運動をする
*朝に太陽の光を浴びる
*カフェインを摂りすぎない
などを心がけることが大切です。
理想の睡眠時間は22時から5時とのことです。睡眠不足は太りやすい体質になるだけでなく、健康面や肌などにも悪い影響を与えてしまいます。
生活環境によってなかなか難しい人も多いと思いますが、できる限り睡眠時間を多くとれるようにしたいものです。
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バイオフィニティ度数-20.00

2週間の定期交換タイプのコンタクトレンズにバイオフィニティという製品があります。酸素透過率抜群のシリコーンハイドロゲル素材、親水性に優れるものです。

さらに、特記すべきは近視の度数の製造範囲にあります。通常は-10.00程度までの製造範囲となりすが、バイオフィニティはその倍の-20.00という度数まであります。

バイオフィニティXRこのような最強度の近視の場合は、ハードコンタクトレンズを特注で作るという方も多くいらっしゃいますが、なかなか異物感に慣れずに困っている・・。また、メガネではこんな度数だと掛けていることもできない!という状態かもしれません。こういった不具合や不便を感じているのであれば、快適な視力矯正のためにバイオフィニティを試してみることもお勧めしています。

消毒や洗浄をしっかり行えば、ソフトレンズであっても感染症を恐れすぎる必要はありません。視力がどの程度まで出るか、装着感などは当院で試すことができますので強度の近視で矯正方法を悩んでいるという方はお気軽にご相談ください。

SPF90の日焼け止め☆

ヘリオケア SPF90絶対に日焼けをしたくない!という方の必須アイテム、SPF90の日焼け止めジェル「ヘリオケア」を導入しました。

SPF(Sun Protection Factor)は紫外線の中もUV-B波をどれだけブロックするのかを表す指標です。肌が赤くなったり、シミやシワの原因にもなるUV-Bですので、しっかり肌を保護していく必要があります。

日本での表記はSPF50もしくは50+までとなりますが、当製品はスペインからの輸入品です。皮膚科分野の医療品などを研究開発しているグループIFCのドクターズコスメの一つですので、安全性にも配慮されています。ジェルタイプで、SPF90にも関わらずサラッとした軽い使用感になっています。朝から晩まで、紫外線から肌を守れると考えられますが、汗などをかいた際は塗り直しが必要です。

また、先日は飲む日焼け止めをご紹介しましたが、こちらと併用するとより一層の紫外線ブロックの相乗効果になります。1本50ml入りで、5,000円+税で受付にて販売しております。

オルソケラトロジーで近視は治りません。

船橋市内の学校でも運動部の子どもたちに「オルソケラトロジー」を紹介しているところがあるようで、質問をされることがよくあります。

ハードコンタクトレンズまず、親御さんたちに多い勘違いの点を申し上げますとオルソケラトロジーで近視は治りません。近年レーシックという一般化しつつある近視を治す手術はありますが、オルソケラトロジーは違います。

オルソケラトロジーは、寝ている間に特殊なハードコンタクトレンズを装着します。起きたら外します。すると、起きて活動をしている間はメガネもコンタクトレンズもしないで一時的に物が見えるようにする処置なのです。特に野外や水中で競技をするような運動部に所属している子なら、ちょっと良いんじゃないの?!とも思えますが、見えるのは「一時的に」です。オルソケラトロジーをやめれば元の状態に戻ります。

例えば、夜にこのハードレンズの装着を忘れると次の日は視力矯正をしないと物が見えません。また、そのために繋ぎ用として矯正メガネやコンタクトレンズを作成しても度がすぐに変動してしまい、使い物になりません。

友達のA君がやったからうちの子も!と思っても、近視や乱視の程度でオルソケラトロジーの適応になる子とそうでない子もいます。また、遠視の場合はオルソケラトロジーでは対応できません。健康保険の適応にもなりませんので、まだまだ高価なものです。ハードコンタクト用のレンズの手入れも必要ですし、破損や紛失時には新しいレンズが出来上がるまでは大変不便です。

メリットの方にスポットが当たりがちですが、デメリットもあるということをよく比較して取り入れるようになさってくださいね。

紫外線アレルギー

近年増加していると言われている紫外線アレルギー。紫外線アレルギーは日光アレルギーや日光過敏症などとも呼ばれています。紫外線によって引き起こされるアレルギー反応のことをいいます。
紫外線アレルギーはある日急に発症してしまう可能性があります。
一年の中で紫外線量が一番多い5月〜7月、まさに今の時期、紫外線を浴びすぎてしまわないように注意しましょう。
紫外線アレルギーの主な症状には肌の湿疹、腫れや水ぶくれ、炎症などがありますが、肌のトラブルだけでなく、目にも症状が出ることもあります。目に出る症状には、充血、かゆみ、太陽の下で目がしみて開けていられなくなる、涙が出る、ゴロゴロするなどの異物感がある、などがあります。
一日中外にいて日光を浴びていた日にこのような症状が出た場合、紫外線アレルギーの可能性があります。
このような症状が出る前に、アレルギー反応を起こしてしまう前に、できる限りの紫外線対策が必要です。
目に効果のある紫外線対策はもちろん、UVカット効果のあるサングラスをかけることです。コンタクトレンズにもUVカット効果のあるものがあります。しかしコンタクトレンズだけでは紫外線対策は完璧とは言えないため、サングラスと併用して使用することで高い紫外線カット効果が期待できます。
つばの広い帽子や日傘など通常の紫外線対策アイテムも合わせて使用して、できるだけ日光を浴びないように気をつけましょう。
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2ウィークプレミオ遠近両用、メルスプランでも使用できます。

プレミオ遠近両用使用感はもちろん、見え方にも高評価な声が多いメニコン社のプレミオ遠近両用コンタクトレンズ。もちろん、メルスプランでも利用が可能です。

遠近両用コンタクトレンズは一般的な価格から考えても、普通のコンタクトレンズよりもコストがかかります。中でも、シリコーンハイドロゲル素材(高酸素透過性)レンズは、どの販売店さんでの取り扱いを見ても販売価格は高価です。

メルスプランですが、メルスプランであれば月々の定額性になるのでかなり利用しやすいものとなります。会費は月々両眼で2,400円+税です。仮に途中ででレンズが汚れたり、破れたりしてレンズの消耗枚数が増えても課金がありません。さらに、遠近両用コンタクトは微妙な度数の調整が結構頻繁にしたくなったりという方も多いのです。そういった点も含めると、使用する箱数に対する課金がないのは大変助かるものです。

また、実際に目に合うかどうかもメルスプランレンズ無料体験で確認することもできます。当院でも処方取り扱いをしていますので、遠近両用を考えているという方はお気軽にご相談ください。

視覚障害の等級について。

最近世間を騒がせている知事さんの金銭感覚には驚きですが、こういった無駄なお金の流れを絶って、もっと困っている方にきちんと行き届けられるようにならないのでしょうか。

眼科の分野では、目が見えない!視力が出にくく困っていても、とっても厳しい審査基準があって、補助金などを受け取ることが出来ないという方もいらっしゃいます。

例えばですが、視力障害にも等級があります。1級から6級まであり、最も障害の程度が軽いとされるのが6級です。この条件は「一眼の視力が0.02以下、他眼の視力が0.6以下のもので、両目の視力の和が0.2以上」と定義されています。ここで言う視力は、メガネなどで矯正された視力となります。

視力具体的な例を挙げてみます。
仮に
Aさん「右)0.02、 左)0.5」
Bさん「右)失明    左)0.7」
という結果だと、Aさんは障害者6級認定ですが、Bさんは認定外です。

え?!完全に片眼が失明されているBさんの方が、光すら感じ取ることもできないで、立体感もなく平衡感覚も取り難いのに?!というちょっと驚きに判定になってしまうのです。6級に認定されないということは、健康な方と一緒という分類なのです。

こういった方に出される補助金も、私たちの税金が当てられているのだと考えると、お騒がせな知事さんにお金が流れるなら、是非ともBさんのような方に届いて欲しいものだと願ってなりませんね。