単眼症

今年5月10日に、インドで単眼症のヤギが生まれて1週間以上も生存しているとニュースで話題になっていますよね。

医者単眼症というのは生まれつき「目が1つしかない」という奇形で、キクプロス症とも呼ばれています。赤ちゃんがお母さんのお腹の中で成長していく過程で、脳が左右に正常に分割されず、左右の眼窩が癒合して1つの大きな眼窩が形成されることで生じるといわれています。

生まれたときから本来は2つあるべきはずの目が1つしかないのです。真ん中に大きな目が1つ。脳、鼻、耳などにも重い障害が生じていることがほとんどで、残念ながらお母さんのお腹から出てきたら呼吸ができずにすぐに亡くなってしまうということが多いのです。

それなのに、1週間以上も鳴き声をあげて生きているということなのですから本当に奇跡です。子ヤギちゃんの誕生におめでうと伝えたいですね。飼い主さんも大切に育ててくれているそうですよ。