食べる順番を変えて健康に。

毎日3回の食事ですが、きちんと栄養を考えて食べていますか?食べ過ぎでも、高カロリーな物ばかりを食べても体によくありません。しかし、気をつけてはいるのに血糖値がコントロールできなかったりダイエットにつまづいているという方に朗報です。同じ食事でも、食べる順番を変えることで、大きな差ができるようです。

今朝の某ニュース番組の特集で、食べる順番を変えるだけで、血糖値の上昇が抑えられるということが実証されたと報道されていました。

以前、糖尿病の話をしましたが、(http://www.sakura-ganka.jp/blog/?p=234)糖尿病の合併症である「糖尿病性網膜症」は、糖尿病自体を何とかしないと改善にならず特効薬がないと言われています。眼科でも関係ない事とはいえませんので取り上げてみました。

その特集のなかでは、ある内科クリニックさんで食後の血糖値の上昇を実験したそうです。

1) 普段どおりに食べる。
2) 指定した順番で食べる。

食事後、血糖値の上昇に、明らかな違いが出ていました。

1)普段どおりに食べる
多くの方がいろいろな食材をまんべんなく食べていくという方法で食べていました。

おかずを食べて、ご飯を食べて、野菜、お味噌汁、またご飯、野菜、おかず・・・・などといったように「違うものをちょっとずつ食べていく」というのが一般的です。この食べ方だと、食後1時間後あたりに血糖値が急激に上昇していました。

しかし、この食べ方を

2) 指定した順番で食べる

指定順は次の通りでした。
1)野菜などの食物繊維 → 2)おかずなどの、タンパク質 → 3)ご飯などの炭水化物

この順番で食べきった場合はどうでしょうか。先に摂取した食物繊維が炭水化物(糖質)が血中に吸収されるのを緩和する働きをし食後血糖値は急上昇せず、なだらかに上がって元の状態に戻るという結果がでていました。

炭水化物は、食べるとすぐに体内に吸収されますので、一番先に食べると真っ先に体内へ吸収され食後血糖値を急上昇させます。これを緩和させるために、食物繊維を先に体内に入れておくというのは効果的なのですね。

普通に生活している方の中でも、糖尿病予備軍などと呼ばれる方増えているそうです。糖尿病患者さん+予備軍で成人全体の2割(約2,200万人)もいるそうです。
食べ方一つで、改善できるのであれば実践してみる価値がありますがよね。さらにこういった高血糖状態のコントロールに加え、ダイエットにもつながります。この方法なら、余分な糖質の吸収を抑えることができますので、同じ量を食べても太りにくくなります。是非参考になさってみてください。