コンタクトレンズの装用時間

コンタクトレンズを着ける

コンタクトレンズを使用中の方、一日に何時間くらいコンタクトレンズをつけていますか?
コンタクトレンズの一日の装用時間は12時間くらいが理想と言われています。
しかし、コンタクトレンズ使用者の中の多くの方がこの装用時間を超えてしまっていると思われます。

角膜(黒目)には血管がないため、涙や空気中から酸素を取り入れていますが、コンタクトレンズで角膜を覆ってしまうと、目が酸素不足になってしまいます。一日の中で起きている間、最低4時間くらいは裸眼の状態でいることが理想的なのですが、日中コンタクトレンズで目を覆って、寝る直前に外してすぐ寝てしまう…という生活スタイルでは目が呼吸する時間が全くなくなってしまいます。
目が酸素不足になると目の抵抗力が弱まり、感染症を引き起こす原因になってしまったり、角膜の内部の細胞が減少してしまったりということが起こります。
この角膜内皮細胞というものはとても大切なもので角膜の呼吸や代謝を担っていたり、角膜の透明性を維持しているもので、一度減ってしまうと元には戻りません。あまりにも数が少なくなってしまうと将来、白内障の手術などが出来なくなってしまう可能性もあると言われています。

毎日の使用では帰宅したらできるだけすぐにコンタクトレンズを外し、できれば週に一日か二日はコンタクトレンズを使用しない日を作って目を休めてあげましょう。