(ソフトレンズ編)ケア用品の適合から外れるコンタクトレンズもある

今まで、「全ソフトコンタクトレンズに対応」とか、
使用適合レンズ「商品名○○」とか、使う前に一度確認して
それっきり。

普通、コンタクトレンズの洗浄剤で
同じものを使い続けていれば、
イチイチ表記を確認する方って少ないですよね;

しかし、様々な新しいコンタクトレンズが登場したりする中、
ある日突然「このレンズには使えません!!」なんて告知書が
封入されていたり、
説明書の適合レンズ一覧から削除されてしまっていたという事が
事実、起こっています。

ソフトレンズでは5~6年くらい前から、
使い捨てコンタクトレンズに、酸素をよく通すシリコーンハイドロゲルを
素材とした商品が発売されました。

いままでのコンタクトと材料が違うものが登場したことにより、
既存のコンタクトレンズケア用品で、商品適合検査がなされずに
コンタクトレンズが発売された!というものでした。

2007年にアキュビューアドバンスが発売された時、
当時、激安でこすり洗い不要という
「ケムセプトFR」というケムセプトFR洗浄剤が多くの量販店やドラッグストアで販売されていました。

しかし、ケムセプトFRを使用することにより、
アキュビューアドバンスが変形し、購入したデータのレンズと
明らかに違うレンズになってしまう!ということが
後のメーカー検査で明らかになりました。て

レンズデータが変形によって変わってしまったら、
眼科で検査したレンズを使っていないことになり
目に傷や炎症を起こさせる原因にもなってしまいます。

そのため、今まで「全てのソフトコンタクトレンズに対応」と
パッケージに書かれていたのに
急遽、アキュビューアドバンス(のちにオアシスも)に使用不可!!といった
但し書きがつくようになりました・・

市場に出回っていた数も多かったせいか
当時は患者さんの間で、大きな混乱になりました。

ちなみに、ケムセプトFRはその後、商品改良されて
ケムセプトNEXとしてシリコンレンズにも使える製品となり
流通しています。
ケムセプトNEX

 

 

 

急に、検査の結果対応しました・・・
なんてことも可能性としてはゼロではありません。
目を守るためにも
購入したら、ひとまず何も変わっていないことを
確認しておくほうが無難ですね。

シリコーンハイドロゲルレンズを使ってみてください。

酸素をよく通すソフトコンタクトレンズの素材、

【シリコーンハイドロゲル】

市場に出回り始めて、もうじき10年になろうとしているところかと
思います。

しかし、今まだこの素材のレンズを使ったこともない!!という
ソフトコンタクトレンズユーザーにお会いすることがあります。

例えば、目にこの素材が合わない!!とか、違和感がでてしまう!など
試して駄目だった・・・
という方は、仕方ないことなのですが、
試したこともない!!という方には是非、お勧めさせていただきたいところです。

 

ソフトコンタクトレンズの素材だけで考えると
今までのコンタクトレンズより
『酸素をよく通して、乾燥しにくい』というものです。

これから何十年もコンタクトレンズとお付き合いしていく、
ということを考えると
少しでも目に負担のかからないものを使いたいところです。

 

さまざまなメーカーから種類が発売されていますので
まずは試して、ご自身に一番合うものを探してみてください。

今より、充血しにくい!疲れにくい!乾燥感も軽減した!
と、実感いただけると思います。
一例を挙げると、ジョンソン&ジョンソン社から、
ワンデーなら「ワンデーアキュビュー トゥルーアイ」
2ウィークなら「アキュビューオアシス」などが発売されています。

アキュビューオアシスワンデーアキュビュートゥルーアイ