緑内障と白内障は全く違う病気です。

緑内障(りょくないしょう)と白内障(白内障)。文字こそは似ていますが、まったく別の目の病気です。

初診でいらした患者さんに、以前かかられた病院で緑内障と診断されたと申し出があるのと、白内障と診断されたという場合ですと対処の仕方がやはり異なります。緑内障のほうが、非常に診察時に気をつけることが多いのです。

緑内障は、いちど視神経に傷がつくと二度と視力が戻らない病気なので早期治療が大変重要となります。もちろん放置も厳禁です。点眼も一生しなくてはなりません。継続的に治療を続けることが必須となります。

対して、白内障も水晶体が白く濁り視力などを阻害しますが、白内障の手術をすれば高い確率で視力が回復します。白内障は薬で治療(完治)はできません。進行を遅らせるという一時的措置になります。早く手術をしてしまうために、薬を使わないというのも選択肢の一つとして挙げることもできます。

緑内障なのか、白内障なのかで検査内容や処方薬の種類が変わるケースもありますので、どちらの病気にかかったのかは是非とも覚えておくようにしましょう。