人間の色覚と、動物の色覚の違い。

猫人間の色覚は、虹の七色。赤・橙・黄・緑・青・藍・紫色くらいを見ることができますが、人間以外の生き物はどのくらい「色」を判別することができるのでしょうか?

身近なところで、「犬」や「猫」。

強い嗅覚を持ちますが、色覚はあまり発達していないようです。赤や青程度の識別しかできないといわれています。

たとえば食事をするとき、人間はまず目で料理を楽しみます。これは料理の盛り付け等も含め、目からの情報で美味しそうか食欲をわかせるものか判断すると思いますが、犬や猫は美味しそうなにおいがするかどうかが問題なのかもしれませんね。人間から見るとドックフード(キャットフード)といったものは、料理として全く美味しそうには見えませんが、犬猫からしたらごちそうのニオイでいっぱいなのでしょう。

ほかにも、「牛」はどのような見え方をしていると思いますか。牛が見ている視界は白黒の世界のようです。よく闘牛士が、赤い布をパタパタと振って牛を興奮させている場面があります。しかし、これも牛からみると、実は赤い布に興奮して突進しているわけではなくパタパタと動く布に興奮しているようです。人間が赤と認識している布は、牛の目からは白黒にしか見えていないようです。

そして、人間に近いとされる「猿」。目の構造もやはり似ているようで、人間と同等程度の色を判別することができるそうです。