メガネをかける位置と見え方。

メガネは通常黒目(角膜頂点)から12mm離れた目の前で視力矯正を行います。もちろん眼科でメガネの処方を受ける際に使うテスト用のフレームも眼前12mmに置かれます。そして、この地点にメガネが置かれたときに、どのくらい見えたかということが矯正視力として記録されます。

メガネところで、数年前につくったメガネで遠くが見えにくくなってきた→でも、そのメガネを目に近づけたらちょっと良く見えるようになった!といった事を経験された方はいらっしゃるでしょうか。

例えば、メガネの度数がー5.00D(5ジオプター)の場合。通常の眼前12mmでの矯正効果はー4.72D、10mmの位置まで近づけたときはー4.76Dと、少し度が強くなった状態になります。メガネのレンズがどの位置にあるかによって矯正力に差が生じてきます。

もし、メガネを近づけて見えやすくなった!!ということでしたら、視力が低下していると考えられますので、眼科を受診の上、目に合ったメガネを作り直すきっかけにしてください。ちなみに老眼鏡の場合は逆で、目からメガネを離した位置にすると見やすくなります。