アレルギー性結膜炎があると、ドライアイにもなりやすい。

アレルギーの原因となるアレルゲンは、1年中浮遊しています。杉やヒノキなどの季節性のもであれば、その季節を通り過ぎれば症状は落ち着くのですがそうでない場合は要注意です。

アレルギー性の結膜炎をもっていると、涙の層(涙液層)が不安定な状態になりドライアイの症状を悪化させる原因にもなります。この症状はコンタクトレンズ使用者に多く見られ、BUT(涙液層破壊時間)検査でこの徴候が示されます。
BUTBUT検査は涙が蒸発するまでの時間を調べる検査です。目にフルオレセイン色素を点眼し、まばたきを止めます。正面を見ているうちに目の表面が乾燥し始め、色素が消えていきます。涙液層の破綻した部分が黒っぽく見えます。これまでにかかる時間をBUT(Break Up Time)といい、10秒以上が正常です。5秒に満たなければドライアイの診断となります。3回測定した平均値が検査結果となります。

ちなみに、コンタクトレンズを装着している部分は涙の層が薄くなります。時間を短めに使うことはもちろん、アレルギーの炎症が出ている間はメガネを使用するよう心がけます。また、どうしてもコンタクトレンズを使用する場合は、1日使い捨て・汚れが付着しにくい非イオン性素材・乾燥にしくい素材の製品を選択するようにします。中でもクーパービジョン社から発売されている「プロクリアワンデー」はこれらに全て当てはまります。汚れへの耐性、そして涙の層を安定化させる技術でつくられています。