年齢に関係なく、診療しています!

受付にて対応する電話に、

「1歳の子供の目なんですが、診てもらえませんか?」

とか、よく問い合わせを受けます。

ん? 眼に異常があるなら、予約も不要だし、すぐに来院しても大丈夫なのに・・ と最初は思っていたのですが、
ある時実際に来院した患者さんにお聞きしてみると、どうやら年齢で、お断りする病院があったようで問い合わせたとか・・

特にお子さんの目が、急に充血していたりしたらビックリしますよね!
当院では、年齢制限を設けて、何歳以下は診療お断り!ということはありませんので、気になったらすぐに先生の診察を受けてくださいね!

日曜・祝日でも診察しています。

 

美白肌には医師絶賛のルミキシル

夏には紫外線が特に気になります。この時期にきちんとケアをしておかないと、秋にはシミがポチポチ発生…..なんてことになりかねません。市場には美白効果のコスメ、たくさん売られていて、どれを使おうか迷ってしまうほどです。

しかし、一部の製品で誇大広告と言われるような商品も出回っていることをよく耳にします。本当にその効果が出るのかというのが一番の疑問だったりすることもありますが、自分の肌に一番あったものを継続して使用するということが、効果を出すために必要なことではないでしょうか。

当院では、美白効果・シミ改善を目的として「ルミキシル」という製品を取り扱っています。

シミ治療には「ハイドロキノン」という概念が今までありました。確かにハイドロキノンは 美白効果をもたらす成分として大変有名で効果的なのですが、その副作用が問題でした。美白効果を高めるため、ハイドロキノンの濃度を上げると肌が耐え切れず、残念ながらヒリヒリしたり赤く炎症を起こしてしまうという方がいらっしゃいました。折角、肌を綺麗にするために使用したのに、炎症トラブルを引き起こしていては本末転倒です。

そこで登場したのがルミキシルです。ハイドロキノンの約17倍の美白効果をもち、さらにハイドロキノンのような副作用がほとんどないというスーパーアイテムですから、長期的に使用していくことが可能です。さらにエモリエント効果もあり、肌がつっぱったりもしませんしどの肌質の方にも使える処方になっています。クリームという名にもかかわらず、ベトつかない使用感もかなり嬉しいポイントです。

効果が実感できるまでには、肌のターンオーバーが数回繰り返される頃になりますので、約6~8週間といわれています。途中で塗るのをやまてしまうと、効果の実感がわかなくなってしまいますからまずは継続することを心掛けましょう。

乱視用レンズへの転向時に困ること。

今まで近視用ソフトコンタクトレンズを使用してきたのに、乱視用にしなければ視力が得られなくなった。そんなコンタクトレンズユーザーの方が、乱視用のレンズを着けて一言おっしゃる事をいくつか挙げてみます。

(1)今までのレンズよりも厚みが増した

(2)レンズサイズが大きく感じる

(3)着け心地に違和感あり

近視用コンタクトレンズは着けているのを忘れるくらい快適であったけれど、乱視用は目に入っているという存在感が大きいと思われる方か多いようです。初めてコンタクトレンズをしたときから乱視用を使っていればあまり気にならないようですが、近視用のレンズの装着感の良さを体感した後であると、どうやら乱視用レンズのデザインが受け入れられないようなのです。

そもそも乱視用レンズは、レンズを安定させるために様々なデザイン工夫が施されています。レンズが瞬きをしたときに回転してずれてしまわないようレンズ下方に厚みを持たせたり、上下の部分を薄くしてまぶたで挟み込めるようになっているなど、様々な方法で視力が得られるようにできています。うまくフィットするか否かは個人差がありますが、技術的には称賛に値するのではないでしょうか。

しかしながら、乱視用レンズに転向して見え方は確かに良くなったのにレンズの着け心地が耐えられないという事態になると、見え方よりもストレスが大きくなってしまい多少見え方にブレがあっても近視用のレンズのままでよいという選択をされる方もいらっしゃいます。

確かに無理をしてでも乱視用レンズを選択する必要はありませんが、検査時に着けた一瞬で判断するのではなく、慣れるまで何日か試してみるということも選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。

コンタクトレンズの乾燥感や、異物感を軽減させる秘密のアイテム。

ハードレンズはもちろんのこと、ソフトレンズでも乾燥したりしてくるとゴロゴロと違和感、圧迫感がでてくるというユーザーの方も多いと思います。こういった悩みを解消するために、「コンタクトレンズ装着液」という商品が存在します。船橋周辺ではハードコンタクト専用に「レンズアシスト」、ソフト・ハードコンタクト兼用は「CMプラス」という製品が市販されているのをよく見かけます。

通常、乾燥感などを感じる場合は乾いたら目薬を点眼するという順序ですが、装着液はコンタクトレンズの表面を乾燥しにくくさせる効能がありますので、目が乾く前に、先にレンズに液を垂らして使用するものです。さらに、コンタクトレンズの異物感を改善したり汚れを付着しにくくするといった効果も期待できます。

しかも、ハードコンタクトレンズ専用の装着液「レンズアシスト」には、コンドロイチンという成分が含まれます。コンドロイチンは、関節などがこすれあっても痛みが出ないよう潤滑油の役割を体内で果たしている成分ですので、目とコンタクトレンズのこすれ合う関係を緩和させるのにも有効のようです。ソフト・ハードレンズ兼用で使用できる「CMプラス」にはタウリンという成分が含まれます。タウリンには疲れ目を改善させる働きがあります。コンタクトの乾燥感をやわらげ、疲れ目予防にもなるのであれば一石二鳥です。

点眼薬の力というのは素晴らしいものですが、点眼薬のお世話にばかりならないよう「予防してみる」というのもいかがでしょうか。

2ウィーク定期交換レンズの交換日、正しく覚えていますか?

よく2週間使い捨てレンズ、2ウィークコンタクト、という製品を耳にするかと思います。この交換日を勘違いされている方はいらっしゃいませんか?!

「2週間使ったら、新しいコンタクトにする」

初めてコンタクトレンズを使用するとき、説明を受け念頭に置いていただいた内容かと思うのですが、ここでやはり語弊があるようです。

「2週間使える?」
「2週間分、使える?」
「2週間経過で捨てる?」

この「2週間」というのはいつから数えて、何を基準に2週間なのでしょう?

正解は「2ウィークタイプのコンタクトレンズは、ブリスター(個包装)開封してから、2週間経過したら捨てます。その間に使用しても、しなくてもです」

当院には初めて来院された患者さんでしたが、コンタクトレンズには慣れいて、もう十数年使っていらっしゃる方でした。しかし、使い方などについてお話をしていたところ、びっくりするようなお話が飛び出ました。何と2ウィークコンタクトを「使った回数を14日分(14回分)」チェックされていたとか!

レンズをブリスターから取り出したのは先々月で、ほとんど使わないから10回くらい使って今に至ると。結局、使う頻度が少ないということで、その患者さんはワンデータイプにされましたが、どこかで伝達された事が通じ切らなかったのですね。使用方法の説明を一番初めに理解していただくと思いますが、その時に「勘違い」して覚えてしまうとそれが当たり前になってしまいます。

「2週間使ったら捨てる」→あくまでも、2週間毎日使うという大前提がここにあります。この部分をあやふやに覚えていると、「2週間使ったら」→「2週間(14日間)」→「14回使ったら」捨てる??という具合に伝言ゲームのように変換されてしまったように思えます。こんな事もあるのですね。

確かに、初めてコンタクトレンズを使用する際は覚えないといけないことが多く、1回説明を受けても、その内の1つや2つは忘れてしまったり聞き逃してしまっているかもしれません。2回目以降の定期検査の時には、こちらからもお話を伺うようにしておりますが、気になる事やあやふやな点がありましたら是非お声掛けください。

ドライアイ症状を改善するコンタクトレンズがある?!

コンタクトレンズをすると、目が乾く。そんな悩みを持たれていらっしゃる方は多いのではないでしょうか。その中でも、特にソフトコンタクトレンズは水分を必要とし、装用中は涙をコンタクトが吸ってしまうという状態が引き起こされます。ソフトコンタクトレンズは、水分を含むことにより視力を出したり、着け心地のよさを出すことができるものなので涙は大変重要な役割を果たしています。

しかし、ドライアイの方の場合コンタクトレンズが必要とする涙の量が分泌されずに涙が目の中に足りないという深刻な事態が起こります。人工涙液の点眼はもちろん、症状がひどい場合はコンタクトレンズの使用を中止することにもなります。

では、ドライアイがある場合はどんなコンタクトを選択したらよいのでしょうか。今では様々な特長をもった製品が開発されつつありますが、中でも「ワンデーアクエアプロシー」「プロクリアワンデー」といった商品は、ドライアイ症状を改善すると
FDA(米国食品医薬品局)から認定を受けている製品があります。このような製品を選択肢の一つとして加えてみるのはいかがでしょうか。

カラーコンタクトレンズは全てがダメな製品なのか。

カラーコンタクトレンズ(以下カラコン)については、賛否両論が今も昔も変わらず存在します。

数年前まではいわゆる「雑貨」扱いで、取り扱い説明もなしで販売されることもあり、眼障害が多発していました。カラコンの取り扱いが原因で失明に至ってしまったというケースも多数問題視されています。

しかし、市場にでまわっているすべてのカラコンの性能が駄目であるわけではありません。高度管理医療機器の承認をとった優秀な製品も中にはあります。承認をとり眼科医の処方と指導に基づき購入されたカラコンであれば、ほぼ従来のソフトコンタクトと変わらないといった製品も出ています。カラーの着色部については、直接カラーの着色部が目に触れないよう透明レンズ2枚でサンドイッチのようにカラー部分をはさみこむような構造になっている製品も多数あります。

見分け方として高度管理医療機器の承認をとった製品には必ず、承認番号があります。例えばジョンソン&ジョンソンから発売されている2ウィークアキュビューディファインの承認番号は「22000BZX00369000」、チバビジョンのフレッシュルックデイリーズは「21000BZY00068000」などといったようにいまや一般の方でもインターネットでも調べればすぐにもわかりますし、製品のパッケージや添付文書にも記載されています。カラコンだからといって、頭ごなしに全てを否定する必要はないかとも思います。

院内でよくある風景は、娘さんはカラコンが希望。しかしながら親子さんがノーというケースで親子喧嘩が勃発なんてことがあります。学校生活つ使うのはいただけませんが、お休みの日に少しというくらいならいかがでしょうか?使用方法をしっかり守って使用するようきちんと約束をして。

 

遠近両用コンタクトレンズ、見え方の質を考えてみる。

遠近両用コンタクト。 ネーミングからすると、「遠くも近くも見やすくなる」と 大きな期待を寄せられている方もいらっしゃると思います。確かに遠くも、近くも見えるということに間違いはないのですが、 その満足度に大きな差があるようです。

日本で初めにこのコンタクトを作ったのがチバビジョンで 「デイリーズプログレッシブ」という製品です。 念頭においたのは、”生活上の視力を確保する”という点にありました。そのため生活上の最低限の視力は確保できるものの、 ”遠くも近くもくっきり見えるというところまではいかない” というのが、使用者の率直な感想だったのではないでしょうか。

例えば今まで遠方の視力が1.0、遠くはこれで問題ありません。そして手元を見るときは上から老眼鏡を かけてバッチリ焦点を合わせていたような方がいらしたとします。 プログレッシブレンズで遠近ともに0.7程度の見え方を確保しただけでは、老眼鏡をかける必要はないかもしれないけど 「遠くも近くも今までのほうがハッキリ見えるではないか」と感じてしまようです。これはどちらかというと、失敗例です。

成功例としては、どちらかといえば遠方視力を我慢し、近方視力に重点をおいて コンタクトを使っていた方にとってはどうやら具合がよさそうです。 遠くがあまり見えていない状態が回復する傾向にあるため 近くは「うん、今までとあまり変わらない」 遠くは「見やすくなった」と満足度が変わってきます。

視力の出方やレンズをつけた状態での安定性は個人差があるので、 一概に決めつけられるものではありません。現在の見え方の状態と比較することになりますから、納得いく視界になるのか是非クリニックで試してみてください。

コンタクトレンズのUVカット

「目からも日焼けをする」というのは、驚くかもしれませんがこれは本当です。UVカット付きのサングラスをしているからといって安心はできません。確かにサングラスなどの眼鏡は正面からの光への耐性は強いですが、真上や横からの光にはほぼ無防備です。眼鏡は、耳や鼻にフレームをのせ眼から1~2センチ離れた状態で使用するものですから通常は全方位をカバーするのはなかなか難しいものです。

では対処法を考えてみますと、UVカット付きの「眼鏡+コンタクトレンズ」を組み合わせて使用するということが挙げられます。コンタクトレンズにも、UVカット効果をもった製品が多数あります。

例えばワンデーアキュビューシリーズには、すべての商品にUVカット効果があるとされます。紫外線には波長によりA,B,C波とありますが、C波はオゾン層により地上までは届かないとされています。残りのA波(UVA)のカット率は約81%、B波は何と約97%といわれています。

また、通常コンタクトレンズのUVカットは紫外線散乱剤ではなく、紫外線吸収剤が採用されています。紫外線吸収剤は紫外線吸収をし、別のエネルギーに変換されているとお考えいただくと目に負担がかかることがなさそうと思えますよね。

コンタクトレンズと眼鏡は両方を上手く活用することがお互いを活かせることにつながるようです。

 

ソフトコンタクトレンズの消毒について

一昔前までは、ソフトコンタクトレンズの消毒は「煮沸消毒」という熱処理が一般的でした。煮沸消毒システムでは、最初に外したコンタクトレンズを洗浄液をつけてこすり洗いします。しっかりたんぱく質などの汚れを落としておかないと、固着してすぐにレンズが使い物にならなくなってしまうということもあり、無意識のうちに数百回こすっていた方も多かったはずです。そのあとは、レンズをすすぎ煮沸器にかけて平均2時間程度(製品によっては30分などもありましたが)待ち、煮沸が終わったら電源コードから外して保存、といった具合に何とも面倒な工程を時間をかけて行なっていました。

現在ではこの煩雑さから開放されるかのようにコールド消毒(熱を加えない消毒方法)が世に広まり、今ではどのメーカーも煮沸消毒システムの販売を中止してしまっています。

しかしながら、煮沸消毒の消毒力の強さには定評があり、特に細菌や微生物への消毒効果には目をみはるものがありました。廃れていってしまったのは何とも寂しいものでもあります。対してコールド消毒は、このような手間と時間を極限まで省くことができますが、消毒効果を比較すると大変弱いものとなっています。コンタクトレンズで引き起こされる眼障害は、正しいレンズケアができなかったことによるものが原因として多く報告されていますから、注意していきたいところです。