眼瞼下垂(がんけんかすい)と手術。

【年齢を重ねるにつれてマブタが、垂れてきた!!】

という事が気になる方、いらっしゃると思います。
美容、外見的に見てもあまり嬉しいものではありませんし、
ひどい時には視力を阻害してしまうケースもあります。
治療したいと考えたとき、これは健康保険の適用になるかどうか・・・
という質問をよく受けますが

 

この場合、『視力を阻害するくらいの症状の場合』は、健康保険の適用になります。
瞳孔のあたりまでまぶたが下がって視界を遮っている、
というような場合です。

保険の適用になるかどうかは、医師の診断に基づくもので、
生活が困難となるほどの病的異常と判断されるかどうかになります。
保険適用であれば両目で費用は5万円くらいです。

病的異常ではなく、美容目的となると医療機関によって差はあると思いますが、
30万円位が相場のようです。

また、『眼科』『美容外科』『形成外科』で手術を行うことができます。
それぞれの医療機関に大差はないとは思いますが、担当の先生と
よくご相談の上、受けられると良いと思います。

お薬手帳と医療費。

今、ほとんどの病院で先生の診察を受けた後
薬局に薬の処方箋を持っていって、薬剤師さんからお薬をもらう。という流れに
なっています。

複数の医療機関を受診されている患者さんだと、
いつ
どこの先生から
どんな薬が
どのくらいの量

処方されたかということを、正確に把握するのはなかなか難しいことです。

そこで、お薬手帳が世に出回ったということですが、
これにもやはり費用がかかります。

薬局で薬代を支払うときに「薬剤服用管理指導料」という費用が発生します。
料金は3割負担の方で現在までは130円でした。

この料金は、上述のようなお薬の情報の他、
「患者さんの飲み残した薬の数の確認」
「先生の処方した薬に、後発品(ジェネリック)があるかどうかの情報提供」
をすることも条件で、
これらの項目がすべてできたときに、薬剤服用管理指導料が発生します。

ですので、
・お薬手帳そのものを持っていない方、
・忘れたりして、途中の記録が抜けている方(薬剤師さんからシールで手帳に張るように指示されても貼られてない方)
など、うまくお薬手帳が活用されていないケースも見受けられ
無駄に費用を支払うということが発生しているのも現状です。
そのため、今月4月から、【おくすり手帳を必要としない患者】さんの
薬剤服用歴管理指導料は、3割負担の方で110円。
現状よりご負担が20円安くなるという制度に変わりました。

薬の管理、という意味では是非ともお持ちいただきたいものですが
活用してこそ意味のなすものです。

使用されない方は、薬局窓口でお薬手帳の記載不要と申し出れば、
この管理料を算定されなくなりますので、
健康管理を考えた上で調整してみるのも良いでしょう。

学校で子供がケガをしたときの治療費。

よく耳にする「労災」って呼ばれる保険があるのはご存知ですよね。

大人でも、仕事・通勤中にケガをすると、労働災害保険がおりて治療費を負担してくれますが、子供の場合はどうなると思いますか?

学校

子供の場合、学校でケガをした場合は、「独立行政法人日本スポーツ振興センター」に申請を行ないます。災害共済給付の支給対象であれば、治療に要した医療費を支払ってくれます。

 

例えば、「体育の授業中に目を打撲した!」とあれば、おそらく災害給付金がおりるでしょう。

当日の診察費は健康保険(保険証の負担)のみの扱いとなりますので、2割・3割の診察代を窓口でお支払いいただきます。

そして、この時に支払った金額が災害給付金で戻ってくる金額になります。

 

後日、学校の担当の先生の指示に従って、書類を持参いただければすぐに診察内容を記載しています。(さくら眼科では、この書類に関しては別途証明書料金などは頂いていませんのでご安心を!)

 

 

ちなみにこの場合、千葉県の「子ども医療費助成受給券」と併用することはできません。(普通は、通院1回につき船橋では300円窓口で支払うあの受給券です)しかし、例外もありますので、その都度、確認されることをおすすめします。

レーシック手術、保険診療の適用はまだ先?

近視矯正手術、「レーシック」
ニュースなどでも数多く取り上げられ、こういった手術がある
ということが広く知れ渡ってきたところではないでしょうか。

10数年くらい前までは、まだ数百万という価格で、
保険適用にもならない自由診療。
誰でも気軽に手術を受けて、近視を治す!!ということは
できませんでした。

しかし、ここ数年でのレーシック価格は平均片眼20万程度。
これでずっとメガネやコンタクトレンズから解放されるとなれば
ちょっと奮発してやってみよう!という気になる方も 多いのではないでしょうか?
事実A子の友人も多数、レーシックを受けていて 今のところ
問題はないようです。

 

しかし、レーシック手術後
消費者庁の術後アンケートで、術後に不具合があるという回答が 「4割」あった
と報告されたそうです。(2013年12月)

不具合という症状にも多数あり、ひどい場合では
「激しい目の痛みで寝たきりになった」
「ドライアイ症状が悪化し、10分おきに点眼しないと目を開けていられない」
「吐き気やめまいがして、仕事ができない」

など、日常生活ができなくなるほどの支障をきたす場合があるようです。

また、手術を受けたあとに視力にまた変化が起きた!
近視だった目が遠視になってしまった・・・疲れる・・!

こいった症状も多いようです。

 

快適に生活できるようになった方もいる一方、
様々な症状が術後に起き、困ってしまっているという方もいらっしゃいます。

この「不具合の出る確率4割」が、ご自身にとって低いものか高いものか、
リスクをしっかりと把握した上で手術は受けるようにして下さい。

日本の厚生省では、この数値を重く受け止めているようで、
未だ保険適用と認められていません。

その点をよく考えて、手術には踏み切ってみてくださいね。

消費税アップで、医療費もやはり値上げ。

あと2ヶ月後の4月には、直接私たちの生活に影響する”消費税”が
8%となります。

100円の商品を買うのに、8円税金を払うということになり
スーパーなどでの買い物時はもちろん
電車賃や郵便料金、ジュースなどの自販機などの販売価格を含め
各社料金の改定をしていますね・・
医療費と家計簿

ところで、病院にかかったときの医療費は、非課税なので
消費税8%はあまり関係ないと思ってはいらっしゃいませんか?
確かに消費税として納めることこそありませんが、
その消費税分を考慮して医療費自体が値上がりします。
医療費は国が定めていて、この検査をしたら何円とか
細かく決められています。
(決して病院の先生達が各自決めているのではありません;)
病院にかかったら必ず”初診料”もしくは”再診料”のどちらかを支払うのは
ご周知のとおりです。

2月5日時点で、中央社会保険医療協議会(中医協)は
初診料は120円、再診料は30円の値上げと決定したと報道されています。

健康保険の負担額で考えると、通常のサラリーマン家庭なら
自己負担額は3割なので、初診時では36円。再診時では9円支払う金額が増える計算です。
(実際には、検査料や薬代なども合わせて1円単位は四捨五入されます)

 

しかし、医療費は贅沢品を買ったりするのと比較されるものでもありません。
具合が悪いのに、値上げするから受診を我慢する患者さんが増えるとか、
定期検査の回数を減らすとか、
ちょっと間違った方向に行かないように医療費が改定されればと願います。。。

労災と健康保険証は、併用できません。

仕事中に怪我をしてしまった!
そういった場合は、労働災害保険(労災)の適用になり
病院にかかった時は、健康保険と併用することはできません。
(※健康保険・・患者さんは、保険証を病院窓口で出して、会計するいつも方法)

労災
眼科では、よく建設現場などで砂や鉄粉が目に入って痛いとか清掃業務中に洗剤が目に入ったなどが多いです。
こういった仕事中に起きた事故・病気の場合、医療費は
労災が患者さんに代わって支払うことになります。
労災の適用になる場合、受診される病院が
労災の指定病院とそうでない病院があります。
ちなみに、さくら眼科は後者にあたりますので、
もし労災で診察を受けられたい場合は
診察時はいったん医療費を10割負担でお支払いいただきます。

後日、お勤めの会社の総務部の方に申し出ていただければ
処理してくれると思いますが
労災医療費申請書の第7号用紙を眼科に提出してください。
診療の内容を記入し、ご返却いたします。

返却された用紙を労災組合に請求すれば
いったん眼科窓口で負担した医療費は戻ってくることになりますので
ご安心を。

医療費と保険点数。

病院を受診すると、診察費用を支払うと思いますが
この費用は国が定めています。

領収書の明細を見ると、「点数」というもので
表されていて1点=10円です。

例えば、500点と記入されていれば
実際の診察費用は5,000円かかっていて
そのうち健康保険の自己負担分
3割の方なら、1,500円を病院の窓口で
支払っているというわけです。

もっと具体的にみていくと
実際に視力検査をしたら、視力検査だけの点数は69点。
690円の費用がかかり、患者さんの負担は
3割の方なら210円です。(1円単位、四捨五入)

また、受診をすれば必ず初診料か再診料のどちらかは
必要になります。

人気の資格で、医療事務というのがありますが
実際にこういった病院での診察料金の
会計業務をするお仕事があります。
この資格が、多くの方に保険点数というものを
興味づけてくれたのではないかと思いますが
まだまだ認知度が少なく思えます。

是非、実際の医療費についても
関心をもっていただくと良いと思います。

納めた税金、医療費の行き先。

先月、4月のことになりますが、

「食いたいだけ食って、飲みたいだけ飲んで、糖尿病になって病院に入っているやつの医療費は俺たちが払っている」
と発言された方がいます。

これ、誰の発言なのか。
皆さん、ご存じのことと思います。
聞かれて、どのように受け止められたでしょうか?

 

医療費の重い国民負担は、年々と増加する一方で、
何とか歯止めを掛けようとした?!というお言葉なのでしょう。

税金を納める者として考えると、
日本での医療費26兆円(2008年度)。
内、糖尿病の治療にあてた費用1.2兆年、その他の生活習慣病は8兆円超え
という記録が残っています。

日本で食べるご飯は、ともかく美味しい!
ついついお腹いっぱい、満足いくまで食べたくなります。

発言のとおり、各々が体調コントロールして、
健康に生活できるよう努めるのは当たり前のことで、
不摂生の結果、病気を患い、治療費を全国民に負担してもらうというのは
いかがなものかと思うところもあります。
事実、ツイッターなどでもこの発言を広く擁護する意見は多く飛び交っていて
正当化されてもおかしくないと思えます。

 

しかし、医療現場で働く1従事者として考えると
「糖尿病のコントロールが、自己責任のみということには科学的根拠に欠ける」
と考えられる先生もいらっしゃいます。

経済的余裕がないと、社会的ストレスが強く、糖尿病に関係する
ホルモンバランスが悪くなる。
その結果、病的異常を起こすという見解があります。
どんなに気を付けて生活をしていても、
一人ではどうにもならない事もある、ということです。

世界においても、WHOは2009年総会で
健康作りのためには、社会保障、教育、労働環境の整備が不可欠だと
発表しています。

どちらの考えが正しいのか、決めつける必要もないとは思いますし
結論をを出すこと自体に意義があるのか、難しいところですが
適切に税金が使用され、国民が健康的な生活を送れる国でありたいものです。

コンタクトレンズ処方箋の発行について。

コンタクトレンズは、高度管理医療機器とランク付けされ
一歩使い方を方を誤ると、失明してしまうリスクをともなうものです。

通常、高度管理医療機器は医師が患者の体内へ装着するなどして、
患者さん自身では手に触れる機会は極めて少ないものです。

しかし、コンタクトレンズに関しては
使用後、就寝前にはレンズを外して翌朝使用する際には
またレンズを目に装着しなけれならないものです。

医師が付きっきりで患者さんのレンズを取ったり外したりなんて
無理なことです。

法律上、コンタクトレンズの処方箋というものは、厳密に言えは
定義されていません。
「薬剤処方箋に準ずるもの」と定められています。

眼科医側からの立場とすれば、患者さんの目に合わせたコンタクトレンズを
指示通りに販売店で受け取ることができ、
さらには快適に使えているか。という点が非常に心配になります。

コンタクトレンズの処方箋(または指示書ともいいます)を発行する際に、
実際に患者さんが使う実物のテストレンズを使って
「目にフィットしているのか」
「レンズを目に入れた状態で視力が安定しているのか」
「今の目の状態(アレルギーなども含め)に適したものか」
など、様々な点を加味して処方していきます。

なので、コンタクトレンズの処方箋には
検査時に用いた「レンズ商品名」を特定して記載し、
さらにレンズの細かいデータを付け加えていきます。

同じ使い方をするコンタクトレンズでも、
商品が違うものであれば、全く違うものになります。
最近では某大手薬局さんでも、医師の処方箋や指示書がなくても
購入できる!
といったように広告を打ち出して販売されているのを目にすることもあり
悲しいです。

さらに、次の定期検査にいらしたときに
違う度数のレンズをつけていらしたり、ひどい時にはレンズ商品が
指定したものではない別のレンズを目に入れて
眼球を圧迫させながら来院されたりと、
悲しい現実を突きつけられることがあります。

ですので、先生の診察の上、発行された処方箋に基づいて
販売されるお店に処方箋をお持ち頂くことをおススメします。

白内障の手術料金はどのくらいかかる?

白内障が進行して、手術を受ける時期になった場合
「いくら用意すればよいでしょうか?」 と、質問を受けることがあります。

通常、白内障手術は健康保険の適用となります。
手術を受ける病院によって、多少の差はあるとは思いますが、
保険証の負担割合が
3割負担の場合、両目で105,000円程度
1割負担の場合、両目で35,000円程度 となっています。

他にも病気などがあって、 入院が必要な場合には
別途費用が必要になります。

 

また、移植する眼内レンズを「遠近両用の多焦点レンズ」に する場合は
健康保険の適用外になるので、 大きく費用負担は変わり、
両目で80万程度が相場のようです。

健康保険の適用になるには、決められた眼内レンズのみ
使用することができます。
保険が認められていないものを選んだ場合は
全て自費となります。

 

そういえば日本のTPP参加が正式に決まり、
海外からの先進医療がどんどん日本に参入してきたら
こういった自由診療の分野の治療費も
大きく変わっていきそうですね。
医療の選択肢が増えるのは良いことですが、
価格競争で安全性が低下するという事にならないよう 願いたいものです。