アルコンの力作★トータル14(フォーティ-ン)

トータル14(フォーティ-ン)とは?


綾野剛さんらがテレビCMで宣伝していた「生レンズ」で有名なアルコン社のディスポーザブルレンズ、トータルワン。

ワンデータイプでも超ハイスペックな性能を誇り、最初にこれを使ってしまったら他のレンズに乗り換えるのは難しい!!という現時点では右に出るものはないような製品があります。

しかし、性能に比例するかのようにどの販売店でも結構なコストでないと入手できない状態のようです。相場では1ヶ月あたり両眼分で6,000円~8,000円。日用品として毎日使う事を考えるとちょっと大き目の出費となりますよね。

そんな中、このレンズに似たようなスペックをもったトータル14という2週間の定期交換レンズが同社より発売されています。

トータル14

トータルワンの酸素透過率156Dk/t値に匹敵する154Dk/t値をもち、更にトータルワンにはなかったUVカット効果もプラスされています。UVカットのついたコンタクトレンズも多数発売されていますが、このレンズには Class1のUVカット「UVB は99%カット、UVAも 90%カット」という高いスペックを持っています。

コスト的にも2WEEKタイプなので、単純に同じ価格で売られていたとしても1/3の価格で利用できます。

お手入れはしっかりと!


どんなスペックの良いレンズであっても定期交換(2週間)のレンズにはかわりありません。しっかりとお手入れをしないと、レンズによる眼障害が発症するという事は念頭においておく必要があります。

ソフトコンタクトレンズに現在は3タイプの消毒方法がありますが、トータル14に推奨されているものはやはり何といっても同社から発売されているAOセプトクリアケアです。

過酸化水素による消毒で、手抜きのしようがないケア用品です。

AOセプトクリアケア

オプティフリー等に代表されるマルチパーパスソリューションのタイプとは違い、どなたが使っても同じ洗浄消毒の効果が得られる事。

前者のタイプはご自身で外した「コンタクトレンズをこする」という点において100点満点のケアを毎日継続するのは本当に骨の折れる作業です。やっているつもりという方も非常に多く見受けられ、汚れが付いたままのレンズを次の日も使ってしまっているという悪循環が生じています。

トータル14に限られる訳ではありませんが、2週間の定期交換タイプ等のレンズのお手入れは手抜きをすると本当に痛い目に合う事になりますので、注意しましょう。

まずは目に合うか眼科で試してみましょう


超ハイスペックなトータル14。日本人の平均的な目に合うようなカーブ(8.7)でつくられてはいますが、やはり個人差は必ず生じます。

極度にカーブがきつい、ゆるい。またはフィット具合が安定せずに視力が不安定など、一部目に合わずに処方を断念する事もありますので眼科受診の際に先生によく相談してみると良いでしょう。

眼科医に相談の上、適切な使用方法を守って使用すればトータルワンに匹敵するくらい良いレンズを比較的安価に使う事もできそうです。

花粉の飛散時期に大活躍するコンタクト

抗アレルギー薬配合のレンズ


花粉やハウスダスト等によるアレルギーには本当に長く頭を抱えますね。目薬を点眼したり、かゆみによる涙目をこらえつつ生活をしなければなりません。特に今年は飛散量も多く、大変な目にあったという患者様のお話をよく伺います。

このような時は普通であれば眼鏡を掛けて過ごしますが、強度近視の方だと眼鏡が分厚くなって見え方の質が落ちたり、コンタクトの時にはない煩わしさが残ると思います。

しかし、ジョンソン&ジョンソン社よりこのような時に役立つ製品が「世界初」として販売開始となっています。

ワンデー アキュビュー® セラビジョン® アレルケア®


では、世界初となった商品とはどのようなものなのでしょうか。

商品名は「ワンデー アキュビュー® セラビジョン® アレルケア®」といいます。ケトチフェンという”抗アレルギー薬”を配合したコンタクトレンズなのです。

ワンデー アキュビュー® セラビジョン® アレルケア®

このケトチフェンには3つの働きがあります。

●アレルギー症状を起こす物質を封じ込める

●目のかゆみ等を引き起こすヒスタミンをブロックし、症状を和らげる

●アレルギー症状の悪化や持続のもととなる炎症を起こりにくくする、悪化させない

また、装着後しばらくするとケトチフェンがレンズから6時間をかけて出てくるという画期的な仕組みになっています。

アレルケア仕組み

ずっと目薬に浸っているような感じで過ごせるなら、かゆみの症状等もかなり緩和してもらえそうですよね。

ワンデー アキュビュー® セラビジョン® アレルケア®を試すには


では、花粉症等のアレルギーがあるという方は、どのように使用を開始したらよいのでしょうか。

当院ではテストレンズを導入しています。眼科医の診断に従い使用を開始する必要がありますので、まずは先生の診察を受けます。

アレルギー症状の診断を踏まえ、使用対象者には実際にテストレンズを装着してもらいお渡しする流れとなります。

但し、アレルギーの症状の程度や度数等によってはお渡しができない場合もありますので、個別の症状については診察時に眼科医へご相談下さい。

花粉の飛散時期前が効果的


花粉症対策であれば症状が悪化してからワンデー アキュビュー® セラビジョン® アレルケア®の装着を考えるよりは、花粉が飛散する前から始めるほうが効果的でです。

3月頃まではスギ、そのあと5月頃まではヒノキ花粉のピークです。スギ花粉症である方はヒノキ花粉にも大抵の場合発症しますから要注意です。6月頃はイネ、8月~9月頃はブタクサなど本当に年中花粉は飛散しています。

アレルギー症状緩和を目的として対策をするなら、大変役立つ製品になったのではないでしょうか。

カラーレンズにも性能の高い製品があります★

カラーレンズ(カラコン)は目に悪い?


ひと昔前までは、カラコン=目に悪いものという、一般的な認識がありました。これは、レンズそのものの酸素透過性や誤った使い方による眼障害の発症率などから鑑みるに言われ続けてきた事です。種類も使い捨てレンズも一般的ではなく、通年使用するタイプでカラコンが多数流通していた時代でした。

素材的なものは、通常のクリアレンズであっても酸素透過性の低い製品もあり、これはソフトであれば「シリコーンハイドロゲル」という新しい素材でコンタクトレンズが製造されるようになった事で大きく改善されました。

また、雑貨品として販売されていた事もあり、カラコンに興味を持つ若年層が正しい使い方の説明を受ける事なく簡単に入手できる状態にあったのも重篤な眼障害を多数引き起こしていた原因になっていました。

この点では、薬事法の改正により現在では「高度管理医療機器」という位置づけとなり、雑貨品としての販売は認められなくなりました。

頭ごなしにカラコンは悪いレンズと言われてしまう事も徐々に緩和されてきたようにも思われます。

シリコーンハイドロゲル素材のカラコン


現在では様々なカラコンが流通していて、「有名人が使用しているから」「おしゃれ感覚で服や髪色に合うレンズの色はどれかな」等で選んでいらっしゃる方が多いようです。

しかし、色だけではなくレンズの性能にフォーカスすると目に悪いと言われ続けてきたカラコンも、クリアレンズと同じくらい酸素を通すレンズが販売されています。

コスト的にも考えると、2WEEKタイプであれば両眼月額2,500円程度で使用できます。ワンデータイプと比べれば遥かに負担減です。シンシアSというシリーズから「シンシア2ウィークS クレシェ」という製品が販売されています。

シンシアS2ウィーククレシェ

酸素透過性DK/L値148(通常のカラコンの平均値は20程度)という驚異的な数値を持っています。カラーもナチュラルな感じの3色が展開されています。

目の乾燥に対しても、ヒアルロン酸とアルギン酸が配合されしっとりと滑らかな装着感を実現しています。

使い方に気を付けて!


いくら性能の良いコンタクトレンズであっても、間違った使い方をすれば以前と同じような重篤な眼障害が起こります。毎日のしっかりとした手入れが求められます。

また、着色部分は金属のため酸素を通しません。酸素透過性が高いのは中心部分での比較値です。クリアレンズと全く同じ性能とは言い難い部分もありますので、必要時間以上は使用しない事を心掛けるようにします。

どうしてもカラコンを普段使いしたいという方は是非参考にしてみてください。

1DAYメニコン プレミオ使用の方は必読です!

メニコン社製1DAYメニコン プレミオに多くの度数で欠品が生じてます。


ご自身がこの製品を使っている!という事であれば、是非とも購入している販売店にて在庫を確認する事を強くお勧めします。

1dayプレミオ

2022年8月頃から現在も、1DAYメニコン プレミオの生産が追い付かず次のようなお知らせとお詫びが公式ホームページ上の掲載されています。

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 1DAYメニコン プレミオ シリーズの一部商品在庫欠品につきまして、ご利用のお客様、お取り扱いの施設様へ多大なご迷惑をおかけしておりますことをお詫び申し上げます。

現在、新型コロナウイルス感染症における行動制限緩和に伴う需要の急回復により、想定を上回るご注文をいただいております。
それにより、生産能力を超過しており、一部の規格において欠品・品薄状態が発生しております。
また、生産能力増強に向けた設備投資を計画的に進めておりましたが、ロシア・ウクライナ問題の影響により電子部品調達に支障が出ており、需要拡大に対応ができていない状況でございます。
一日でも早く製品をお届けできるよう、最善を尽くして参ります。
多大なるご迷惑をおかけしておりますこと、重ねてお詫び申し上げます。

【メニコン公式HPより】

https://www.menicon.co.jp/1day_p/

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現在は近視用タイプのみですが、1DAYメニコン プレミオ シリーズとして今後も欠品が生じるようです。乱視用や遠近両用のタイプを使用している方も気を付けなくてはなりません。

処方変更は早めに受診を・・!


この製品の特長は国産品のシリコーンハイドロゲル素材のレンズであり、尚且つ特殊なブリスターケースに入っているため裏表の確認が非常にスムーズな作りになっています。さらにUVカット付きです。

メーカーの生産体制が復旧するまでは何とか似たような商品で視力矯正をしのぐほかないのですが、この特長ともいえる点が複数被る商品がほぼありません。「国産品」「シリコーンハイドロゲル素材」「スマートタッチ式のブリスター」「UVカット」等、どのあたりを重要視するかも使用者の考え方ひとつで変わってきます。

眼科としては、使用するコンタクトレンズを装着して目に違和感が生じない事や視力矯正がきちんとできているか等を重視しますが、漠然と「似ているものを処方してほしい」と希望されると何とも言い難い部分もあります。

欠品解消は来年2023年春以降とも・・


急遽、欠品の影響により1DAYメニコン プレミオではない処方箋を希望され来院される患者様が増えています。

年末に向けては毎年の事ですが混雑が予想されます。処方変更の予定がある方は混雑緩和及び待ち時間の短縮にもつながりますので、年末ギリギリではなく早めの受診をお勧めしています。

アクアロックス1dayUVシンは遠視眼でもOK!

アクアロックス1dayUVシンって凄い!


7月1日、ボシュロムから新しい1dayコンタクトが登場しました。イメージキャラクターにキング&プリンスの平野紫耀さんを起用するなど、プロモーションにも凄い力を入れているのがわかる位ちょっとレベルの高い製品なのです。

ボシュロム公式製品サイトへ

処方する眼科側からみても、このレンズの性能や度数の製造範囲がとても広いので非常に助かっています。

コンタクトレンズといえば多数のメーカーから沢山の商品が販売されていますが、その中で遠視用の度数「いわゆるプラスレンズ」の製造が+6.00まであるという製品はほとんどありません。

多くの製品は-0.50~-10.00までの製造範囲というのが一般的といわれています。しかし、このアクアロックス1dayUVシンの製造範囲は

★-0.25D 〜 -6.00D
(0.25Dステップ)

★-6.50D 〜 -12.00D
(0.50Dステップ)

★+0.25D 〜 +6.00D
(0.25Dステップ)

強度近視~中程度遠視まで幅広く度数が作られています。また、酸素をよく通す「シリコーンハイドロゲル素材」で「UVカット」の効果もついています。スポーツの時に使いたい、学校生活でメガネだと不便というような時に自身の度数が製造されておらずコンタクトレンズを断念してしまったという方にもお勧めできます。

まさに滴るレンズ!


コンタクトレンズをFDAの分類で考えると、グループⅡに属するレンズのようです。このタイプのレンズは非イオン性でタンパク質等の汚れに耐性があり、含水率も50%超ということで初期の装着感が非常に良いという特長があります。

ボシュロムアクアロックス1dayUVシン

含水率50%を超えるレンズは「高含水レンズ」と言われ、通常では初期の装着感が良く検査中は快適に感じる方も多いのですが、時間の経過とともに乾くという症状を訴える患者様も少なくありません。

しかし、このアクアロックス1dayUVシンは強化された保湿成分と親水性成分PVPが作用して時間が経過しても乾燥感をあまり感じないという方が多いのです。まさに潤い続く滴るレンズという位置づけと言えるでしょう。

非球面デザインのため、視界がとてもクリア


コンタクトレンズのデザインには球面デザインと非球面デザインが存在します。後者のデザインのほうが、人間の目にくっつけたときに起こる「球面収差」と呼ばれる見え方のブレ、ざっくり言えばボヤケたようなにじみを補正する力があります。

よく製品名前に○○アスフェリックとかついている事がありますが、非球面デザインの場合にネーミングされています。今回のアクアロックス1dayUVシンには非球面デザインを示すようなネーミングはありませんが、非常にきれいな物のを見せ方をするレンズであるとお伝えしておきましょう。

以上のように、ハイスペックな性能を持ち且つ遠視眼にも対応したレンズであることがわかります。

マスクでメガネだとどうしても曇る、スポーツ時にメガネだと不便。このような状況に応じてコンタクトレンズを併用する事はお勧めします。

コンタクトレンズはどのように捨てますか?

突然ですが、使い終わったコンタクトレンズについて質問です。皆さまはどのように捨てていますか?

ゴミ箱?

それとも洗面台に流してしまう?

他のコンタクトレンズ使用者がどのように捨てているか、話し合った事とかありますか?

そう言われてみると、あれ??と考えてしまいますよね。

カラーコンタクトレンズ

コンタクトレンズは何からできている?


では、どのように捨てたら良いかの前にコンタクトレンズはそもそも何から出来ているかご存じでしょうか。紙ではないし、金属でなさそうですよね。そうなのです、コンタクトレンズはざっくり申し上げますと、プラスチックでできています。

コンタクトレンズの装着

使い終わったコンタクトレンズはどのように捨てている?


それでは、皆さまが使用後のコンタクトレンズをどのように捨てているかというアンケート結果が公表されていますので参考に紹介させていただきます。

日本においては2019年に調査されたインターネットによるアンケート(15歳~59歳のコンタクトレンズ使用者2,109名対象)より、7割が「ゴミ箱に捨てている」でした。さらに残りの3割の方が捨てている場所を見てみると「自宅内の洗面所や流し」「自宅のトイレ」という回答が半数を占めているという結果です。

さらに、こんなアンケート結果があります。米国科学会でアリゾナ州立大学の研究チームが2018年、次のように発表しています。

「アメリカのコンタクトレンズ使用者の15%~20%割程度は、使用済みのコンタクトレンズを洗面所やトイレに流しており、下水処理場にたどり着いたレンズは分解されずに細かく砕かれたマイクロプラスチックとなっていることを突き止めました」

アメリカだけでも4,500万人のコンタクトレンズ使用者がいて、1年間で推定18~33億6千万個のコンタクトレンズが捨てられている計算です。

もちろんアメリカだけでなく、日本を含めて世界中に多くのコンタクトレンズ使用者がいます。使用者各々が適切な方法で捨てないと、世界的に大きな環境問題にもつながってしまうことは容易に想像ができます。

マイクロプラスチック問題とは


マイクロプラスチックは非常に小さなもので、下水処理場の網にもかからず海へ流れ出てしまう事があります。マイクロプラスチックが問題とされているのは、海洋生物の生態系を破壊するとされている点にあります。

人間が気付かないうちに、海に住む動物や魚たちが海水に混ざったマイクロプラスチックを食べ物とわからずに飲み込んでしまい、死んでしまうという事態がおきます。マイクロプラスチックは海の生物の体内では消化されないため、死に至る事となります。

マイクロプラスチック環境問題

人間の生活においてプラスチックは非常に便利なものです。日常生活におけるほとんどの物がプラスチックからできています。例えば、レジ袋やストロー、食器、スマホの部品、文房具など挙げたらきりがありません。コンタクトレンズもその1つなのです。

ですので、何気なく洗面所やトイレから流して捨てたコンタクトレンズは最終的にはマイクロプラスチックとなり、海洋汚染の原因となってしまっているのが現実です。

コンタクトレンズを使うとこんなにゴミが出る?!


◆コンタクトレンズ(プラスチック、船橋市なら可燃ごみとして廃棄します。自治体により廃棄方法は異なる事があります。)

コンタクトブリスター
◆コンタクトレンズの入れ物ブリスター容器(リサイクル可能のプラ容器)
◆ブリスターの蓋に使われるアルミシール(アルミ)
◆コンタクトレンズが入っている外箱(紙)
◆フィルム包装(PET:ポリエチレンテレフタレート

ディスポーザブルレンズではないコンタクトレンズであれば、洗浄保存液も必然的に使用されます。これらも液を使いきったらゴミとなります。
◆ボトル(PP:ポリプロピレン)
◆キャップ(PP:ポリプロピレン)
◆中栓(PE:ポリエチレン)
◆フィルム(PET:ポリエチレンテレフタレート
◆ラベル(PP:ポリプロピレン)
◆外箱(紙)
◆レンズケース(プラスチック)

いかがでしょうか?一般的な例を挙げてみました。どんな素材から出来ているかを認識して、一人一人がしっかりと分別して捨てれば、このようなマイクロプラスチック問題も改善していくはずではないでしょうか。

フォーシーズン(4season)遠近両用ハードコンタクト

遠近両用ハードコンタクトについて

近年、使い捨てではないコンタクトレンズはこぞって製造が中止されていく傾向にあります。その中でもハードコンタクトはソフトに比べればまだ、コンタクトレンズユーザーの1割程度が使用させているのではないかと言われています。これはやはり強度の角膜乱視等があり、ソフトレンズでは矯正が難しいという方が愛用している。また、長年ハードコンタクトを使用してるので、そのまま使い続けているということが考えられます。

定期交換タイプの遠近両用ハードコンタクト

先日のブログで「ほぼ使い捨てのハードコンタクト」、メニコン社よりフォーシーズンという製品が発売されたと紹介をしましが、さらにこのタイプで遠近両用(バイフォーカル)が登場しています。

フォーシーズンバイフォーカルの特長として、

*スペアを手元に置いておける。遠近両用のハードコンタクトといえば、1枚でも万単位で金額を要しますから、使い捨てならではの利点ですよね!

*季節ごとのイメージとしてレンズに色がついているため、気分を変えるというより左右の見分けが一目でわかるように組み合わせて使う事ができます。

*汚れがたまってきたところで、真新しいレンズに変えられるのは目の健康を考えると非常にありがたいものです。

4seasonバイフォーカル

無料で1ケ月間、貸し出しサービスがある

実際コンタクトを使っていると、どんなに良い製品であっても自分の目に合うかどうかが問題になってきます。

フォーシーズンに関わらず、メニコン社の製品はメルスプランで使える製品がほとんどで、1カ月間のレンズ代金無料の貸し出しサービスがあります。

このサービスを受けるにはまず、ご自身の目に異常がないか、目に合うかどうかの診察検査が必要となりますため、当院にて受診体制を整えております。(診察検査の費用は別途1,500円程度必要です。保険3割負担の場合)その後、販売店に貸し出しサービスの手続きをしていくことになります。

貸し出し期間は最長で1ケ月、万が一目に合わないとなればフォーシーズンバイフォーカルの場合は体験終了の旨を販売店に申し出れば終了です。快適に使えるようであれば、継続使用の手続きとなります。

気軽に遠近両用のハードコンタクトが試せるというサービスはほとんどありませんので、そろそろ手元の見え方が気になり始めた方は遠慮なくご相談下さい。

新しい遠近両用コンタクト。シード1dayPureEDOF

シード1dayPureEDOFって?

シード社より昨年末に発売となったこのコンタクトレンズ、ご存じでしょうか?読み方は「ワンデーピュアイードフ」です。米倉涼子さんがイメージキャラクターをなさっていて、一度はテレビ等で見かけたこともあるという方も多いと思います。

ワンデーピュアイードフ

1dayPureEDOFって、こんなコンタクトレンズです。

種類は遠近両用1day(ソフト)タイプです。1箱に32枚入、国産品でUVカット機能も備えています。

これまでの遠近両用コンタクトレンズと違うのは「度数の配置」方法にあります。これまでの遠近両用レンズは、遠・中・近が決められた位置に配置され、ちょっとフィット具合が悪かったりまばたきの瞬間などに見えにくさを感じることがありました。独特な視界のにじみ等を感じることもありました。

しかし、この1dayPureEDOFは眼科のオペでも使用される眼内レンズのつくりを元に、木の年輪のように度数が配置されています。見え方の安定性に特化させた製品といえます。

1dayPureEDOFの構造

もう少し詳しく説明すると、EDOFとは「拡張焦点深度」のことです。焦点深度とは、「見えている、ピントが合っていると認識できる範囲」のことです。つまりはピントが合う部分を拡げるというこの原理をコンタクトレンズに採用してつくられた大変画期的な製品なのです。

1dayPureEDOFを試すには?

今までの遠近両用コンタクトにあまり満足ができない・・。そんな方も、もしかしたら1dayPureEDOFなら解決できるかもしれません。当院ではテスト用のレンズをいち早く取り寄せ、装着体験ができるようにしております。受診時にお気軽にご相談下さい。

(※ただし、目のコンディションやカーブ・度数等によりすべての方に合う訳ではありません。医師の診断によっては、使用できない場合もございます。)

スマホ老眼対策に「シードワンデーピュアうるおいプラスFlex」

「スマホ老眼」という言葉を最近耳にすることが増えましたが、この言葉をご存じでしょうか。そもそも「老眼」とは年齢を重ねると出てくるいわゆる老化現象のひとつです。手元にピントが合いにくくなり、疲れを訴えたりする症状が一般的です。それでは、スマホ老眼と呼ばれる事について今回は考えてみたいと思います。

スマホ老眼とは?

スマホ老眼は、パソコンやスマートフォンなど近くの距離にある物を見続けることによってピント調節機能の働きをにぶらせてしまい、年齢を問わず本来の老眼と同じような症状が出ます。

では、何故このような症状を訴える方が増加傾向にあるのかを考えてみます。現代においては事務職であればパソコンは必須、販売員等でもタブレットやスマートフォンの使用をかなりの確率で求められているのではないでしょうか。業務時間中は当たり前のように使います。もちろん終業後もプライベートでスマートフォンを使用する訳です。遠く離れた距離を見る時間と、手元のあたりを見る時間ではどちらが多いか明白です。

手元を見ているときには、実は毛様体筋という目の筋肉に大きな負荷がかかっています。そのため手元を見ている時間が長ければ長いほど、ずっと毛様体筋は働き続けることになるため人は一定時間が経つと「目の疲れ」として感じます。毛様体筋が正常に稼働していればピントは合いますが、通常は老化とともに機能が衰えます。しかし、毛様体筋の酷使により正常稼働されなくなれば老化現象と同じようにピントを合わせる事が困難になります。このように老眼のような症状を訴える若年層が急激に増えているため、スマホ老眼という言葉が使われるようになったようです。

スマホ老眼を改善するには?

ピント調節機能を酷使させないという点を考えますと、まずは目を休めることが重要です。1時間程度を目安に小休止をはさむ等も効果的です。

では、仕事中ではそのように休む間もないという方はメガネやコンタクトレンズに特殊なデザインをもつものを利用してみることも方法の1つです。中でもシード社より国内一括生産された「ワンデーピュアうるおいプラスFlex」という製品は、このスマホ老眼対策として大変有効な製品です。

シード1dayPureうるおいプラス Flexについて

前述のような毛様体筋のピント調節機能の酷使を何とか緩和させる事を目的として、現在ではこのようなレンズが作成されています。

ワンデーピュアうるおいプラスフレックス毛様体筋の緊張を緩和させられるよう、度数の入り具合が普通のレンズと少し異なります。
ワンデーピュアうるおいプラスフレックスデザイン装着直後はいつものレンズと大した差は感じないケースが多いようですが、時間が経過したときに「目の疲れ具合」の点で通常のデザインのものと差が出ます。この度、当院でも処方を開始致しましたので、スマホ老眼・眼精疲労で悩んでいらっしゃる方はお気軽にご相談ください。

日本初★遠近両用+乱視用コンレクトレンズ

メニコン社よりついに発売となりました。

”日本初★遠近両用+乱視用コンレクトレンズ”です。

メニコン2WEEKプレミオ遠近両用トーリック

今まで乱視用コンタクトレンズを使用、年齢ととも老眼が発症してまいります。しかし、これまでは乱視用で尚且つ遠近両用というコンタクトレンズは日本に存在しませんでした。

乱視の矯正をとるか、乱視の度合いによっては遠近両用をとるか・・。どちらかを諦めると見え方は満足がいかない事もあり、煩わしさが残ってもメガネに切り替えたり等と非常に苦労された方も多くいらっしゃるはずです。

先日の「”ほぼ””使い捨てのハードコンタクトレンズ」に引き続き、メニコン社が開発をしたのが「メニコンWEEKプレミオ遠近両用トーリック」という製品です。この乱視も老眼も矯正する2週間定期交換レンズなのです。

メニコン遠近両用トーリック

メニコン2WEEKプレミオ遠近両用トーリックの特長

◆特長1 乱視+老眼の矯正を可能のにし、さらにハードコンタクトにも匹敵する酸素透過率シリコーンハイドロゲル素材を採用。ソフトコンタクトレンズの中でもトップクラスの性能です。

◆特長2 後面トーリックとダブルスラブオフデザインにより、しっかりと乱視眼にフィットし矯正視力を確保します。

◆特長3 丁度汚れが付着してくる2週間で使い捨てますので、レンズコンディション良好な状態で使用することができます。

メニコン2WEEK遠近両用トーリックを使うには、どうすれば良い?

まず現在(2019年2月時点で)はメルスプラン専用製品となります為、メニコン社が提供する「メルスプラン」を契約することが必要です。眼科を受診し、目のデータに合ったレンズをお渡しする流れとなります。

乱視の度合い等によっても見え方は変わりますし、適合しないケースもございます。まずはどんな見え方になるのか、メルスプラン契約前に院内で試していただくことができますからご希望の方は受付時にお申し出ください。