ヒアルロン酸の注入、気に入らないときはどうすればよいか。

眉間や口元などをふっくらさせて、シワを改善するヒアルロン酸注入注射。どのくらい注入するかはその方の症状や希望によって異なります。

ご希望通りに仕上がるようにカウンセリングを行いながら、少しずつ注入していきます。しかし、指定どおりの容量を注入、後からこれは少なかったなとか、これは入れすぎたと考え直してしまう事もあると思います。

注射器少なかった場合は、追加で注入をしていけば良いかと思いますので大きな問題にはならないのですが、逆に多すぎたという時はどうすればよいでしょうか。

方法として、まずはヒアルロン酸が自然に吸収されるのを待ちましょう。これが一番安全でな方法です。体内に吸収されるまでに数ヶ月程度です。

しかし、すぐに何とかしたい。数ヶ月なんて待っていられない。という方にはヒアルロン酸を溶かす薬があります。ヒアルロン酸分解酵素ヒアルロニダーゼとよばれています。ほんの1滴注入するだけで一瞬にしてヒアルロン酸が溶けて消滅します。
価格は、現在【0.1ccにつき】¥10,000+税となります。

当院での施術はもちろんですが、他クリニックで施術した症例でもご相談に応じています。実際の投与は数日間のアレルギーテストを行ってからとなります。ただし、これは最終手段としてお考えください。

カラコンには使用できないケア用品があります。

過酸化水素の力で消毒を行うAoセプトクリアケア、ほかにもコンセプトワンステップなどのソフトコンタクトレンズようのケア用品があります。これらは消毒力の高さはもちろん、手間いらずでご利用になられている方も多い製品の一つではないでしょうか。

AOセプトクリアケアコンセプトワンステップしかし、便利な一方でカラーコンタクトに使用される方は必ずお使いいただいているレンズが対応しているかどうかを確認する必要があります。

過酸化水素タイプのケア用品は、ケースの中に消毒剤などを混ぜると化学反応が起こります。対してカラーコンタクトレンズに含まれる着色料は金属であるため、消毒システムの反応がうまくいかず使えないという事が起きることがあります。

ケア用品のパッケージには、「カラーレンズを使用の方はご注意を~」といったような注意書きがなされていますが具体的な製品名までは記載されていない方が多いです。クリアケアを例に挙げると、2ウィークアキュビューディファインやメニコンReiには使えるけれども、2ウィークビューティや2ウィークパールには使用不可・・。といった具合に、製品によって着色部分が反応するか否かが異なるようです。

カラコンのパッケージを見てみると、この製品には過酸化水素を元にしたケアシステムは使用できません、という具合に記載しています。これもケア用品の商品名を名指しではなく、「クリアケア」が過酸化水素によるケアシステムであるということを見逃してしまうと困ったことになります。

ですので、カラーコンタクトを使用する方は双方を確認する必要があるのです。誤った使い方をすると、目に炎症や障害を起こす原因になりますのでご注意くださいね!

お風呂でキレイにリフレッシュ♪

温かいお風呂に入るのが楽しみな季節になってきました!しかし忙しいとついつい面倒臭くもなってしまい、朝にシャワーだけで済ませてしまう…という方もいると思いますが、夜にお風呂にしっかり入る、ということはたくさんのいいことがあります。

まずはなんといっても、お風呂に入ればお肌に絶大な効果をもたらします。
身体が冷えると血行が滞り、皮膚の働きが悪くなってターンオーバーが不規則になってしまいます。肌が暗く、くすんだ色になってしまうのです。
お風呂に入って身体を温めると血行もよくなり、毛穴が開き、汚れや皮脂が排出されてお肌がキレイになります。しかしお風呂上がりの肌はとても乾燥しやすいので、すぐにしっかり保湿をしましょう。

疲れている夜は一刻も早く眠りたくなってしまいますが、疲れている時こそお風呂にしっかり浸かることが大切です。
同じ睡眠時間でも質の高い睡眠を取ることによって疲れがリセットされます。お風呂で身体を温めると熟睡することができるので、疲れが溜まらない身体になるのです。お風呂にしっかり入って眠った次の日は、昼間に眠気を感じることも少なくなると言われています。

いいことだらけのお風呂、お気に入りの入浴剤を見つけて今夜からしっかり湯船に浸かってみてください♪
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サーマクールが、CPTになりました!

たるみの改善の最先端をいくサーマクールが本日より新しくなりました!

サーマクールCPT今までのサーマクールNEXTよりも、さらに痛みが軽減される【サーマクールCPT】が導入となりました。

CPTとは、C・・Comfort(痛みが少なく快適)、P・・Pulse(照射)、T・・Technology(技術)という意味で命名されたものです。

その名の通り、一番の変化は「痛み」の部分にあります。当院で使用していたサーマクールNEXTというシリーズも、発売当時は痛みが軽減されたというものでした。しかし、施術の最初の内は何とか耐えていても、だんだんと照射が進むにつれて熱くて痛いという感覚が伝わりまた。

今回、この痛みので伝導がよりなされにくいというゲートウェイコントロール理論から作られたのがサーマクールCPTなのです。
サーマクールCPT_痛みの軽減照射の際に、痛みの原因となる熱などの伝導より一緒に伝わる振動のほうが多く脳に伝わるようにできているので、結果として「痛くない」という状態を保つことができます。より快適にサーマクールの施術が受けられるようになったのです。

また、価格も改正となります。
お顔用は400ショット(¥200,000+税)と、600ショット(¥240,000+税)のチップのみとなります。目元専用のサーマアイは現状通り継続です。 サーマクールCPTは完全予約制での施術ですので、お電話にてご予約の上、ご来院ください。【予約TEL:047-425-3002】

ものもらいになったら、眼帯をする?

ものもらいものもらい。まぶたのあたりが赤く腫れあがってしまう、有名な目の病気です。症状の程度にもよりますが、ぷっくりと炎症を起こして腫れていると、風が吹くだけでも痛いんじゃないかと思うほどです。

そこでよく質問を受けることなのですが、

「眼帯はしたほうが良いのか?」ということです。

すでに眼科に来院する時に眼帯をされて起こしになる方もいらっしゃいます。これは心理的に眼帯をしていると炎症部分が「保護されている感」があるのでしょうか?もしくは、こんな腫れぼったい目を他人に見られるのは恥ずかしくて隠しているとか?ただ、何となく?など、理由は様々あると思われます。

しかし、結論から申し上げるとものもらいの時に眼帯はしない。これが第一選択です。

理由としては、眼帯をしていると雑菌が繁殖してさらに悪化させてしまう原因になるからなのです。とくにお子さんの場合は視力の発達に影響が出てしまうこともあるので、むやみに眼帯をすることは避けるようにします。ただし、症状によって先生の指示がある場合はそれに従ってください。

ビタミンCと白内障の予防。

白内障は老化現象のひとつでもあり、年齢とともに発症するのは避けて通ることはできません。しかし「予防」という意味では、ビタミンCを摂取することが有効です。

白内障を悪化させる原因のひとつに、「紫外線」が挙げられています。紫外線を浴びると活性酸素が発生して、水晶体にもともと存在するたんぱく質やヒアルロン酸成分に異変が起こります。これらが白内障の原因になっています。

活性酸素を除去するために、目の中にある抗酸化作用を持つ成分「ビタミンC」が応戦に出ます。ですが、ビタミンCが不足している方とたくさんある方では防御力に差がでます。これが白内障の進行や早期の発症に影響します。そのため、ビタミンCをしっかり摂取していれば、白内障の予防につながるというわけです。

ビタミンCは水溶性ですので、長時間体内にとどまることはできません。一度に大量摂取ではなく、こまめに補給することが好ましいと言われます。よくテレビのコマーシャルなどで言われる1日1000mgは健康を維持する目安ですが、「予防」という観点で考えると2000~3000mgの摂取を目標とすると良いです。

リポ-カプセルビタミンC当院でも、効率よくビタミンCを摂取できる「リポーカプセルビタミンC」をとり扱っています。吸収率が一般のサプリメントなどに比べ約2倍となっています。ご希望の方は受付までお申し出ください。

高眼圧症

眼科医眼圧が高いと緑内障が疑われますが、眼圧が高くても緑内障と診断されないこともあります。

緑内障と診断される際、「眼圧」「視野の欠損」「視神経乳頭の異常」が判断基準に挙げられています。眼圧の値は正常範囲は10から20mmHgといわれていますが、この数値を超えていても、視野に欠けたところもなく視神経乳頭に異常もなければ緑内障ではないと判断されます。

この眼圧だけが高い場合は「高眼圧症」とよばれます。

高眼圧症と診断になっても、今後緑内障になっていないかは定期的に検査を受けて確認をしていく必要があります。

高眼圧症と診断後、真の緑内障になる方は10%超といわれています。視野が欠けたとこに気がついたときには、緑内障はかなり進行した状態になっているので、安易に眼科受診をやめてしまうのは危険です。先生の受診指示を守るよう心掛けてくださいね!

クリアケアにそのまま使えたユニザイム。

A子友人より、「ユニザイムがなーーーいっ!どこの店にもなーい!」と先日言われました。
ユニザイム
そもそもユニザイムとは、アルコン社(旧チバビジョン社)から発売されていたソフトコンタクトレンズ用のタンパク除去剤です。これがついに製造販売中止となり、店舗の在庫も売り切れてしまった頃・・というところでしょうか。

AOセプトクリアケアかつては同社からトリソフトやデュラカラーなど、さまざまなソフトコンタクトレンズが製造されていましたが、今や使い捨てコンタクトの時代となり、現在はエアオプティクスシリーズで定期交換タイプ、デイリーズシリーズでディスポーザブルタイプの製造となっています。

ディスポーザブルタイプはケア不要。そして定期交換タイプは、汚れが溜まってくる2週間とか1ヶ月でレンズを捨てて真新しいレンズにして使用していきます。タンパク除去の必要性も「絶対」から、「必要に応じて」とされるようになりました。さらにエアオプティクスシリーズに至っては、独自のプラズマコーティングにより「たんぱく質」の付着量が極めて少ないというものです。

そうすると、ケア用品というのは自社のレンズを元に製造される傾向があるので、タンパク除去剤は同社製品を使用するのであれば【不要】という判断になったのでしょう・・。

しかし、ユーザー側にとってはクリアケアに直接入れてタンパク除去ができるのは「ユニザイム」のみ。レンズそのものは、寿命がくるまで使えるようなタイプを使用している!というケースが多いのですね。

そうするとタンパク除去だけは別で用意する必要が出てきてとても不便な感じです。同社からはオプティフリーが販売されているので、「こすり洗い」ができるようであれば、たんぱく除去剤はデイリークリーナとの併用を案内しているようです。(ちなみにオプティフリーとクリアケアは併用できません。)

こすり洗いが苦手なのでクリアケアにしていた!ということであれば、コンセプトワンステップやファーストケアEXなどにシフトしていく他なさそうです。もしくは、これを機に使い捨てタイプなどに乗り換えるほうが、眼病を未然に防ぐ上では良いかもしれません。

ストレスを溜めすぎると、視界がゆがむ?!

今回は表題のとおり、過度のストレスが眼病を発症させるという点についてお話いたします。

特にこの病気が起こりやすりのは、男性の30代~40代くらいの方といわれています。この年代だと毎日の仕事や家庭の事など様々なストレスを日々抱えているかと思いますが、これを溜め込みすぎると中心性網膜炎、正式には中心性漿液性網脈絡膜症(ちゅうしんせいしょうえきせいもうみゃくらくまくしょう)という病気にかかることがあります。

どんな病気かというと、物を見るために重要な網膜の下に水が溜まって物が歪んで見えたり暗く見えたりと生活上に大きな支障をもたらします。眼底検査をすることによってすぐに診断されますので、こういった症状がある場合はすぐに眼科を受診してください。

実際に眼底の断面を撮影してみると、明らかな違いがわかります。
正常な眼底中心性網膜炎
左側は正常な眼底の断面図です。右側は中心性網膜炎を起こしている断面図です。

右側の写真の赤い丸枠に囲まれた部分に、三角の突起が見えます。網膜の下に水が溜まって中心部分が盛り上がってしまっているのがよくわかります。水が溜まった位置によって、視力低下や歪み、色覚異常、暗く見えるなど症状が異なります。

もし、中心性網膜炎と診断されてしまったら、何よりもリラックスして休息をとることが大切です。これが第一段階の治療と言われています。症状によっては薬やレーザー治療になるケースもありますがともかく休息することが大切です。また、失明に至るまでの事はほぼありませんが再発しやすい病気です。再発を繰り返していると視界のゆがみが残ることがあります。

視力検査、0.1以下はどうなるの?!

ランドルト環親御さんが視力が良い場合、お子さんの視力が例えば0.1になっていたことを聞くとやはり驚かれます。通常は1.0あれば視力は良いという一般的な学校視力をご存知であるからだと思います。また、「この下の視力はあるんですか?」という質問を受けることがよくあります。

無論、0.1以下の視力も存在します。ただし、数値で表せるのは0.01までとなります。

視力0.1→0.08→0.05→・・・・・・・→0.01といった具合で、どんどん数値が小さくなりますが0.01の下は0.009と小数点第3位で表すことはありません。

しかし、0.01より下がったからといって、目が見えなくなるわけではありません。50cmの距離でも0.1の指標が見えなくなったとき、すなわち0.01の視力がないとされた時は、他者の指が何本見えるか、眼前何cmの距離のところまでなら判別できるかということを調べます。指数弁という視力評価になります。

これもダメ・・・。となると眼前何cmのところで他者の手が動いているのが判別できるかを調べます。これは手動弁という視力評価になります。

そして、これもダメ・・・。となると、暗室で光が確認できるかを調べます。これが最後の検査です。光が見えれば、光覚弁という視力評価になります。最後になりますが、光も見ることができない=全盲(視力0)ということになるのです。