船橋で女性のための眼科作りを!

船橋さくら眼科

さくら眼科にいらしていただいた患様はすでにお気づきの方もいらっしゃると思いますが、院長をはじめスタッフはほぼ「女性」です。

眼科に行くと、「怖そうな男の先生で子供が泣いてしまった」とか、「相談したいが、話しかけにくかった」とか、「怖かった~~」とか、こんなお話をよく耳にします。眼科というと、男の先生が威厳をもった感じでどーーんと構えているようなイメージがあると思います。

しかし、さくら眼科はそんなイメージを払拭するような眼科をつくることを目指しています。院長&スタッフの平均年齢は、軽く30歳越えなので落ち着いた雰囲気も作れればよいなと思っています。アンチエイジングに励み、実年齢と外見が非常に一致しないスタッフもいます(笑)

院長は常勤ですので、診療中はいつお越しいただいても大丈夫です。美容皮膚科の診療も併せて院長が行っていますので、シミ治療やたるみが気になったりなどあるは、眼科の診療でいらしたときでもご相談できますよ。目に異常があったときはお子さんを連れてでも、旦那さんと一緒にでも気軽に来院していただけたら良いなと思っています。もちろん、男性スタッフもいますので希望の方はお声がけください^^

ドライアイかどうかをチェックしてみましょう!

簡単にできるセルフチェックとして、ドライアイの一般的症状を上げてみます。5つ以上が当てはまれば、ドライアイの可能性が大きいとされますから、眼科の先生にご相談なさってみてください。

◆目が疲れやすい

◆目の乾燥感を感じる

◆しょぼしょぼする

◆ゴロゴロ異物感みたいなのがある

◆目が重い感じがする

◆目が痛い

◆目の違和感が抜けない

◆メヤニがよく出る

◆目に赤みがある

◆まぶしさを感じる

◆物がかすんで見える

◆涙がでる

たかがドライアイと侮ってはいけません。目に涙がない(=防護服のない)状態は、目に傷をつけたり視力不良にもつながります。

特に「パソコン」「エアコン」「コンタクトレンズ」は、ドライアイ症状をつくる3大原因です。意識的な瞬きをする回数を増やしたり、点眼薬を併用するなど、目の表面はいつも潤っている状態を保ちましょう。

後発品(ジェネリック医薬品)ってご存知ですか?

最近ですとテレビCMとかでも告知されるようになってきましたが、まだまだこの「後発品(ジェネリック医薬品)」というのをご存知ない方も多いのではないでしょうか。

製薬会社さんがお薬を開発して、その薬が新薬(先発品)として世の中に出回る時、特許をとって類似品などを他社がつくることができないようになっています。新薬を開発したりするには10数年以上の長い期間と開発費など数100億円の費用がかかりますから、そのくらいの対価はあってよいのかもしれません。

しかし、その特許が切れると他の製薬会社 も同じ成分で名前を変えて発売を始めます。新薬開発費に比べると期間も短く、1/10くらいの費用で作れてしまうようです。これが後発品(ジェネリック医薬品)と呼ばれるものです。

同じ成分で効き目もほとんど変わらなければ、後発品のほうが患者さんにとってもコスト的負担は減ります。私自身も疲れ眼の目薬は「サンコバ点眼薬」ではなく「コバラム点眼薬」とか使っていたりして。

しかし、主成分が同じということであり、すべてにおいて全く同じものではないということだけはお伝えしておきます。製法やら添加物やらは異なるかと思いますので、
先生や薬剤師さんと相談の上、選択をされるほうが良いでしょう。当院では院外処方箋による一般名処方を行なっています。先発品でも、後発品でも患者さんが選択できるようになっていますよ(※先生から指示のある場合は除きます)目薬といっても薬です。ご自身の使用しているお薬がどんなものなのか、調べてみるのも良いかもしれません。

近視の人は、老眼にならないというのは本当?

友人と話をしていると、こんな話を耳にしました。

「私の母は、目が悪いから老眼にならないみたいだよ!」

こんなことが実際にあるのでしょうか?
結論から申し上げますと、残念ながら老眼にならないというのは間違いです。年をとると、誰でも老眼になります。

しかし、友人母のようにもともと手元にピントが合った目をしている方もいらっしゃいます。裸眼で手元の新聞や携帯が見えますから、老眼になっていないような錯覚にとらわれますが年齢相応の調節力の低下は起こっているものなのです。

このような眼の方は、たいてい若いときは「近視用の眼鏡」を使用していたかと思います。(学生であれば後ろの席からでも黒板が見えるような眼鏡です。)では、現在も遠くが視力1.0見えるような眼鏡をかけた状態で、手元がはっきりと昔のように見えるかというとそうではない、ということにお気づきになるでしょう。

学生の時であれば、黒板を見るときに眼鏡を掛けて教科書を読むときに眼鏡を外すなんてことはありません。これは離れた黒板のにピントが合っている状態から、手元の教科書へ視線を移してもピントを調節する機能がきちんと働いているからなのです。年をとるにつれてこの機能が低下し、黒板が見える状態から教科書にピントを合わせる力が弱くなってしまうわけです。これが老眼と呼ばれる現象なのです。

つけまつ毛のせいで、眼瞼下垂になる危険大?!

先日、とあるメーカーの営業さんからこんなお話を伺いました。「まぶたが、つけまつ毛を持ち上げる仕事量は、お相撲取りの力士を持ち上げるのと同等くらいある」ということです。これは驚きです。

年を重ねるにつれて乏しくなってくるまつ毛を増やそうと試行錯誤する今。マスカラでまつ毛を盛ったり、つけまつ毛やエクステなどを試したりしますが気軽にできるような雰囲気ではなくなってきてしまいます。

まつ毛も加齢とともに、量が少なくなり、細くなっていきます。このような症状が起こる原因は血流が大きく関係しています。血液は酸素や栄養分をまつ毛の生える細胞に運びますが、それをさえぎる行為(上述のようなことですよね・・)を行うとまつ毛はどんどん痩せ細っていきます。

一例として、つけまつ毛をつけた状態でまぶたを持ち上げる1年分の仕事量は約95kgの物を1cm持ち上げるのと同じ負担がかかります。約100kgのお相撲取りを持ち上げるくらいの負担がかかるとは驚きます。(※片目あたり、つけまつ毛の重さを0.02gとし、1日6時間寝て、5秒に1回まばたきをし、1回で5mmの距離のまばたきをするとした計算の場合)

これを放っておくと、眼瞼下垂(がんけんかすい)になりやす状況をつくりあげることになります。眼瞼下垂は、まぶたが垂れ下がり視界が狭くなるため、常に眼を開こうとして筋肉が緊張状態となります。肩こりや頭痛も引き起こす可能性があります。せっかく若々しくみせるために使用したつけまつ毛がこれでは逆効果です。ちょっと考えさせられるお話でした。

目薬のさし方

薬(くすり)というと、内服(飲むお薬)をイメージされる方が多いと思います。薬の飲み合わせとか、飲む時間帯とか複数の種類を投薬されている方は気になるところです。しかし、こういった気遣いは「目薬」にも必要です。直接飲み込むものではないからといって、安易に考えていると体に不調をもたらす危険があります。

点眼して体内に取り入れるものでも、薬は薬です。仮に充血が酷いからといって、むやみに目薬をさしたり、医師の指示なく使用したりするのは絶対にやめましょう。また、点眼薬も涙腺から薬の成分が体内へ取り込まれていきます。点眼後はなるべく(図1)のように、目頭のあたりを指でしばらく押さえて不必要な量が体内へ回るのを回避させるようにします。

(図1)

また、複数の点眼液を使用する際は、先生の指示通りの順番で使用します。1つ目の薬を点眼した後、5分程度空けてから2つ目の薬を点眼するようにしましょう。

コンタクトレンズを使用されている方は点眼時はレンズをはずし、点眼後5分程度してから装着するようにします。(先生から、レンズの上からでも点眼可と指示があった場合はこの限りではありません)目薬も正しい用法・容量を守って使用することが望ましいのです。

遠近両用コンタクトレンズの見え方【ワンデータイプその2】

遠近両用コンタクトの見え方についてよくお話を耳にすることがあります。「現在、遠近両用コンタクトを使用してるが、見えにくい」

もっとよく伺ってみると、次のようなときに見えにくいと感じているようです。

1)夜、もしくは暗いところで遠くも近くも見えにくい。

2)片目ずつ見ると、ぼやける。

当院に限らず、処方時に説明をさせていただいている内容ではあると思いますが、よく伝わっていなかった。聞いたけど忘れてしまったなどということもあります。

1)の原因については、瞳孔が大きく関係してきます。瞳孔はまぶしい時は「縮まり」、暗いところでは「広がり」ます。この瞳孔の動きにより、遠近両用コンタクトをしている、いないに関わらず見え方に変化が起きます。暗い所では瞳孔が広がることによって、ピントを絞る目の機能が弱くなるため事が遠くよりより近くが見えにくく感じます。また、暗い所に目が慣れる(暗順応)までに時間がかかることにも影響されます。そうしますと、夜に本を読むような時は照明の明るいところで読むことにより、見え方のストレスは改善されるはずです。

2)については、ソフトコンタクトレンズは目の真ん中に安定するものでははありますが、よくみると微妙に耳側にずれる傾向があります。

この状態で片目ずつ見ると、それぞれ「中心部の像」と「耳側にぶれた像」が残るため見えにくさを感じます。しかし、両目で見ることで耳側にずれた像より中心部の像が鮮明に見えるようになるためぼやけ感が改善されます。片目ずつでは見えにくいけれど、両目で見れば問題ないという方は遠近両用レンズの適応範囲内ですので安心なさってください。遠近両用タイプでは、片目でみるとぼやけるが両目で見たときに違和感がないといわれるのはこのためです。

こういったレンズの特性を知っておくと、なぜ見えにくいのかという事がご自身でも納得いくかと思われます。

Myメガネを持参してください。

眼科受診の目的は様々かと思いますが、そのときは是非「今ご使用中のメガネ」を持ってきてください。数年前に作ったけど使ってない、引き出しに眠っているという方もです。

◆今、どういった見え方をしているのか。

◆目に合ったものを使用しているのか。

◆コンタクトレンズを作るけれども、ちゃんとメガネも併用できる準備があるか。

◆「使わない」メガネなのか、「使えない」メガネなのか。

確認させていただきたい内容は盛りだくさんです。確かに当日の検査結果に基づいてメガネ処方などが行われますが、視力というのは、単純に1.0が見えるから良いというものではありません。

その方にとってストレスのない見え方というのが重要で、0.7くらいで十分と感じる方、1.5くらいないと見えにくいと感じてしまう方、これは人それぞれです。生活スタイルも必要とされる日常視力も異なるでしょう。

人間はそれまでの慣れている見え方と比較されますので、数値的に1.0見えようが、そうでなかろうが満足のいかないケースにぶつかります。例えば、50歳の方で今まで1.5月見えるメガネを使っていたとしましょう。親切心で、年齢的な調節力などを加味して1.0くらいに合わせてメガネを提案したとしても、作ったメガネが極端に見えにくくなったと感じてしまう場合があります。

他にも、疲れやすいとか頭痛がするとかいうケースであっても、今の見え方(眼鏡使用中の方はとくに)というのは、何故つらい症状が出てしまっているのかを判断する重要な要素です。度数だけではありません。瞳孔間の距離や、フィッティング、レンズのデザインが合わなくても不調は起こります。遠近両用なのに、レンズ面積の極端に小さいデザインだと視力は安定しにくくもなります。まだまだあります。球面レンズであれば視力が出るのに、薄型非球面にしたため視力の出方が測ったときと変わってしまった等、検査日の測定が全てではないのです。

来院する際は是非、ご使用中のmyメガネをご持参くださいね。

「虹を真下から見ると、どうなっているの?」と質問を受けました

ふと空を見上げると綺麗な虹が見えた!一度は見たことがあると思います。以前、虹はいつもこの写真のように横に伸びたイメージしか見たことがない。虹の真下まで行ったら、どうやって見えるかな?と聞かれたことがありました。

すごい発想力と賞賛したいところですが、残念ながらそれを叶えることはできそうもありません。そもそも、虹はどうして見えるのかという点を考えてみたいと思います。

人間が「虹が見える」と認識する為には、光の屈折が大きく関係しています。例えばある地点Aで、雨が降っているとします。少し離れたB地点では晴れていて、C子はこのB地点にいるとします。B地点にいるC子が、A地点の方を見るとA地点で降っている雨粒が太陽の光に照らされ反射します。その反射した光が、C子の目に入ったときに虹として認識されます。そのため、この光の屈折の角度と反射の条件などが一致しないと人間は虹を見る事はできません。反射の角度により、赤に見えたり黄色や青に見えたりします。そのような訳で、C子がB地点からA地点に着いて空を見上げたとしてもこの光の屈折が目に認識されることはありません。

ちなみに、虹が7色というのは日本をはじめとした少数国での認識なのです。通常、世界で虹は何色と聞けば6色とされています。さらには2色と認識する国もあるとか?!色の認識は面白いものです。

これも余談となりますが、信号機の色は日本では「赤信号」と「青信号」と呼んでいます。しかし、世界共通で定められた信号機の色は「RED(赤)」と「GREEN(緑)」です。信号という文化が日本に導入された時に、日本には緑という色の概念が馴染みにくかったようで「青信号」という呼び名で広まったようですね。

どちらの図形が鮮明に見えますか?

A子の友人が視力検査に来たときのことです。

「この図形を見てください。」

「 赤い方にある図形(二重丸)と、緑の方にある図形。

どちらにある図形の輪郭が鮮明に見えますか?同じ程度ですか?」

と聞かれて、「どちらかといえば、赤いほうかな」と答えたようです。しかし、「何がこれで分かったの?」と後から質問を受けました。

行われたこの検査は、「赤緑テスト」と呼ばれるものです。しかし、1+1=2のような絶対的 答えがある検査ではないので、見えたように素直に答えてもらえれば問題ありません。どちらの方にある図形が鮮明に見えたからといって間違いがあるわけではありませんのでご安心を。

このテストは、「近視の状態の場合でみると、赤いほうにある図形が鮮明」「遠視の状態でみると、緑のほうにある図形が鮮明」「正視の状態でみると、どちらにある図形の鮮明さも同等程度」という見え方になります。眼が色収差を起こす現象を利用した検査になっています。

A子友人はコンタクトをつくりに来ていたときにこの検査を受け、もともと近視眼なので過矯正(度が強く入りすぎていないか)のチェックをするときに行われたようです。答えたのは「赤い方の図形」でしたので、近視眼であれば過矯正になっていないという判断の目安になります。

こういった仕事をしていないとこれは何の検査をしているのだとう?と疑問に思うものなのですね。説明の方法にも気を配っていきたいところです。