赤ちゃんが寝るときに電気を消すと、将来近視になりにくい

我が子の身長はどのくらいまで伸びるのかな。

どんな声でしゃべるのかな。

将来どんな仕事に就いているのかな。

親であれば我が子の成長は大変楽しみな事です。元気に育ってほしいことを願わない親はいません。
赤ちゃん

ところで目について申し上げると、子供が将来近視になる確率を下げる方法があるのはご存じでしょうか。あくまでも確率の話ですが、簡単に実践できるのであれば試してみたいところですよね。

では実際に何に気をつければよいかというと、

「寝るときの部屋の明かり」

これが大きく、子供の近視の進行に影響してくるようなのです。

かつてこんな研究結果が報告されています。ペンシルベニア大学の眼科研究チームが赤ちゃんの時にたとえ小さな豆電球であっても、明かりを付けたまま眠ると近視の進む原因となるというものです。近視になった結果は、

*真っ暗な部屋で寝た子→10%
*豆電球の部屋で寝た子→34%
*明かりを付けたままの部屋で寝た子→55%

真っ暗な部屋で寝た子とそうでない子。たったこれだけの事でこんなにも差が生じています。電球1つで将来近視になる確率が変わるなら、真っ暗な部屋で寝かせてあげようと思いますよね。年齢的には生まれてから2歳ごろまでの環境下だそうです。

2歳児の4割弱は、スマホやタブレットを使用しているという事実。

先月、内閣府が子供たちがスマホやタブレット端末などの機器を利用しているのか調査した結果を公表していましたね。

スマホA子が驚いたのは2歳児の結果で、37.4%がこのような機器にすでに触れているという事実です。約4割ってスゴイ数字だと思うのですがいかがでしょう?そして、2歳児が何をスマホとかで見ているの?!ってビックリしました。

2歳といえば眼科でもようやく視力検査が出来る?出来ない?練習すればできるかな?くらいの年齢です。それがスマホが使いこなせるのか?って思ってしまいますが、親のパスワード画面のロックを解除したり動画を見たりすることがすでにできるようなのです。親が普段やっていることをよく見ていて真似をしているということでしょう。

画面をタップ、スワイプ、さらにはピンチアウトさせたりと操作しちゃうわけですから大したものです。意思を持ってというよりは、興味本位で触っているのかもしれませんが^^;

さらに親側からすれば子育て用のアプリとかも配信されていたり、公共の場で子供が泣き出したときにyou tube 動画を見せると泣き止むとか、活用の幅は広いようです。

しかし、スマホやタブレットなどの機器からは目に有害は”ブルーライト”が発せられています。また、目の成長期にピントを近くに合わせすぎている状態を長時間続けるのは近視の進行にも影響してきますから、使用する時間など十分に注意して利用することが望ましいとされています。

近視と日照時間の関係。

視力の良い県トップ3 鹿児島県、熊本県、岡山県

視力の悪い県トップ3 北海道、青森県、秋田県

紫外線と太陽という結果が挙げられています。突然ですが、この差って何でしょうか?

正解は「日照時間」だそうで、太陽の光を浴びている時間が多いと近視になりにくいという訳です。すでにオーストラリア国立大学の研究チームがその効果を発表しています。

それによると、【太陽光を浴びることでドーパミンが放出され、眼球が細長くなり目に入る光の焦点が合わなくなる「近視」の状態になるのを防ぐことができる】とされています。また、蛍光灯やパソコンの光では効果はないようです。

太陽光を浴びすぎるのも紫外線による網膜や水晶体への悪影響が懸念されますが、1日2~3時間、屋外で過ごす程度で近視予防の効果はあるようです。

特にお子さんの近視の進行が心配!ということであれば、積極的に外で遊ばせることが、いますぐできる近視予防対策と言えるでしょう。