屈折異常(くっせついじょう)
屈折異常とは
屈折異常とは、近視・遠視・乱視・老眼など、物がはっきり見えにくい状態のことを指します。
正視
ピントが合っていて、物が鮮明に見えている正常な状態です。
近視
手元に焦点が合い、遠くがぼやけて見えます。
例えば以下のような症状があります。
- ●後ろの席から黒板の文字が見えにくい
- ●車の運転で遠方が見づらい
- ●テレビに近づいて見る
- ●目を細める癖がある
- ●遠くの友人の顔を認識しにくい
遠視
遠くも近くもピントが合いにくく、目が疲れやすくなります。
特にスマホや本を見るときに疲れやすいのが特徴です。
乳幼児期は調節力が強く、通常の検査では見逃されることがあります。見えにくさを放置すると目の発達に影響を及ぼす可能性があるため注意が必要です。
- ●まばたきが多い
- ●集中力が続かない
- ●落ち着きがない
こうした行動が見られた場合は、早めに眼科を受診しましょう。遠視では、医師の指示で矯正メガネを常用することがあります。
乱視
どこにも焦点が合わず、物が二重に見えたりにじんで見えたり、眩しさを感じる事もあります。
特に夜間や雨の日など、薄暗い場所で症状を強く感じやすいです。
軽度から中等度であればメガネやソフトコンタクトレンズで矯正できます。強い乱視ではハードコンタクトレンズが必要な場合もあります。自分に合った矯正方法は医師と相談して決めましょう。
老視(老眼)
年齢とともに水晶体が固くなり、ピント調節力が低下することで起こります。
手元にピントが合いにくくなり、近くを見る作業が不便になります。
誰にでも起こる自然な現象であり、見たい距離に合わせた老眼鏡や拡大鏡などを活用します。
屈折異常の図解



- 正視:網膜上に焦点が合っていて良好な視力
- 近視:網膜の前に焦点があり、眼軸が長い
- 遠視:網膜の後ろに焦点があり、眼軸が短い
いずれの屈折異常も、メガネやコンタクトレンズで矯正して視力を確保します。近年ではレーシック手術などの選択肢も増えています。
まとめ
視力の状態は健康診断などで把握できます。
成長期の子どもでは発達に影響し、大人では疲れや仕事への影響も考えられます。
また、白内障などの病気が原因で似た症状が出る場合もあります。
年齢にかかわらず、見え方の違和感を放置しないことが大切です。