乱視用ハードコンタクトレンズ。

一般的に乱視がある方は、通常はハードコンタクトレンズを装着することによって乱視を矯正します。しかし乱視にもさまざまあり、一言では括れないものです。乱視の分類で言えば「角膜乱視(黒目のカーブが縦横差がある)」、あるいは「不正乱視(黒目の表面が凸凹している)」を持っている方がこの処方選択になります。

乱視用ハードコンタクト単純に、乱視がある(=イコール)ハードコンタクトレンズを装着して全員の方が視力矯正されるわけではありません。例えば角膜乱視が極めて強い方は、通常のハードコンタクトレンズでは目に対するフィット具合が悪いため、異物感が強く装着していることも困難になることがあります。そういった場合は、乱視用ハードコンタクトを使用することによって症状が改善します。このタイプのレンズは黒目によりフィットするようレンズのカーブ形状が縦横で異なるように作られているため、通常のハードコンタクトでは耐え難かった装着感がするような作りになっています。黒目にフィットするということは、視力矯正の安定性も期待できるということにつながります。

また、ハードコンタクトレンズを装着した時だけ乱視が出現してしまう「持ち込み乱視」というものもあります。この場合は、持ち込み乱視を矯正する乱視用ハードコンタクトレンズが処方適用になります。(ケースによっては乱視用ソフトコンタクトのほうが良好になることもあります)

目の状態を検査してみて適合するようであれば先生からお話しがあると思いますが、今のハードコンタクトレンズにある強い異物感や見え方の不調が続く・・という方は、遠慮なくご相談ください☆

窓際で寝ると、シミが増える原因に。

太陽と紫外線紫外線に当たるとお肌に「シミ」ができるというのはご周知のとおりです。しかし、部屋の中でも安心はできません。窓際にベッドを置いて寝ていると、紫外線にあたりシミが増えます。

紫外線というと、夏の太陽の下でギラギラしたところにいると日焼けするというイメージがありますが、紫外線にはUV-A、B、Cとあり特にUV-A波は家の中にいてもはいりこんでくるタイプになります。そのため家の中でも紫外線によるダメージを受けているのです。

「UV-A波」を防ぐには、日焼け止めクリームなどのパッケージに“PA”の値で表示されているものがその効果を表します。日中は屋内にいても日焼け止めを塗っておくと安全です。しかし、寝る時にまで日焼け止めを塗って寝るのは、快眠をある意味妨げそうですよね・・。

なので、寝室では窓際などUV-A波の入り口となるような場所で寝ない、遮光UVカット付き効果のカーテンを利用する、窓にUVカットフィルムなどを貼ってしまうなど、紫外線を防げる別の対策をたててお肌を守るようにしましょう。

ものもらい。1ヶ月経過しても治らない?!

「ものもらい」とひとくくりで呼ばれてはいますが、実は腫れた部分の膿を出してしまえば症状が比較的すぐに解消するタイプと、しこりができて長期に残るタイプがあります。

前者の場合は赤く炎症が起きて痛みをともないます。自覚症状があるので、すぐに眼科を受診される方が多いです。処置も膿を出すと数日で腫れが消え、1~2週間で完治します。しかし、後者の場合は痛いという自覚症状がありません。初期は小さなしこりのようなものができているだけという状態なので、眼科を受診せずに放っておかれる方のほうが多いのではないでしょうか。しかし、放置したまま完治するということは稀です。

場合によってはそのまま何年間も消失しないということもあります。しこりは少しずつ大きくなっていきますので、そのとき初めて「あれ?目が腫れた?!」と気が付くということも・・。しこりがあって、異物感などが強いときは切開して取り除くということになります。

少しでも目の異変に気づいたら、早めに眼科を受診するにこしたことはありませんね!

新品のハードコンタクトは、十分にすすいでから装着しましょう。

新品のハードコンタクトレンズにしたらよくあることなのですが、新品のコンタクトレンズを初めて装着すると

「 くもる ・ ・ ・」の一言。コンタクトレンズ

あまりにもボヤけるので、目からレンズを外してみると脂がレンズにベットリと付着。新品なのに何故?!不良品なのでは?と思う方もいらっしゃいます。

これはハードコンタクトレンズが涙になじみにくいために起こります。解消するには、装着する前にレンズをよくすすぎ洗いをしていただくことです。しかし、既に付着してしまった目の脂はクリーナーなどでこすってもなかなか取れないものです。付着させないように、よーくすすぎ洗いをしてあげてください。

ちなみに、ソフトコンタクトレンズでもこのような症状が起こります。使い捨てレンズのメニコン1dayマジックは、レンズがプレスされた状態になっており、保存液に浸っていません。レンズが涙になじむまで数分の間、視界がぼやけるというものです。気になる場合は、すすぎ液などですすいでから装着すると解消します。

また、シリコーンハイドロゲル素材のコンタクトも素材そのものに親油性があるとされているので、この症状が出るという報告もありました。アキュビューアドバンスやエアオプティクスシリーズを使用された患者さんからよくお聞きします。

花粉症対策でもプラセンタ。

美容効果としては認知度が高いプラセンタですが、 花粉症の予防にも一役かってくれるのはご存知でしょうか。

プラセンタは古来からその安全性に定評があり、 美容目的では、クレオパトラやマリーアントワネットらも 重宝していたと言われています。

プラセンタには、
☆免疫反応を正常にする
☆炎症を抑える
☆体質改善効果

といった特筆すべき効果があります。

さらに一般的に”薬”というものには副作用がつきまといますが、 重篤な副作用がいまだに認められないのがプラセンタの凄いところ なのです。薬は一時的に起こってしまった炎症を抑えるの働きをしますが、 プラセンタは、花粉によって起こるアレルギー反応そのものが起こらないように 体質改善していくのです。

メルスモンラエンネック

 

 

 

効果が出るには時間がかかりますが、そのぶん大きなリバウンドもありません。
毎年、花粉に悩まされている!という方はプラセンタを試してみてはいかかがでしょうか。
当院では「プラセンタ注射」と「飲むプラセンタ(カプセル)」を用意しています。

メガネをかけると”視力低下する”という心配は無用です。

初めてメガネを作成するように先生から指示がでると、頑なに作るのをためらう方がいらっしゃいます。理由を伺ってみると、

【メガネをかけると視力がどんどん下がる・・】というウワサを耳にされていて、メガネをかけずに頑張りたいということでした。この問いは、眼科で働いているとよく尋ねられることなのですが、メガネの女性A
【メガネをかける=視力がどんどん下がる】ということはありません☆

このことは、医学的に全く関係ないといわれています。

メガネを作る必要が出たということは、視力の低下が進行し始めたということです。メガネが目に合っているかどうかを定期的に調べていくようになりますので、使用していたメガネの度がまた進んだ!という場面によく出くわします。そのため、メガネをかけ始めたら視力がどんどん低下しているのではないかという誤解が生じているのではないでしょうか。

仮にメガネをかけずに頑張ったとしても、視力低下が進行していくのを止めることはできません。むしろ見えないというストレスの方が大きくなってしまうはずです。現状の目にあった度数で視力矯正を行うほうが賢明です。

目はアレルギーの影響を受けやすい。

花粉症そろそろ花粉対策を考え始める方も多いのではないでしょうか。目にアレルギー反応が起こると、充血したり、かゆみ、涙などが出るという症状が一般的です。

目にアレルギーが起こりやすいと言われる原因は、常に物を見るために外界にさらされていてアレルギーの原因となる物質が入りやすい状況に置かれています。また、まぶたの裏側は目と外部の器官を隔てているバリアのような膜になっています。そのため、アレルゲン物質が溜まりやすいところになってしまっています。

また、目に入ってしまった花粉などのアレルゲンは「人工涙液(じんこうるいえき)」という”防腐剤”が入っていないタイプの目薬で洗い流すように点眼して、目の外に出すようにします。洗面器やカップの中に液体を入れて、まばたきをさせるというタイプのものもありますが、カップの中にアレルゲンが溜まることになり、その中でまばたきをするのでは、アレルゲンを排出するという効果では、あまり意味がありません。まぶたに着いたアレルゲンを落とすには、洗顔をします。

今では花粉カット効果などのあるメガネも市販されていますので、有効に活用しましょう!

目の紫外線対策

黄色人種は虹彩が黒いため眩しさには比較的強い人種ですが、最近ではオゾン層の破壊により、目に有害な紫外線が降り注ぐようになっています。

紫外線のピークは春から夏頃ですが、冬でも全くないわけではありません。雪の照り返しなどは非常に強い紫外線になるので、注意が必要です。
紫外線は角膜や水晶体に影響し、白内障や黄斑変性症のリスクを高め、角膜炎などの眼障害も引き起こします。
もともと目には紫外線をカットする機能があります。明るいところでは虹彩が閉じて光を遮り、暗いところでは虹彩が開いて光をたくさん取り込むように働きます。
しかし最近では紫外線の濃度が高くなってきているため、紫外線の強い午前10時から午後2時頃の外出時には紫外線をカットするサングラスをかけるのがオススメです。
サングラスをする場合、気をつけたいのが色の濃いものです。色の濃いサングラスをかけて外出すると視界が暗くなるため、先ほど書いたように虹彩が開いて、より光を取り込んでしまうのです。そのため有害な紫外線も取り込んでしまうことになります。
サングラスを選ぶときは色の薄いものを選ぶといいでしょう。
曇りの日でも雨の日でも紫外線はあります。曇りの日にサングラスをするのはなかなか抵抗がある人は、UVカットの付いたメガネをするのもオススメです。簡単に出来る方法で紫外線から大切な目を守りましょう。
sunglasses

眼球運動で、記憶力をアップさせよう!

仕事でも勉強でもそうですが、覚えたいものがパッと覚えられたら本当に助かりますよね。特にこんな受験シーズンで追い込みをかけている学生さんは、良い方法ないかな?!なんて思っている方も多いのではないでしょうか。

眼科的に何かないかということであれば、「目」は脳の一部です。ということを思い出してみてください。

実は眼球運動をすると記憶力が上がります。どのように動かせばよいかというと、左右に目を動かせばよいのです。時間は30秒程度。また、動かす方向も上下に動かしたのではあまり効果はなく、一点だけを凝視しながら暗記などしようとしても、脳に記憶される効率が悪いようですよ。イギリスの大学での実験で、このような結果が出たと報じられています。

人間の脳には右脳と左脳があり、右→左。左→右と交互に眼球を動かすことによって、右脳左脳ともに活性化されるために、記憶力が高まるのではないかと考えられています。

普段の記憶力が少しでもアップすることを期待して、是非試してみてはいかがでしょうか。もちろん、眼球運動をしたから100点満点がとれるわけではないと思いますがね・・。手助けには良い方法なのではないでしょうか。

ちなみに右脳は体の左半分、左脳は右半分を制御しているといわれていますが、この2つに医学的に根拠ある違いというのは解明されていません。ちまたでは、右利きは左脳が活性化しているから理論的に物事をとらえられる人が多くて、左利きは右脳が活性化しているから芸術的感性が高い人が多いとかは言われていますけどね☆

睡眠時間が確保されている人は、体脂肪が減りやすい☆

仕事やお付き合いで忙しく、睡眠時間が短い方は活動時間が長いので、疲れなども影響してエネルギーを消費しがちに思われていますが、実は極めて太りやすい危険な状態なのです。

布団で睡眠をとる女性睡眠不足になると、『コルチゾール』という食欲を増すホルモンの分泌が増え、肥満体型になりやすい体内環境を作り上げられます。まさに脂肪を溜め込んでいくホルモンと言えます。

さらに、睡眠不足の状態だと食欲を刺激する『グレリン』というホルモンの分泌量が増えます。逆に食欲を抑制するホルモンの『レプチン』の分泌量が減ります。そのため、起きていと「お腹がすいた~」という食欲にかられ、食べ過ぎになってしまう可能性大です。

食欲旺盛になるホルモンが増加する一方、エネルギー消費に関係するホルモンは減少していきます。たとえば、睡眠中には『成長ホルモン』が分泌され、寝ている間も脂肪をを分解するためエネルギーが消費されます。成長ホルモンの脂肪分解する力は、1日平均300キロカロリーと言われていますが、睡眠不足になると成長ホルモンの分泌が、通常の1/3くらいに激減してしまうと言われています。

現代人の体内時計から考えると、
【午前0時~午前3時頃】成長ホルモンが分泌、
【午前3時~午前6時頃】にコルチゾールが分泌
されると言われています。

適度な睡眠6~7時間程度を確保することは、肥満になりにくい有効な予防策といえそうです。