最長が14日間、なのです。

2ウィークタイプのコンタクトレンズ、いわゆる2週間定期交換タイプの14日間。この14日間というのは、

” 使用できる最長の日数 ”

という意味なのです。

コンタクトレンズとケース何事もなければ、14日間は洗って使いなおしができます。しかし、開封時から14日間を必ず消化しなくてはいけないわけではありません。途中で真新しいレンズに替えることは、むしろ目にとっては良いことなのです。

とくに今の季節は花粉が飛び散り、コンタクトレンズを使用されている方にとっては異物感を感じたり、炎症をおこしたりしやすいのです。しっかりと洗っているつもりでも、レンズは汚れなどで劣化していきますから、開封初日のコンタクトレンズと14日目のコンディションが全く同じというのは考えにくいものです。

14日間を限度に使用できますが、それ以前に調子が悪くなるのであれば、その時点で捨てて新しいレンズを使用するようにします。

また、どうしても数日で不調が出るのであれば「メガネ」を積極的に使用するようにして、必要最低限でワンデータイプ(1回使いきり)を上手く併用していくと良いでしょう。

コンタクトレンズを作るとき、子供だけで眼科に行かせてもいいの?

お電話にてよくお問い合わせをいただく件になりますが、
「初めてコンタクトレンズを作りたいのですが、子供だけで眼科に行かせても良いかしら?」

今回のお問い合わせのケースでは、どうやら親御さんは平日は仕事で忙しいらしく付き添えないご様子。お子さんの年齢は15歳の高校生。もちろん、お子さん一人でいらしていただいて受診ができない訳ではありません。

コンタクトレンズとケースしかし、「初めて」コンタクトレンズの使用を考えているということで、できる限り一緒にいらしていただくようお願いしました。

できる限り一緒に来院していただきたいのは、初めてコンタクトレンズを使用する際にはどんな製品があって、どんな特長があって、どのように取り扱いをして、注意しなくていはいけない点など様々な説明があります。目の中に直接入れるものなので、軽い気持ちで即買いっていう訳にいきません。やはり家族の方が相談にのっていただき、一緒に理解することが必要なのです。

また、2回目以降の定期検査であれば、お子さんお一人でもスムーズに終了することが多いですが、急に近視や乱視が進んだ等と変化があったときには製品の種類を変えたりする必要があります。やはりできる限りは一緒に来院していただくことをお勧めいたします。

誤解されがちなワンデーコンタクトの意味。

使い捨てコンタクトレンズと一般的に呼ばれているコンタクトレンズの中で、【ワンデータイプ】と呼ばれているものがあります。

ソフトコンタクトレンズインターネット等での販売でコンタクトレンズが大変安易に購入できるようになったのと同時に、正しい使い方を知らないまま使用して眼障害を引き起こすということも無くなることがありません。

コンタクトレンズにおける「ワンデータイプ・1日使い捨て」の解釈ですが、これは「1回の使いきりで捨てる」という意味なのです。単純に「ワンデー」といえば、1日使えるという意味で解釈はできますが、1日の途中でも目から外したらそのまま捨てなくてはならないという補足部分が上手く伝わっていないのです。

例えば、
*朝の出社前にコンタクトレンズをつける→夜に帰宅、コンタクトレンズを外して捨てる。

というこのパターンであれば問題ありません。着けた後に一度も外すことをしていませんよね。

しかし、
*朝の出社前にコンタクトレンズをつける→昼休みに目が乾いたから、1度外す。保存液等でちょっとすすいでもう1度同じレンズを着ける→夜に帰宅、コンタクトレンズを外して捨てる。

これは誤った使い方になります。
外した瞬間に捨てますので、昼休みに着けていたコンタクトレンズを外したのであれば、それは捨てます。再度午後の仕事に戻るときには、新しいコンタクトレンズを着ける必要があります。

もうお気づきかと思いますが、ワンデータイプのコンタクトレンズは1日1枚の消耗ではないのです。1日のうちに2枚・3枚と複数枚を使用することも十分あり得るのです。

コンタクトレンズをもう何年も使用されている方からも、誤った使い方されているお話をよく耳にします。是非、使用方法を再確認してみてください。

学校生活でのハードレンズは使いにくい?!

学生お子さんたちが初めてコンタクトレンズを使う際に、現在はほとんどの方が使い捨てレンズ(すべて使い捨てはソフトレンズになります)を選択されています。

使い捨てレンズは、
*慣れるのが容易
*紛失してもスペアがすぐにある
*スポーツ時にも使用できる
など、初心者の方でも使いやすい要素がたくさんあります。

ところで、親御さんがハードレンズのヘビーユーザーの方ですとお子さんにもハードレンズを使わせたいという要望が出ることがあります。

できない訳ではありませんし、ハードレンズの酸素透過性や視力の矯正力はソフトレンズには及ばない点も数多くあります。

しかし、少々気になるのは学校生活で不便にはならないのか?という点です。

上記の使い捨てレンズのメリットは、ハードレンズのデメリットでもあります。ハードレンズは慣れるまでには個人差もありますが、平均3ヶ月程度がかかります。また、学校でレンズを紛失なんて事になれば見えずに苦労するかもしれません。さらに学校では体育の授業や部活動などで運動することもしばしば。運動時には外れてしまったり、割れてしまったりする危険性があるので、運動の際はハードレンズは外すことになります。

そういった点もふまえて、お子さんのコンタクトレンズの種類は決定されてみると良いでしょう。

マイデイトーリック(乱視用)を試してみましょう

日本初登場となった、シリコーンハイドロゲル(高酸素透過性)素材のワンデータイプ乱視用コンタクトレンズ。
その名も「マイデイトーリック」。眼科医からの評判も高いクーパービジョン社の製品です。
マイデイトーリック

乱視用コンタクトレンズを使用して困ることと言えば

*見え方を改善するにはハードレンズを勧められることが多いが、異物感に耐えられない

*ソフトの乱視用コンタクトでは、とにかく乾く。ブレがあまり改善しない。

*ハードレンズと比べると、酸素透過性もかなり低い。などが挙げられます。

これらの観点から比べると、マイデイトーリックは従来のソフトコンタクトレンズの乱視用より群を抜いて改善された存在となっています。

使いたいときだけ使える便利さもワンデータイプならではの良さです。もちろん紫外線(UV)カット効果もありますので屋外でのスポーツ時にも大活躍です。

まだ従来型素材のワンデー乱視用を利用している方は「マイデイトーリック」を試してみる価値は高いと思われます。

初めてのコンタクトレンズ、眼科の所要時間はどのくらいかかる?

コンタクトレンズを試してみたい。どのくらい診察や検査に時間がかかるだろう?というお問い合わせをよくいただきます。

コンタクトレンズを外す診察や視力検査、コンタクトレンズの種類などの相談も含めて大体40分程度+αが目安です。プラスαというのは、ご自身での装着脱練習時間とお考えください。この装着練習の時間は本当に各個人によっての差が大きくなります。本当に早い方だと、目に着けられました。外せました。と、ほんの数分でできてしまう方もいらっしゃる一方で、目に触れられずに着脱が一人でできず苦戦、また明日練習にいらしてくださいとなる場合もあります。

この後、何時から予定がある!とか、急がないと・・、と思えば思うほど焦ってしまって上手くできないという方もいらっしゃいました。出来る限りゆっくり落ち着いて装着脱の練習ができる時間と心のゆとりを持ってご来院いただくほうが無難です。

また、受付時間ギリギリに来院されますと、診療終了時間までに装着脱練習が終了しなかった場合はそこで中断となり、後日に再来院していただき練習の再開となりますので、時間には余裕をもっていらしてくださいね!

カーブがズレズレでも自覚症状がない?!

初診で現在使用しているのと同じコンタクトレンズを処方してほしい!というご要望の患者さんがいらっしゃいます。状態をお聞きすると、見えにくいなどといった不調は全く無し。視力も問題なく出ているようです。使っているレンズのデータもスマホで撮影してきたので間違いないとのこと。

ところが・・・。

ソフトコンタクト使用者本人も全く違和感すら覚えず、ずっと使っていたコンタクトレンズが残念なことになっていることがあります。

レンズのカーブが合っていなくて、「えっ?!レンズがズレる感じはしませんか??」と、思わず質問をしてしまうことが多々あります。

確かに使い捨てコンタクトレンズの場合、レンズのベースカーブと呼ばれるデータは多いものでも3種程度。ほとんどが1種~2種になっているので大抵の方の目にフィットすると見込まれて作られています。しかし、極端に目のカーブがきつい方や緩やかな方が誤った選択をされてしまわれていることがあります。

誤りの原因としては、インターネットで購入したというケースが大多数です。度数は一般の方でも結構気にされる方も多いようですが、ベースカーブというデータは見落とされがちです。これが合っていないと見え方だけではない不調をきたすことになるのですが、使い捨てレンズがソフトコンタクトであるということもあり、我慢できないほどの痛みや不調と感じない方もいるようです。レンズがずれていても、もともとコンタクトってこんなもんだと思っていました~。と仰る方も・・。

目に装着して、ひとまず不便ないからOK!という自己判断が角膜に大きな傷跡を残しかねませんのでご注意を!

ハードコンタクトは、専用のレンズケースを使いましょう!

「ハードコンタクトレンズが調子が悪いので、点検してもらえますか?」

そこで患者さんが取り出したケースは、ムム・・何と!平たい・・・・。これはソフトのレンズケースですと断言させていただきましょう。。。このような平たいタイプのものはソフトコンタクト用なのです。↓ ↓
ソフトコンタクトレンズケース
コンタクトレンズのケースにはハード用とソフト用がそれぞれあります。

これはレンズをそれぞれ良い状態で保管ができるということにも配慮があるのです。ソフトレンズをハードレンズ用のケースにしまうことはできませんが、逆は大きさ的に可能です。確かにハードコンタクトをソフトレンズ用のケースに入れることはできますが、傷がつきやすくなります。また、取り出しの際にレンズが割れたり変形する確率も高まります。

対して、ハードコンタクトを保管するケースはこのようにキャップにレンズが収まるようにフォルダー式になっているのです。洗浄後、水道水ですすぐときにも大活躍しますよね!
ハードコンタクトケースハードコンタクトケースbody
確かにコンタクトのケースという”くくり”で言えばどちらもケースですが、ハード用かソフト用かきちんと使い分けていただくと、結果的にはご自身のレンズのコンディションを良好に保つことにつながります。お心当たりのある方はすぐにお取替えくださいね!

コンタクトレンズに不良品?!

ソフトコンタクト使い捨てコンタクトレンズが主流になるにつれて、「不良品」なるものが報告されることが増えました。不良品の報告で多いのは、

  • レンズが2枚くっついて入っていた
  • 開けたときからレンズが欠けている、破れている
  • いつもと同じ度数をつけたのに視力が出ない
  • 保存液が蒸発してレンズが干からびていた
  • ブリスターの中にレンズが入ってない

といったものです。うっかり装着して、目に傷でもできたらとんでもないことです。A子はこういった仕事をしているので、”起こりうる事”という認識がありますが、一般の方ではビックリな出来事ですよね。

本来はあってはならないものなのですが、なかなか発生件数0にはならないのは事実です。また、不良品混入が1つ見つかると芋づる式に同じパッケージ内のレンズからさらに不良品が出てくることが多いのです。生産ライン上の不具合が原因といわれていますので、その前後で製造されたものは同じような不良品が混じる確率も上がると言われています。

現在、日本で販売されているコンタクトレンズはほとんどが海外生産です(台湾、アイルランドやアメリカなど)そのため、どうしても品質のチェックに見落としが多くなるのでしょうか・・・?!もし不良品を発見した場合ですが、絶対に目に着けずに購入した販売店や製造メーカーのフリーダイアルに問い合わせるなどして交換してもらいましょう。

ちなみに国内生産のレンズには、シード社のピュアシリーズとメニコン社のReiシリーズがあります。これらは個別の不良品報告についてはほとんど聞かないです。(というか、聞いたことあるかな?って考えてしまうくらいです)品質の信頼性では、やはり国産レンズが一番安心できそうです。

コンタクトレンズは常温保存で大丈夫です。

コンタクトレンズの保管ですが、自宅のどこで保管されているでしょうか?装着する場所の近くが便利なので、洗面所や化粧台の前などが一般的ではないかな?という予測ですが、冷蔵庫に入れているというお話をよく耳にすることがあります。

しかし、どの製品の説明書を見ても、言い回しは違えど「高温多湿を避け直射日光の当たらない、常温で保管してください」というような文面が記載されています。

ここで注意したいのが「どこで」という明確な場所が指定されていないので、勘違いされる方が出てきてしまいます。【直射日光の当たらない暗くて涼しい場所】というイメージがわき、冷蔵庫へ・・ということでしょうか。

冷蔵庫に入れておけば、野菜やナマモノも安全!と思いきや、コンタクトレンズはこれら食品とは別物です。冷蔵庫にいれると、コンタクトレンズの内部素材が凍結する恐れがあります。レンズ自体の劣化につながり、快適な視力矯正および目に異常をきたす原因にもなります。
冷蔵庫以外にも、洋服ダンスの中、その他不衛生な場所、高温多湿になるところは避けるようにしましょう。