ドライアイってどんな病気?

みなさん、こんにちは。

乾燥する季節になってきましたので、

今回のテーマは「ドライアイ」です。

ドライアイって何?

ドライアイとは簡単に言ってしまうと、目の表面が乾燥することで、角膜や結膜に障害が生じ、様々な症状を引き起こす病気です。例えば、目が疲れる、ゴロゴロする、見えにくい、痛み、充血などの症状があります。

1985年頃日本で疾患の概念が導入され、現在では潜在的な患者数は800万人にのぼるといわれています。コンタクトレンズ装用、スマートフォン、パソコン、高齢化社会で今後も患者数がますます増えると予想されています。

ドライアイの原因

なぜ乾いていくるのかというと、涙の分泌が少ない、または、目の表面の涙の層を維持できないくらい涙の蒸発が早すぎる、という場合もあります。

一般的に涙の分泌量は年齢とともに減っていきますので、年齢を重ねるとドライアイ患者も増えていきます。特に、男性より女性の方が多くなっており、これには女性ホルモンが深く関わっています。30~40代で女性ホルモンが減少してくると乾きを感じやすいと言われています。

また、ドライアイは環境要因も大きく関わっており、パソコン作業、コンタクトレンズ、エアコン、乾燥した部屋での作業などもドライアイの原因となります。

ドライアイの治療

主な治療法は点眼液、もしくは涙点プラグによる涙点の閉鎖です。

ドライアイの目薬は、涙液の不足を補うような目薬(ヒアレイン、ティアバランス等)と、涙のムチン(涙の安定性を高める)を産生し、質を正常化させるムコスタ点眼液、それから、涙の量、質、両方に働きかけるジクアス点眼液などがあります。

点眼で症状が改善されない場合は、涙点プラグを涙点に挿入し、涙の排出口を塞ぐことで涙を目に留めます。人口涙液よりも高い効果が得られやすいです。目薬点眼

 

ドライアイは軽度なものから重度なものまであり、検査してみるとシェーグレン症候群などの重症ドライアイを引き起こす病気であることもあります。

ドライアイのような症状が思い当たる、ひどくなってきた、など気になることがある場合は早めに眼科を受診しましょう。