紹介状(診療情報提供書)ってどんなもの?

〜クリニックでの発行の流れをわかりやすくご説明します〜

診察の際に、
「大きな病院を受診してください」
「紹介状を書きますね」
と言われて、少し不安になったことはありませんか?

今回は、紹介状(診療情報提供書)とは何か、そしてクリニックでどのように発行されるのかを、できるだけ分かりやすくご説明します。


そもそも「紹介状(診療情報提供書)」ってなに?

紹介状とは、
これまでの診察内容や治療の経過を、次に受診する病院へお伝えするためのお手紙のようなものです。

紹介状があることで、

⇒これまでの検査や治療内容が正確に伝わる

⇒同じ検査を何度も受けずに済む

⇒診察がスムーズに進む

といったメリットがあります。

紹介状


どんなときに紹介状が必要になるの?

 次のような場合に、医師から紹介状をご案内することがあります。

★当院ではできないような、より詳しい検査が必要なとき

★設備が整った専門の診療科での治療が望ましいとき

★入院や手術の可能性があるとき

★大きな病院での診察が必要と判断されたとき

 また、転居などが理由で患者さんご自身の希望で紹介状を作成することもありますが、あくまでも医師が必要性を判断した場合のみ作成されます。

 よく勘違いされる事がありますが、「結膜炎程度の症状だけれども、心配だから大きな病院で診てもらいたい」等の理由で紹介状が作成されることはありません。

 「大きな病院でないと治療ができないという必要性」及び「今までの治療の過程を正確に引き継ぐ必要性」は医師が判断をします。


紹介状をもらうまでの流れ

診察で医師が説明します

診察の中で、
「この検査は専門の病院で行った方が安心です」
など、医師から紹介の理由をご説明します。

分からないことがあれば、遠慮なくその場で診察時にご質問ください。

※転居等の際で紹介状が必要な場合、基本的にはご本人様が最後の受診時にお申し出いただく事が原則です。やむを得ないご事情があり、ご家族様が申請される場合でも、同意書のご提示は必須です。個人情報の適切な取り扱いのため、マイナ保険証でご本人様確認ができない場合は、発行をお断りすることがあります。ご理解の程、お願い申し上げます。


② 紹介先の病院を決めます

医師から症状による治療の必要性や患者様の通いやすさなどを考慮して、ご希望を伺いながら決めます。

※病院によっては、クリニックから事前に予約が必要な場合もあります。(この場合は紹介状と予約票をお渡しします)


③ 紹介状を作成します

決まり次第、医師が紹介状を作成します。

記載される内容は、

  • これまでの症状

  • 行った検査の結果(写真や画像を添付することも)

  • 使用しているお薬の情報

などをまとめたもので、患者さんがイチから説明しなくても大丈夫なように書かれています。


④ 紹介状のお渡し

  • 当日お渡しできる場合 → 半数程度はお渡しが可能になるケースが多いです。会計の際に一緒にお渡しします。

  • 後日のお渡しになる場合 → クリニックからの予約が必要、記載される内容や用意しなければならない検査結果等がある、量が多い場合や症状、紹介先等によって数日お待ちいただくこともあります。

受付で受け取り方法をご案内しますのでご安心ください。


費用はかかるの?

紹介状の作成には、健康保険が使える費用がかかります。目安として、3割負担の方で1,000円程度です。紹介状作成にあたり同時に追加検査などがあると、その費用等も発生します。


紹介状を受け取ったら

  • 封筒は開けずに、そのまま紹介先の病院へお持ちください。

  • 正確な期限というのはありませんが、なるべく早めの受診をおすすめします。予約日が確定している場合は、遅刻やドタキャンにならないよう十分にご注意ください。


最後に

紹介状とは、
患者様がより適切な医療を受けるための大切な橋渡しです。

不安なことや分からないことがあれば、
医師やスタッフまでお気軽にお声がけください。

当クリニックでは、患者さんが安心して次の医療につながれるよう、丁寧に対応しております。

*・*・* ひとことコラム *・*・*

似たような書類で「診断書」がありますが、ざっくりと言えば次のような違いがあります。

紹介状は「次の病院のお医者様あてのお手紙、費用は保険」。
診断書は「会社や学校などに提出する証明書、費用は自費」。
同じ書類でも、目的と使い道がまったく違います。

 どのような書類が必要であるのかわからなければ、医師またはスタッフまでお気軽にご相談ください。

*・*・*・。*・*・。*・*・**・*。