腸内フローラ

私たちのお腹の中には、数百種類もの様々な細菌が生息しています。
最近は種類ごとにグループを形成してまとまり、腸内の壁にすんでいます。
この細菌たちを顕微鏡で見てみるとお花畑のように見えることから、「腸内フローラ」と呼ばれています。
腸内環境が乱れると、身体に様々な悪影響を及ぼします。便秘や下痢などお腹の調子が悪くなるだけでなく、肌荒れ、太りやすい身体になるなど美容面にも影響があり、さらには生活習慣病や老化にも関係していると言われています。
☆腸内環境を整えるために☆
*納豆、ヨーグルト、漬け物、味噌などの発酵食品を摂取する
発酵食品は様々な乳酸菌が含まれていて、腸内環境を整えるために大切な善玉菌をたくさん摂ることができます。
*肉類中心の食事を避ける、マーガリン、油で揚げたお菓子などの加工食品を過剰に摂取しない
タンパク質や脂肪の多い食品は悪玉菌が好むエサとなってしまうため、悪玉菌が増加し腸内環境の悪化に繋がってしまいます。悪玉菌はタンパク質や脂肪を摂取して分解する際に有害物質を作り出します。この有害物質が下痢や便秘、肌荒れの原因となったり、高血圧や動脈硬化なども引き起こすと言われています。
身体にとって良い働きをする善玉菌の割合を多くすることで腸内フローラの環境を整え、健康な身体を保てるようにしましょう。

睡眠とダイエット

健康な身体でいるためにしっかりと睡眠をとることは大切なことですが、睡眠にはダイエット効果もあるそうです。
睡眠中には成長ホルモンが分泌されます。成長ホルモンが分泌されると、代謝が上がる・筋肉が大きくなりやすくなる・脂肪が燃焼しやすくなるなどの効果があります。
この成長ホルモンを多く分泌させるために、質の良い睡眠をとることがダイエットにつながるのです。
ダイエットの効果をあげる睡眠をとるためには、
*睡眠時間を7〜9時間目安にする
*寝る直前にテレビやスマホなどを見ない
*寝る3時間前までには食事を済ます
*遅くとも夜中の3時までには寝る
*タンパク質を食事でしっかり摂る
*寝る前に激しい運動ではなく、ストレッチ など軽い運動をする
*朝に太陽の光を浴びる
*カフェインを摂りすぎない
などを心がけることが大切です。
理想の睡眠時間は22時から5時とのことです。睡眠不足は太りやすい体質になるだけでなく、健康面や肌などにも悪い影響を与えてしまいます。
生活環境によってなかなか難しい人も多いと思いますが、できる限り睡眠時間を多くとれるようにしたいものです。

メープルシロップ

みなさんはパンケーキを食べる時に何をかけて食べていますか?
ハチミツも美容効果の高い成分が多く含まれていることで有名ですが、今回はメープルシロップをオススメします。
メープルシロップはカエデの樹液を濃縮させたもので、他の甘味料に比べてカロリーが低く、ダイエット中の人にも嬉しい甘味料です。
メープルシロップにはカルシウムがハチミツの約40倍、カリウムは約20倍含まれています。カルシウムは骨や歯を強くする為に欠かせない大切な栄養素で、カリウムには高血圧を防ぐ効果があります。
さらにメープルシロップには63種類のポリフェノールが含まれていて身体の糖化を防いでくれるそうです。糖化とは、過剰に摂取し処理しきれなかった糖分がたんぱく質と結合してAGEsという老化物質に変わることを言います。この老化物質が蓄積するとシワやたるみ、肌の乾燥など肌の老化を進行させ、さらに糖尿病や高血圧、ガンや動脈硬化などを引き起こす原因にもなるという、できるだけ作られて欲しくない物質です。
メープルシロップを摂取するのに気を付けたいのが、スーパーなどで売られている「メープル風味」などと記載のあるケーキシロップなどの人工甘味料と間違わないことです。
100%純粋なメープルシロップかどうかをしっかり確認して摂取しましょう。
パンケーキにかけるだけでなく、ヨーグルトにかけたり、砂糖の代わりとして紅茶などに入れるのもオススメなので、是非試してみてはいかがでしょうか?

活性酸素

「活性酸素」という言葉、聞いたことありますか?
身体にあまりよくない物質…というイメージを持っている人も多いと思います。
本来、活性酸素は身体に必要なもので、酸素の働きを促進したり、体内に入り込んだ細菌などを駆除するという役割があります。
しかし、活性酸素は量が増えすぎてしまうと細胞の酸化(老化)が進み、生活習慣病などの原因になると言われています。
白内障や黄斑変性症などの発病年齢が若くなってきている原因にも活性酸素が関わっていると言われています。
活性酸素は呼吸をしているだけでも体内で作られています。呼吸によって取り入れた酸素のうち、約2%が活性酸素になります。
他に活性酸素が発生する原因には、
*紫外線
*飲酒
*喫煙
*ストレス
*パソコン、スマートフォンなどの電磁波
*激しい運動
*食生活の乱れ
などがあります。活性酸素を減らすには、抗酸化作用のある成分を摂取することが有効ですが、それよりも前に体内で作られる量を減らすことも大切です。活性酸素が発生する要因の全てをなくすことは難しいかもしれませんが、紫外線に関しては外出時には日傘や帽子を必ず使用する、飲酒や喫煙を控えることなどは健康面を考えても出来る限り実践したいことです。
バランスの良い食生活と規則正しい生活を心がけましょう。

緑内障

私たちがモノを見るには、視神経という組織がとても大切な役割をしています。
緑内障になるとその視神経に異常が起こり、視野が狭くなったり、部分的に見えない部分ができたりするなどの視野障害を引き起こします。
視野障害が進行していても、人は通常二つの目で見ているため、お互いの視野をカバーしてしまい、かなり進行するまで自覚症状が出ないことが多いようです。
現在、日本人における視覚障害の原因疾患の第1位は緑内障です。治療をせずに放っておいてしまうと、失明につながるおそれがあるこわい病気なのです。
一度障害を受けた視神経は元には戻らず、失われてしまった視野も元に戻すことができません。
しかし、緑内障は早期発見で治療を開始すれば、多くの場合で進行をかなり遅らせることができます。
最近では40歳以上の人の20人に1人が緑内障であると言われています。しかし実際に治療をしている人は2割程度と少なく、約8割の人がまだ緑内障と知らずに生活をしているようです。
自覚症状がほとんどない病気のため、早期発見・早期治療をするためには目の検査を受けるしか方法はありません。
大切な目を守るためにも、特に40歳を過ぎたら、眼科での定期的な検診を受けることをおすすめします。

ソフトコンタクトレンズのケアについて

新生活のスタートに向けて、3月は初めてコンタクトレンズに挑戦したい!という方が多く来院されていました。
最初はケアの必要のないワンデータイプのコンタクトレンズで、慣れてきたらコストの面も考えて2ウィークタイプのコンタクトレンズにしたい…という方も多いと思います。

レンズケアが必要なコンタクトレンズは、毎日のケアがとても重要になります。
レンズケアを怠るとレンズに汚れがたまり、装着した時にゴロゴロするなどの不快感が生じたり、それによって引き起こされる重篤な眼の病気になってしまいます。
改めて自分が使用しているケア用品の、正しい使用方法を確認しましょう。

使用している人も多い、マルチパーパスソリューションと呼ばれる、1つの液で洗浄・すすぎ・保存・消毒ができるケア用品。
このタイプのものは「こすり洗い」が非常に重要な工程になります。このこすり洗い、しっかり行えていない方多いと思います。こすり洗いはコンタクトレンズ両面とも、各20秒間程洗う必要があります。実際にこすって洗ってみると、20秒間て結構長いものです。これだけやってはじめて汚れがしっかりと落ちるのです。数回適当にこすって終わり…ではコンタクトレンズには汚れがたまってしまう一方です。
こすり洗いが必要なケア用品を使用している人は、今日から両面各20秒間ずつ…を目安にしっかりと洗浄をおこなうようにして下さい。

朝ごはん、食べていますか?

朝は忙しいから…食欲もあまりないから…と朝食を食べていない人いませんか(>_<)?
朝食を食べない生活スタイルは、疲れやすかったり、イライラすることが多かったり、便秘になったり、更には太りやすい体質になってしまったり…とマイナスな面しかありません。

朝食を食べるということはとても大切なことです。
なぜ、朝食は大切なのでしょうか?

*脳の働きが活発になり、集中力が高まる
*夜寝ている間に下がっている体温を上げる
*便秘が解消される
*太りにくい身体になる

脳の働きにはブドウ糖が必要ですが、寝ている間にも使われているため、朝起きた時に頭がボーッとしているのはブドウ糖が足りなくなってしまっているからです。
朝食を食べないと脳が働かないままボーッとした状態で過ごすことになってしまいます。
一日の始まりに朝食を食べてスイッチを入れることで体内時計が整い、生活リズムが安定します。
朝食を抜くと基礎代謝が下がります。一日の食事回数が少なくなると身体は脂肪を溜め込んで、エネルギー不足を回避します。結果、太りやすい身体になってしまうのです。

朝食を抜いている人、明日から頑張って少し早起きして、朝ごはんをしっかり食べてみてはいかがでしょうか(^_^)

コンタクトレンズの装用時間

コンタクトレンズを着ける

コンタクトレンズを使用中の方、一日に何時間くらいコンタクトレンズをつけていますか?
コンタクトレンズの一日の装用時間は12時間くらいが理想と言われています。
しかし、コンタクトレンズ使用者の中の多くの方がこの装用時間を超えてしまっていると思われます。

角膜(黒目)には血管がないため、涙や空気中から酸素を取り入れていますが、コンタクトレンズで角膜を覆ってしまうと、目が酸素不足になってしまいます。一日の中で起きている間、最低4時間くらいは裸眼の状態でいることが理想的なのですが、日中コンタクトレンズで目を覆って、寝る直前に外してすぐ寝てしまう…という生活スタイルでは目が呼吸する時間が全くなくなってしまいます。
目が酸素不足になると目の抵抗力が弱まり、感染症を引き起こす原因になってしまったり、角膜の内部の細胞が減少してしまったりということが起こります。
この角膜内皮細胞というものはとても大切なもので角膜の呼吸や代謝を担っていたり、角膜の透明性を維持しているもので、一度減ってしまうと元には戻りません。あまりにも数が少なくなってしまうと将来、白内障の手術などが出来なくなってしまう可能性もあると言われています。

毎日の使用では帰宅したらできるだけすぐにコンタクトレンズを外し、できれば週に一日か二日はコンタクトレンズを使用しない日を作って目を休めてあげましょう。

花粉症と生活習慣

sugi_kafun
寒い日が続くと早く暖かくなってほしいと思うようになりますが、暖かさと共に花粉症の症状もひどくなっていくため、私は春になると毎年少し憂鬱になります。。

花粉症対策といえば、薬を飲んだり、目薬をさしたり、花粉症に良いとされる食べ物を食べたり…などがありますが、生活習慣も花粉症に大きな影響を与えていることはご存知でしょうか?
生活習慣が乱れると免疫力が下がり、花粉症が悪化する原因となってしまいます。
だからといって免疫力を高め過ぎても症状がひどくなってしまうこともあるので、免疫力は一定の状態に整えることが大切です。

*ストレスや疲れを溜め込まない
*しっかりと睡眠をとる
日本人は睡眠不足の人がとても多いと言われています。疲れを翌日に残さないためにも毎日しっかりと睡眠をとるようにしましょう。

*腸内環境を整える
暴飲暴食や無理なダイエットは避け、腸内環境を整えることで花粉症予防になると言われています。

*適度な運動をする
体力が低下すると免疫力のバランスが悪くなります。花粉が飛んでいる外ではなく、室内でもできる運動をするのがオススメです。

*禁煙する
タバコの有害物質が花粉症を悪化させると言われています。

これらの生活習慣を見直して、少しでも花粉症の症状を抑えられるようにしましょう。

まつげを大切に

私たちの目の周りに生えている「まつげ」。女性にとっては目を大きく見せてくれたり、女性らしさをアップさせてくれたりなど、長さや量といった見た目的な部分で意識している人は多いと思います。

しかし、そもそもまつげには大切な役割があります。
埃やゴミなどが目に入って眼球を傷付けるのを防いだり、細菌などが入るのも防ぐため眼病の予防にもまつげは活躍しています。
さらに、まつげは何かに接触すると敏感に感知する機能があり、異物を感知するととっさにまぶたを閉じるためのセンサーにもなっているため、まつげは目にとってとても大切なものなのです。
アイメイクにおいてまつげは重要なポイントになりますが、過度なアイメイクはまつげを痛める原因になってしまいます。メイクをする際にビューラーで強く挟む刺激、メイクを落とす際にまつげを擦る刺激、抜け毛や切れ毛の原因になるので、優しい力で行うようにしましょう。
ウォータープルーフのマスカラなどのメイクの落とし残しも毛穴のつまりの原因になり、まつげの毛根にダメージを与えてしまいます。落ちにくいマスカラは便利な時もありますが、毎日使用するのは避けた方が良さそうです。
その他、ストレスやホルモンバランスの乱れ、栄養不足などでもまつげの成長に悪影響を与えてしまいます。
まつげは見た目だけのものではなく、目の健康を守るための大切な身体の一部なので、大切にしましょう。