視力検査を受ける時の注意点。

視力検査。
視力検査

 

 
子供のときから、学校や会社での健康診断に至るまで
幾度か受けてきたと思います。

検査の方法そのものは、

ランドルト環といわれる(「C」のような輪)絵を見て
輪の切れ目がある方向を答えるというものです。
やり方を知らないっ!なんて方はいらっしゃいませんよね?

しかし、ただ答えれば良い!というものでもありません。

 

患者さんにも、検査中に守って欲しいことがいくつかあります。
正しく検査結果を出すために、ご協力をお願いします。

1)決められた位置より、前後に動かない。
さくら眼科ではイスに座ってて行なうので、イスの位置は動かさず
背筋を伸ばして、背もたれに背中をしっかりつけていてください。
測る距離が変わると、視力検査の結果が変わってしまいます。

2)視力検査用のメガネを動かさない。
視力検査の際に、検査用のメガネをかけてもらうのですが
勝手に動かしたりせず、検査中はそのままにしてください。

3)両目を開けた状態で指標を見る。
見えにくかったりすると、目を細めてみたり片目をつぶってしまったりされる方が
いらっしゃいますが、両目を自然に開けた状態で見ましょう。
また、何となくでも輪の切れ目がわかれば、恥ずかしがらずに答えてください。

4)首や頭を傾けない。
特に視野が狭かったりして見えにくい場合、首をかしげたり頭を傾けたりして
見えそうなポイントを探したりする方もいらっしゃいますが、まっすぐな状態で
見てくださいね!

必ず注意点を守って、検査を受けるようにしましょう。

ものもらいの都市伝説。

 まぶたの辺りが赤く腫れて炎症をおこしている状態をみると、「ものもらい」だと思われますよね。

 ところで、このものもらい。都市伝説的に出回ってしまっている誤りがあるようで、多くの患者様が眼科で質問をされます。それはどのような質問かというと「ものもらいって、他の人にうつりますよね?!」という事です。
 
しかしながら、ものもらいは他人にうつるようなウィルス性の病気ではありません。

 それなのに、何故か感染するという認識されている方が多いのは、ものもらいという名称のイメージなのでしょうか?!様々な説はあるようですが、どれも信憑性に欠けるようです。ものもらいは、うつる病気ではありませんので学校や職場を休む必要もありません。
 医学名では「麦粒腫(ばくりゅうしゅ)」とか「霰粒腫(さんりゅうしゅ)」と呼ばれ、症状が起きた原因により分類されています。一般的にはこの呼び名の認知度は低いと思いますが、この医学名を普段使いにしたほうが、ものもらいが人にうつる病気であるというという誤認が世間に広まらなかったのでは?と、思えてしまします。

 ちなみに、ものもらいと診断された場合、通常は抗生物質などの目薬を使用して数日程度でよくなります。酷くなると切開して膿を出すようなことにもなりますから、患部を清潔にして不必要に目のまわりを触る事はやめましょう。

もし、網膜剥離と診断されたら?

昨日の記事の続きです。では、網膜剥離と診断されたらどうすればよいでしょうか。

確かに網膜剥離は失明にまで至る病気ですが、処置が早ければ早いほど治すことができます。逆をいえば放っておいたら、絶対に治ることはありません。

目の病気の怖いところは人間の目が2つあることにより、どちらかが異常を起こして見えない状態でも、もう片方の目がなんとか物が見えるように補正をしてしまうところにあります。そのため、右目に網膜剥離が発症しているのに左目が正常であるがために初期の状態では自覚症状が全くないということになります。網膜が剥がれているのに痛みも感じません。

早期発見には定期的に眼底を検査する、もしくは片目ずつ物を見て歪んで見えたり、欠けるような部分がないか自己チェックする。こういった習慣が非常に大切がになってきます。

さて、本題です。網膜剥離と診断されても初期であればすぐにレーザーをあてて、剥がれた網膜をくっつけることによって治すことができます。また、進行していても数時間の手術と1週間程度の入院加療にて90%以上は治る病気とされています。適切な処置が行われれば治る病気なのです。

忙しい働き盛りの年代の方が、痛みがないので次の休みまで放置していたという話をよく耳にします。繰り返しますが、放っておいては絶対に治りません。

労災と健康保険証は、併用できません。

仕事中に怪我をしてしまった!
そういった場合は、労働災害保険(労災)の適用になり
病院にかかった時は、健康保険と併用することはできません。
(※健康保険・・患者さんは、保険証を病院窓口で出して、会計するいつも方法)

労災
眼科では、よく建設現場などで砂や鉄粉が目に入って痛いとか清掃業務中に洗剤が目に入ったなどが多いです。
こういった仕事中に起きた事故・病気の場合、医療費は
労災が患者さんに代わって支払うことになります。
労災の適用になる場合、受診される病院が
労災の指定病院とそうでない病院があります。
ちなみに、さくら眼科は後者にあたりますので、
もし労災で診察を受けられたい場合は
診察時はいったん医療費を10割負担でお支払いいただきます。

後日、お勤めの会社の総務部の方に申し出ていただければ
処理してくれると思いますが
労災医療費申請書の第7号用紙を眼科に提出してください。
診療の内容を記入し、ご返却いたします。

返却された用紙を労災組合に請求すれば
いったん眼科窓口で負担した医療費は戻ってくることになりますので
ご安心を。

病院と診療所の違い。

街で看板を見ていると、「◇◇病院」「◇◇医院」「◇◇クリニック」など
目にすると思います。

何となくですが、「病院」とつくと大きい医療施設というイメージがわくのでは
ないでしょうか。

そこで、「病院」と「医院(いわゆる診療所)」の違いって何だかわかりますか?
池と湖って、何が違うの?というクイズのようなものですが・・

 

 

病院と診療所にも、明確な定義があります。

【病院】 入院できる施設(ベッド)が20床以上ある医療施設のこと。
また、医師は3人以上・看護師1名以上常勤など規定が定められています。

【診療所】入院できる施設(ベッド)が20床未満である医療施設のこと。
また、医師が1名以上常勤とされています。

 

ちなみに、当院さくら眼科は入院施設そのものがないので、「診療所」に分類されます。

 

では病院と診療所、どちらを受診するべきか?という点にもついても一言。
どちらを選択しても”間違い”ということはありませんが、
一般的に大きな病院には多数の医師・設備が充実し
そこでしか治療ができないので通っている患者さんも多くいらっしゃいます。

そんな時に、目がかゆいので・・といったような軽症の患者さんが多数
受診されることになると、本当に急を要する患者さんの治療に支障をきたす原因にもなります。

診療所でも治療できる病状の場合は、大病院への受診は、ちょっと遠慮してね!
ということになるでしょう。

そのため、大きな病院を気軽に受診しようとすると
選定医療費と呼ばれる診療費とは別の代金が会計の時に請求されます。
これは保険診療外とされ、病院が独自に初診料金にプラスできる
金額を設定できるようになっています。
ご参考までに、この金額は数百円くらいのところから、5000円超のところもあるようです。

これは眼科で診てもらえますか?

よくこんな電話をとります。

★目のまわりが赤くなってしまっているのですが、眼科で診てもらえますか?

★目のあたりを押すと痛いのですが、眼科を受診で合っていますか?

★柱にぶつかり、目のまわりも痛いです。

などなど、「目」そのものではなく、その周辺部に異常があるようで
ちょっと何科を受診すればよいか迷われているようです。

正直、今は様々な診療科があり
患者さんにとっては何科を受診したらよいか迷うことも多々あると思います。
(内科だけでも循環器内科とか呼吸器内科・・・・とかいろいろと付きますよね!?)

今回のような場合、例えば
目のまわりといっても、目そのものではなくて
そのまわりの皮膚が炎症を起こしているから、
眼科なのか、皮膚科なのかを迷っている・・・・。
などと推測できます。

 

炎症の範囲や状態にもよりますが
目のまわりが炎症を起こしていておかしい!
眼科受診で良いのか?!

⇒ もちろん、眼科受診で問題ありません^^
来院していただいて
仮に眼科での範囲外であった場合でも、何科を受診すればよいのか
先生から紹介をしてもらえますし、
できる範囲までの処置や投薬はたとえ眼科であっても行なうことができます。

 

何科を受診したら正解なのか?この点はあまり悩まず、
思い当たりそうなところをまずは受診されてみると良いと思いますよ。

目薬処方箋の有効期限。

眼科で診察を受けて目薬を先生から処方されたら
すぐに患者さんは薬局に処方箋をもって、薬に交換してもらうと思います。

しかし、先に用事を済ませて、後で処方箋を薬局にもっていけば良いと
思って 忘れてしまった!!

そんなご経験はありますか?

結膜炎など急に炎症が起きているような場合は
こういったことって少ないのですが、
定期的にもらっているお薬の場合ですと
ついうっかり、というのがやはりあるようです。

薬剤処方箋

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

特に眼科医からの指示が記載されてない限り
目薬の処方箋の有効期限は【処方日から4日間】と、
決められています。
記載様式においても、すべてどこの病院で処方されても同じになっています。

 

例えば今日(1/8)発行の処方箋なら、今日を含めて4日以内ということは、
1/11まで有効となります。

これ以上、期間が過ぎた場合
症状が変わっているかもしれない!という考えから
たとえ定期的にもらっている薬でも、
再診察を受けてからではないと処方箋は再発行できません。

診察の結果、同じままの薬処方で大丈夫。
もしくは薬の変更が必要というのは、
眼科医が判断することになります。

 

後で・・と遅らせずに、目薬の処方箋をもらったら
なるべく早く、薬局に交換しに行って下さいね!

お願いっ!メガネを使ってください。

「メガネ、私は嫌いなんです。」

「メガネ、一つも持っていません。」

あらっ?!

毎日どうやって、生活しているのかと疑問に思うと
起床したらすぐにコンタクトレンズをつけ、
夜は寝る前まで外さない・・・。そんな患者さんがいらっしゃいます。

メガネは視覚的に好きではないとか、鼻や耳が煩わしいなど
様々な思いはあるようですが、
せめて帰宅したらメガネを使いませんか?!

 

 

 

 

コンタクトレンズは、本来目の中にあるべきものではありません。
従来の目にとっては異物であり、邪魔なものなのです。
目は”呼吸”をしていますので、コンタクトレンズは目にいき渡るはずの
酸素供給を妨害しています。

そのため、不必要に長時間コンタクトレンズをつけていると
酸素不足により、目が充血し・疲れやすくなる・目の細胞がだんだんと弱っていく・・
など、一生使う大事な目を痛めつけることになるのです。

今日、無理してレンズをつけたから明日どうなるというわけではありませんが、
年月をかけてダメージは蓄積されていきます。

ドクターストップがかかる前に、是非ご自身の目を労わってあげてください。

気をつけないと、気がついた時には
コンタクトレンズを着けられない目になっているかもしれません。
ご注意を・・。

プラセンタ注射、やめたらどうなるの?

美容効果はもちろん、慢性疾患の改善などにも効果をもたらすプラセンタ注射。

当院でも長く続けていらっしゃる患者さんが沢山いらっしゃいます。

しかし、引越しなどで通院できなくなったとかで プラセンタ注射を続けることができない。 打つのをやめたらどうなるか?

と、質問を受けます。

プラセンタ注射は ”細胞の若返り” を目的としたもので 投与をやめたからといって、すぐに不調をきたすわけではありません。 少しずつ、改善されてきたところが「始める前の状態にもどっていく」とお考えください。

プラセンタ注射には依存症などもありませんので、 できないときはお休みして またいつでも再開しても構わないものです。

ご自身に負担のかからないよう続けると、体の良い状態を保つことができます。 良い状態を保つことができるようであれば 1週間に1度の注射を2週間に1度にしたり 各自で調整してみていただいても問題ありません。

あまり ”義務”のように考えず 健康維持のためにラジオ体操しているような気持ちで 気楽に続けてみてください。

ウィルス撃退には、水分補給を!

待ち遠しいお正月休みもあと少し。
せっかくの休みなのに、体調を崩してしまったら 楽しみが半減してしまいます。
そんなウィルスなどから身を守る為に
「水分補給」 これをしっかりおこなってみてください。
(ちなみに、人間の体の約7割は水で出来ていると言われています)

 

暖房がつく室内は、特に乾燥しています。

そして風邪やインフルエンザなどのウィルスは
口や鼻などから主に体内に入ります。

通常は、人間の鼻や気道の粘膜には
外敵の侵入を防ぐ「線毛」があります。
しかし、水分が不足するとこの線毛がうまく働かずに
外敵の侵入を防げなくなってしまいます。

よって、こまめに水分補給をすることにより
防御力を高めることができるのです。

さらに先日もお話しました「柿」などのタンニンを含む食材や、
「乳酸菌」などを摂取して自己免疫力を高めることで
健康を保つようにするとよいでしょう。

 
もちろん手洗い・うがいは言うまでもなく重要です☆

美しさは健康でなくては保てません!
良い年を迎えられるよう、十分注意していきましょう。