コンタクトレンズの保管ですが、自宅のどこで保管されているでしょうか?装着する場所の近くが便利なので、洗面所や化粧台の前などが一般的ではないかな?という予測ですが、冷蔵庫に入れているというお話をよく耳にすることがあります。
しかし、どの製品の説明書を見ても、言い回しは違えど「高温多湿を避け直射日光の当たらない、常温で保管してください」というような文面が記載されています。
ここで注意したいのが「どこで」という明確な場所が指定されていないので、勘違いされる方が出てきてしまいます。【直射日光の当たらない暗くて涼しい場所】というイメージがわき、冷蔵庫へ・・ということでしょうか。
冷蔵庫に入れておけば、野菜やナマモノも安全!と思いきや、コンタクトレンズはこれら食品とは別物です。冷蔵庫にいれると、コンタクトレンズの内部素材が凍結する恐れがあります。レンズ自体の劣化につながり、快適な視力矯正および目に異常をきたす原因にもなります。
冷蔵庫以外にも、洋服ダンスの中、その他不衛生な場所、高温多湿になるところは避けるようにしましょう。








コンタクトレンズは高度管理医療機器に位置づけされています。高度管理医療機器は、使用方法を間違えると人体に大きな障害を引き起こす可能性があります。以前の医療用具の位置づけより、危機レベルが引き上げられたのは数年前のことです。それにもかかわらず、ネット販売等で眼科医の処方なしでも購入が容易にできるというのは随分と矛盾した話にも思えます。