「めまい」の眼科的症状
今日はめまいと眼の関係についてA子目線でご紹介したいと思います。夏休みも終わり環境や気温の変化等が原因か、めまいを訴える患者様が多い気がするのがこの時期です。
めまいと眼の関係って?
めまいは耳の病気と思われがちですが、眼科でも関係することがあります。目で見た情報は脳に伝わり、体のバランスを保つ重要な役割を持っています。目の不調が原因で、ふわふわ・ぐるぐるした感覚のめまいが起こることもあります。
眼科で関係する主な症状
- 複視(物が二重に見える)
目の筋肉や神経の異常で、物が二重に見えると脳が混乱しめまいの原因になることがあります。 - 眼振(眼が勝手に動く)
眼が左右や上下に揺れる症状です。めまいと一緒に現れることが多く、内耳や脳の病気と関連している場合があります。 - 視力の急な低下や歪み
視界がぼやけたり歪むと体のバランスが取りにくくなり、ふわふわ感や立ちくらみを感じることがあります。
受診の目安
以下のような症状がある場合は、眼科での受診をおすすめします。
- めまいが強く、立っていられない
- 視界の異常や物が二重に見える、物が斜めに見える
- 突然の視力低下や眼振を伴う
- 頭痛や吐き気を伴う
眼科でめまいの症状に対しできる検査
- 視力検査・眼圧測定
- 眼底検査(網膜や視神経の状態確認)
- 眼振検査(眼の動きのチェック)
- 複視の確認や斜視の検査
目そのものに異常がない場合、耳鼻科や神経内科などと連携して原因を調べる事になります。
めまいを自己判断で片づけるのは危険です
めまいは原因がさまざまです。単純にちょっとしたストレスだけでも発症しますし、大きな病気が原因となり発症しているケースがあります。
症状だけで自己判断せず、「いつもと違うめまい」を感じたら早めに眼科で相談してください。私たちは患者様の不安に寄り添い、安全に検査・治療が進められるようサポートします。