白目がぶよぶよに腫れている、ゼリー状に膨らんでいる、との症状で来院される方がいます。
白目の一部が少し腫れているような状態から、白目全体が膨らんでしまって目を閉じることもうまくいかない程の状態のものまであります。
これは「結膜浮腫」と呼ばれるものです。
白目の表面には透明な膜があり、この膜の下に水がたまってしまうと白目が膨らんだ状態になってしまいます。
この状態になってしまう一番の原因としては、アレルギー性結膜炎がある人でかゆみから目をこすってしまったなど白目に刺激を与えたことによるものがあります。
白目がぶよぶよに腫れるとびっくりして慌ててしまいますが、ほとんどの場合で結膜浮腫は時間がたつと自然にひいていきます。目を冷やすことも有効だということなので、保冷剤や濡らしたタオルなどで目を閉じた上から冷やすとそのうち腫れも緩和されるはずです。
結膜浮腫はアレルギー性結膜炎を伴っていることが多く、目薬を使用した方が良い場合などもあるため、腫れがひどい場合やなかなか引かない場合は必ず眼科を受診してください。
夜にスマホを見すぎるのは危険!
布団に転がってから、何気なくスマホを手にとってメール見たり、はまってるアプリやったりしている方、結構いらっしゃいますよね?もし思い当たるなら、少しずつでも画面を見る時間を減らすよう心がけて見て下さい。特に夜、スマホを見ると様々な異常が起こるリスクが高まります。
スマホからはブルーライトと呼ばれる非常に目にとっては強い光が発せられています。波長が短いので空気中の埃や塵などでも散乱します。そうすると、「ブレて見える」と感じ、ピントを合わせる目の筋肉を使い、さらにその画像を処理する脳も疲れます。眼精疲労の症状が大きく出ます。
通常のパソコンに比べてスマホは画面も小さく、その中の小さな文字を夢中になって長時間凝視するケースが多いため、目はとても疲れやすくなってしまうのです。
また、ブルーライトは刺激性が高く、物を見るために重要な器官の網膜や黄斑部にダメージを与えてしまうため、「黄斑変性症」などの発症リスクを高めます。特に夜、暗い状態に目が慣れているところでこの光を見るのが、網膜にとって一番ストレスになるのです。すぐ手の届く範囲にあるスマホだからこそ注意が必要なのです。
病は気から。視力もそうなのです。
自分が病気になっている!と思い込むような自己暗示にかかると、人間って本当にそうなってしまうことがあります。
例えば、本来は冷たい物なのに「熱くて触ったら火傷するよ!」と思い込まされた状態でうっかり触ったら本当に火傷しちゃった!という事が起きたりします。これは、脳が騙されてしまったことにより起こります。本当は冷たいものなのに、「熱い」という間違った情報が自律神経を作動させてしまい本来では起こるはずもない火傷ができてしまうようなのです。
また、泳ぐのが苦手・・・水泳の時間が嫌だなと思っている子が、水泳の授業の時間になると吐き気や腹痛を起こしていつも見学をしているという事もお聞きになられたことありませんか?
視力もそうで、喧嘩をして眼を殴られてしまって酷い痛みがあった。ぼやけて滲んで見えない。という経験をされた方が、治療して経過をみても一向に検査上は問題がないのに見えない。ということが起こったりします。目に傷もなく、眼底等すべてに全く異常がないのに、「まだ良くなっていないはず」というような思い込みが、本当に見えていないかのような状態を作り上げてしまっているのです。
こういった症状が回復されるまでには大変時間がかかりますが、ご自身でも「少しずつ良くなっているはず」と、ちょっとでも良いの自己暗示をかけてみると改善の糸口になるのです。
緑内障とコーヒー。
「緑内障の方がコーヒーを飲むと良くない。」

というお話を聞きますが、これは極めて大量に摂取したらという事に限定されます。主にコーヒーに含まれる「カフェイン」が眼圧を上げてしまうからというのが理由です。コーヒーに限らず、カフェイン入りに気をつける必要はあります。
では、実際に眼圧を上昇させるほどの量はどのくらいなのでしょうか。
とある大規模な実験で、カフェインを200mg以上摂取した方と未満の方で大きく眼圧の上昇に差が出たという結果が出ています。これを基準値として考えると、
一般的なカフェインの含有率(カップ1杯150ml)は、
★コーヒー(レギュラー) 150mg
★コーヒー(インスタント) 70mg
★緑茶(玉露) 180mg
★紅茶 70mg
★緑茶(煎茶)30mg
★ウーロン茶 30mg
手軽に買えるコンビニの缶コーヒーくらいのものであれば、2~3本までの摂取に留めれば問題はなさそうです。全く摂取がダメ!という訳ではないと考えられます。
緑内障と診断されたら…
緑内障とは、モノを見るのに大切な目の視神経という部分に異常が起こり、目から入ってきた情報を脳にうまく伝えることができなくなり、視野や視力に障害が出る病気です。
緑内障の多くは、何らかの原因で眼圧が高くなって視神経が圧迫されてしまうことが主な原因だとされています。
日本では失明原因の第1位でもあり、40歳以上では20人に1人の割合で緑内障の患者さんがいると言われています。
緑内障と診断され治療を開始したら気をつけること、それは処方された薬を正しく使用し続け、必ず定期的に検査を受けることです。緑内障の治療は現段階では治すものではありません。進行を食い止めるものです。そのため、目に見えて症状が改善したりといった結果が見えず、自己判断で治療を中止してしまったり、忘れてしまったりする方が多いようです。
せっかく初期段階で治療を開始しても、放置してしまえばその間にも確実に緑内障は進行してしまいます。
緑内障は早期発見がとても大切な病気です。失明原因の第1位ではありますが、早期発見によって適切な治療をおこなうことでその危険性を減らすことができます。初期段階では自覚症状のほとんどない病気のため、特に40歳を過ぎたら眼科での定期的な検査をうけるようにしましょう。
疲れ目

「目が疲れる」と来院される方、たくさんいらっしゃいます。
目が疲れる原因は、パソコンやスマートフォン、テレビや読書など、目を酷使することにあります。
自覚症状としては目のかすみ、充血、ショボショボする、目の奥の痛みなどがあります。
「疲れ目」と「眼精疲労」は同じものと思われがちですが、違う意味を持っています。疲れ目は一晩しっかりと休めば治るものをさしますが、眼精疲労は一晩休んでも症状がひかず、治ったと思ってもまたすぐに症状が出てしまう状態のことを言います。
目を疲れさせないためには…
*パソコンやスマートフォンなどを長時間見続けない
仕事で使用している方はなかなか難しいとは思いますが、できれば一時間おきに5分〜10分程度目を休ませることが大切です。目が疲れてきたと感じたらできるだけ遠くを見るようにしましょう。
*しっかりと度の合ったコンタクト、メガネを使用する
適切な視力矯正が行われていないと、目は自分でピント調節をして頑張って見ようとするため、筋肉が緊張して疲れ目の原因になります。定期的に検査を受けて、しっかりと自分に合ったコンタクト、メガネを使用するようにしてください。
目の疲れがたまってリセットできず、眼精疲労になってしまう前に、できるだけ目を疲れさせないように気をつけましょう。
料理中に目に油が入ったら?すぐできる応急処置と注意点
料理中などに油が目に入ると、突然の激しい痛みで驚いてしまいます。放置すると視力低下など後遺症が残る可能性もあるため、正しい応急処置が大切です。
1. まずは目を冷やしましょう
水道水で直接流すのではなく、保冷剤や氷をタオルで包んでまぶたの上から数分冷やします。直接当てすぎると凍傷の危険があるため注意してください。
2. 目が開けられる場合は状態をチェック
- 黒目(角膜)に白っぽい濁りがないか
- 充血の程度はどうか
- まぶたに火傷がないか(油が当たるとまぶたも損傷することがあります)
3. 見え方の左右差を確認
片目ずつ手で隠して、左右で見え方に差があるか確認しましょう。もし片目だけぼやける、視界がかすむなどの変化がある場合は注意が必要です。
4. できるだけ早く眼科を受診
目を開けられないほど痛い場合、黒目に火傷をしている可能性が高いです。眼科では目に麻酔をして詳しく診察します。痛みが軽くなってもそのまま放置せず必ず受診しましょう。後遺症を防ぐためには早期対応が重要です。
まとめ
- まずは冷やす
- 見え方・黒目の濁りを確認
- 痛みが強い、視力に差がある場合はすぐ眼科へ
目のトラブルは自己判断せず、必ず専門医の診察を受けてください。
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雨の日でも紫外線は降りそそぎます。
日焼け止めを塗らないと!誰もが思うのは、晴れて太陽もカンカン照りな日です。では、曇りや雨の日の日中は日焼け止めは不要でしょうか?
紫外線量は雨の日でも快晴の日の20%程度、曇りの日で50%程度は紫外線が降り注ぎます。また、部屋の中にいても紫外線は降り注ぎます。人間の目には見えない光ですから、雲に太陽の光が遮られていても夜のような真っ暗にはなりませんよね。同時に紫外線も降り注いでいるのです。
雨、曇りの日でも紫外線への対策を怠ってしまうと吹き出物などをはじめとしたトラブルが起こります。中でもUV-Aは窓ガラスも通り抜けて部屋の中まで進入します。これが老化の原因となります。目では白内障や黄斑部へのダメージ、肌へはシワやたるみを進行させるものです。特に気をつけたいものです。UV-Bは、メラニンを増加させ、シミやそばかすをつくったり、肌に炎症を起こさせます。
そうすると、365日。日焼け止めを塗り続けるのは大変ですが、サプリならどうでしょうか。当院では「ヘリオケア」という飲む日焼け止めを取り扱っています。食事の後に一緒に1粒飲むだけなので、大変手軽にできる紫外線対策です。(1瓶30粒入 ¥6,000+税)
受付までご希望の方はお申し出ください。
視力検査中は、適度なまばたきは必要です。
学校健診で、視力低下を指摘された男の子。数ヶ月前に作った眼鏡を掛けて、結果は左右それぞれCとDの判定。両眼で見て0.5程度。作成時は両眼で1.0が見えるようにしたはずなのに・・、と受診をされました。
急すぎる視力低下を心配をされた親御さんが連れていらっしゃったようなのですが、どうやらその子は視力検査そのものを必死にやりすぎてしまっているのです。ほとんど瞬きもせずに目をカッと見開いて、C(ランドルト環)の向きをただ、ただ、必死に見ているのです。
視力検査を受ける心構えというか、真面目にやろうとするそのお気持ちは十分に伝わるのですが、是非
「まばたきをして下さいねっ!」
人間の目は平均で1分間に15回~20回程度のまばたきをします。ですが、この男の子の場合、必死にランドルト環を凝視しすぎてしまっていて、横から様子を伺ってもまばたきの回数が極端に少ないのです・・。ジッとまばたきもせずに見続けると、どんどん視界はぼやけます。
実は、まばたきをしないと目の表面が乾いてヒリヒリすると同時に、涙が表面に適量ないと物が見えにくく、視力にも影響を及ぼしてしまうのです。ドライアイで視力が出にくくなるのも本当なのです。
視力が落ちてたらどうしよう・・というプレッシャーがあったのか、まばたきもせずに必死にランドルト環を見ていましたが、その男の子にちゃんとまばたきをして見てもらったら視力はしっかりと出て大きな問題はなく経過観察となりました。
視力検査を受けるときは適度に、いえ自然にまばたきをしてリラックスして受けていただければと思います。
度は、弱すぎても強すぎてもダメ。
とある宅配業社さんの段ボールに、「お届けは早すぎても遅すぎてもダメ」と書かれているのを見ました。
眼科的にも似たようなことがあって、メガネやコンタクトレンズの度数の話を患者さんとすると「度を上げたくない」とか、「もっと見えるように強くしたい」という要望を伺うことがあります。
度が弱くなりすぎてピンボケしすぎた視界というのは、目にも脳にもよくないのです。人間は見えない状態だと何があるのかを認識(見よう)とするので、反って眼精疲労の原因にもなりますし不便です。また、年配の方の場合は脳に視覚的情報が伝わらず認知症にもなりやすいといわれています。反対に強すぎても、ピント調節力を多量に必要として疲れますし、気分が悪くなってしまうこともあります。
度は弱すぎても、強すぎてもダメ。偏りすぎずに程々にしておくのが無難な選択なのです。



