目の疲れやすい人が選ぶ2ウィークデュオ

現代人にとっては目の疲れというのはどの方にも起こりうる症状の一つです。遠近両用となると、老眼が始まった方に使用されるものとされますが若い方が使う際にはどうもネーミングが気になる・・・という方もいらっしゃいます。

2ウィークデュオですが、パソコン作業やスマホを含め手が届く範囲の距離を見ることが増え、目の調節力を酷使しながら生活をされているという患者さんも多いのです。近くの距離を見続けることは、自律神経がうまく働かなくなることもあり身体に様々な影響を及ぼします。目の疲れのほかにも、頭痛や肩こり、ひどいときは吐き気までという事もあります。

PCメガネはいかがとお勧めはするも、仕事中だけはコンタクトレンズだという方もやはりいらっしゃるので、そういった場合はメニコン社より「2ウィークデュオ」という製品があることをご紹介しています。
2WEEKデュオ
遠くの見え方はそのまま、手元にピントを合わせるときの手助けをしてくれるような見え方を実現しています。

実際に使用してみると、見え方そのものは変わりません。しかし、夕方以降の”目の疲れ具合”という点ではいつもより楽になるはずです。

パソコンに向き合う社会人の方はもちろんですが、受験勉強をされている学生の方にも使っていただけるものと考えます。

コンタクトケアは選び方を間違えると、目に傷が!!

昨日紹介いたしました「クリアデュー」。眼科側として他のケアシステムよりお勧めする理由が感染症の予防の他にも、もう1つ重要なことがあります。

それは薬局等でお手軽な価格で売られている洗浄消毒剤の中には、消毒剤によって目に傷をつけてしまう製品もあるのです。消毒洗浄の力が目に対して強すぎると、レンズ内面に残っている液の成分が角膜上皮に影響を与え、結果として角膜(黒目)の傷になります。

目に及ぼす影響右の写真の矢印のあたりに、無数の白い点々のようなものが見えると思いますが、実はこれらが傷です。(クリックで拡大できます)

ケアは”これ1本で、ソフトコンタクトのケアは完了!”というタイプのものと、レンズはシリコンハイドロゲル素材のレンズを使用されている方にこの症状が多く見受けられます。なかでもケアの消毒の力が強いものには注意です。しかし、消毒力が低いものだと汚れ落ちや感染症のほうが心配されますので、何ともいい難いところです。

では、クリアデューはというとしっかりと中和をしてから目にレンズを入れますので角膜に与える影響はほとんど無いとされています。レンズはしっかりと洗浄消毒ができて、目にも優しいとなると選ばない理由が見当たらないですよね。(※ただし、クリアデューはヨードにアレルギー反応を起こす方は使用をお控えください。)

視力と認知症。

高齢になった時に認知症になる確率は、実は視力に大きな影響を受けると言われています。 視力が悪いのに眼科の受診をせずに放置した方は、そうでない方よりも認知症になる確率が950%も高かったとも言われているくらいなのです。

老婆この視力が悪いというのは、「見えないピンボケの状態を放置している」ということで、裸眼視力が0.1しかなくても、メガネとかを掛けて視力が1.0くらいになっているということであれば悪いという括りには入りません。

人間は実にその活動において、9割以上の情報を目から得て行動をしています。目は脳の一部です。目から入った情報が脳に伝わり処理されるというごく当たり前のことが、高齢になるにつれて脳を刺激する大変重要な役割を果たします。

この脳への視覚的刺激がなされないと、どんどんと脳は使われなくなっていきます。これが認知症への第一歩となります。視力を確保して、物が見えるという喜びが薄れていくことを回避する努力が必要なのです。物が見えないと、例えば本も読めない・テレビも見えない・散歩したり外出するのも億劫になる→何をしてもつまらない、やる気が起きない。といったような体調的な悪循環すら生じます。

そのためメガネなどで視力の矯正を行う、白内障などの手術を受けて視力を回復させる等して、 放置せずに適切な視力確保を行うことが認知症予防に大変効果をもたらすという事になるのです。

まつげを大切に

私たちの目の周りに生えている「まつげ」。女性にとっては目を大きく見せてくれたり、女性らしさをアップさせてくれたりなど、長さや量といった見た目的な部分で意識している人は多いと思います。

しかし、そもそもまつげには大切な役割があります。
埃やゴミなどが目に入って眼球を傷付けるのを防いだり、細菌などが入るのも防ぐため眼病の予防にもまつげは活躍しています。
さらに、まつげは何かに接触すると敏感に感知する機能があり、異物を感知するととっさにまぶたを閉じるためのセンサーにもなっているため、まつげは目にとってとても大切なものなのです。
アイメイクにおいてまつげは重要なポイントになりますが、過度なアイメイクはまつげを痛める原因になってしまいます。メイクをする際にビューラーで強く挟む刺激、メイクを落とす際にまつげを擦る刺激、抜け毛や切れ毛の原因になるので、優しい力で行うようにしましょう。
ウォータープルーフのマスカラなどのメイクの落とし残しも毛穴のつまりの原因になり、まつげの毛根にダメージを与えてしまいます。落ちにくいマスカラは便利な時もありますが、毎日使用するのは避けた方が良さそうです。
その他、ストレスやホルモンバランスの乱れ、栄養不足などでもまつげの成長に悪影響を与えてしまいます。
まつげは見た目だけのものではなく、目の健康を守るための大切な身体の一部なので、大切にしましょう。

コンタクトレンズとメガネ

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コンタクトレンズを使用している方、メガネは持っているでしょうか?
コンタクトレンズは正しく使用すればとても便利なものですが、目に直接触れているもののため、いつトラブルがおこるかわからない危険もあります。

目は空気中から酸素を取り入れているため、コンタクトレンズで目を覆ってしまうと目が酸素不足になってしまいます。コンタクトレンズには酸素透過率の高い種類のものもありますが、やはり長時間コンタクトレンズを使用していると目が酸素不足になってしまうのは避けられません。

毎日朝起きてすぐにコンタクトレンズを装着し、夜寝る直前に外す…休日に家にいる日でもコンタクトレンズを使用している…という方は、できるだけメガネを併用することをオススメします。
家に帰ってきたらすぐにコンタクトレンズを外してメガネに、休日は目を休ませるためにメガネで過ごす…例えばうたた寝をしてしまっても裸眼ならば安心です。

外出する時にしかコンタクトレンズを使用しないためメガネを持っていないという方もいますが、目にはいつトラブルがやってくるかわかりません。角膜にキズがついてしまったり、結膜炎になった時などは治るまでコンタクトレンズは使用中止の指示が出ることが多いです。そういう場合にメガネが必要になってきます。
いざという時のため、しっかりと自分に合ったメガネを作成しておくようにしましょう。

雪山へ行くなら、UVカットゴーグルをお忘れなく!

正月休みは終わりましたが、今日からまた3連休。ちょっとスノボやスキーに出掛けてみようとお考えの方も多いのではないでしょうか。

雪雪山に行く際、紫外線対策は万全でしょうか?真夏のビーチよりも目にダメージを与えると言われています。上から降り注ぐというよりは、地面に積もった雪に反射して目に入る方が心配なのです。気象庁のホームページでも、新雪の紫外線反射率は80%とダントツに高い数値となっています。(砂浜やアスファルト、水面は10~20%程度。草地・土は10%以下です。)

紫外線は人間の目には見えない光ですので、つい注意を怠りがち・・。UVカット付ゴーグルは是非、目全体を覆うようなタイプで紫外線カット率99.9%以上をお使いくださいね!

うっかり忘れた場合は??→目が日焼けします。色白の人が背中を日焼けをすると、黒くならずに肌が真っ赤に炎症を起こしますよね、痛くて仰向けに眠れない・・というようなイメージです。それが目に起こりますから、激痛は必至でともかく痛い!充血や涙が出て、目を開けることすら辛いのです。

大抵は紫外線を浴びてから6時間後くらいに発症しますので、夜間に出掛け先近くの病院に駆け込むことになんてならないようご注意ください。

メガネをかける位置と見え方。

メガネは通常黒目(角膜頂点)から12mm離れた目の前で視力矯正を行います。もちろん眼科でメガネの処方を受ける際に使うテスト用のフレームも眼前12mmに置かれます。そして、この地点にメガネが置かれたときに、どのくらい見えたかということが矯正視力として記録されます。

メガネところで、数年前につくったメガネで遠くが見えにくくなってきた→でも、そのメガネを目に近づけたらちょっと良く見えるようになった!といった事を経験された方はいらっしゃるでしょうか。

例えば、メガネの度数がー5.00D(5ジオプター)の場合。通常の眼前12mmでの矯正効果はー4.72D、10mmの位置まで近づけたときはー4.76Dと、少し度が強くなった状態になります。メガネのレンズがどの位置にあるかによって矯正力に差が生じてきます。

もし、メガネを近づけて見えやすくなった!!ということでしたら、視力が低下していると考えられますので、眼科を受診の上、目に合ったメガネを作り直すきっかけにしてください。ちなみに老眼鏡の場合は逆で、目からメガネを離した位置にすると見やすくなります。

眼球打撲

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転んで眼を打ってしまったり、スポーツなどでボールが眼に当たってしまったりなど、「眼をぶつける」という怪我は誰にでも起こってしまう可能性があるものです。

眼球は骨に守られていて、眼球自体もとても頑丈な組織です。眼球打撲は眼球自体に障害を受けるというよりも、眼球のまわりの組織が深刻なダメージを受けることが多いという特徴があるため、注意が必要です。
眼球打撲は主な症状として、充血、痛み、腫れ、かすみ、視力低下、物が二重に見えるなどがあります。
例えばまぶたが腫れているために見えにくくなっているなどの場合は、腫れが引くとともに視力も回復します。
しかし角膜にひどい傷がついてしまっていたり、内部で出血が起きていたりなどの場合は適切な治療が必要になります。
眼底出血や網膜剥離が起きていた場合、そのまま放置しておくのは大変危険です。

眼をぶつけてしまってから痛みなどの症状が強い場合は、すぐに眼科を受診しよう!という気持ちになると思いますが、見た目の症状がそんなにひどくなくても、すぐに治療が必要なこともあります。
放置していて手遅れに…ということがないように、眼をぶつけてしまったらすぐに眼科を受診してください。

ケアセットでの販売品は、必ず専用の付属品を使いましょう!

ソフトコンタクトレンズ用の洗浄保存液を購入すると、専用の消毒剤や保存ケースがセットで封入されています。こういった製品は、必ずセット専用の付属品を使うことが必須です。

ファーストケアEX中でも、過酸化水素システムやヨードを使用した洗浄保存液はその中和剤や液の溶解量までさまざま計算されて作られています。そのため、ちょっと他のもので代用を・・。なんて軽い気持ちで使ってしまうと痛い目に合うことになります。

実際にあった例では、AセットのA消毒液とBセットのB中和剤を混ぜて使ったら使用中のレンズが変色したということもあります。レンズが変色したところが不幸中の幸いで、おかしいと思い目に入れず大惨事になるところまでは至りませんでしたが、大変危険なことです。

AOセプトクリアケア他にも、付属でないすすぎ液を使用後、洗浄・消毒を行ったら泡が吹きケースから液もれが起こった!など、予期せぬ事態が起こります。

ごく稀に気温や湿度などの関係で、うまく消毒システムが作動しなかったという事例もあるようですが、ほとんどの場合が使う側の間違いによって目に関わるトラブルが発生しています。

取り扱い説明書をよく読み、セットで販売されているケアシステムについては必ず専用品を使うようにしましょう。

もっとも見たい距離はどこ?

computer_businessman40歳を過ぎると「老眼」の始まりを感じられる方が多くいらっしゃいます。コンタクトレンズのメニコン社が2013年に行った調査では、ほとんどの場合、新聞や雑誌・書類、携帯電話やパソコンを見ているときに見えにくさを感じるということでした。

さらに、”いちばん見たい距離”というのもこれらの手元~中間距離の見やすさを求める方が9割に達し、圧倒的に日常生活では遠くより近くの見え方を重視される方が多いことがわかりました。働きざがりの40~50歳ともなれば携帯やパソコンなどは必須ですからね。現在の日本では大草原で暮らすような遠方視力は、あまり必要とされていないもの事実です。

見え方の質を考えると、「老眼鏡」を使用するのが一番クリアに見えるようです。しかし、見たいその1点しか見えないので、ちょっと壁側のカレンダーを見たりとか、オフィス内を見回したりするには不便となります。遠近両用メガネが合うようであれば、そちらを選択するほうが見える範囲の広さは確保できそうです。また、メガネの外見に抵抗がある・・・という方もいらっしゃいますので、そういった場合は遠近両用のコンタクトレンズを使用するという方法もあります。しかし、コンタクトレンズにした場合は単に度数だけではなくレンズのフィット状態や、乾燥の具合にもよって見え方に変化がでます。40歳を超えると涙の質も低下しますし、分泌量も減少しますので、この点にも注意が必要です。

メガネ、コンタクトレンズともに遠近両用の製品は改良を重ねて新商品が増えてきていますので、より目に合う製品を試しながら見つけていくことがやはり必要になります。