眼底検査を希望される方は、公共の交通機関をご利用ください☆
眼底検査をする際に、「散瞳剤(さんどうざい)」と呼ばれるお薬で瞳孔を強制的に開くことがあります。
これは眼底を検査するときに先生が光を目に当てるのですが、反射的にまぶしいと瞳孔が小さくなりまぶしさを軽減させようとします。そうすると、先生が目の奥をのぞいて眼底を調べるときに見える範囲も縮小されてしまうのです。
網膜断層検査(光干渉断層計:OCT)も、通常は瞳孔を開かずとも測定ができますが高齢により縮瞳してしまっていたりして瞳孔を広げないと測定できない場合もあります。
散瞳剤により、強制的に瞳孔を広げると4~5時間くらいは瞳孔は開きっぱなしになります。歩いたりする程度は問題ありませんが、ピントを合わせにくくなるため後はゆっくり帰宅するのみ・・というタイミングで検査を受けるほうがベストです。
散瞳後、特に車(自転車も)の運転をするというのは大変危険です。ほかにも仕事上、書類を確認したりなど用事がある場合は支障をきたしますので、予定を調整の上来院するようにしましょう!
眼精疲労とコレステロール
目の奥が痛む、かすんで見えにくい、肩がこる、などの症状がある眼精疲労。 この眼精疲労の原因の一つにコレステロールがあると言われています。 目とはあまり関係がなさそうなコレステロールと、眼精疲労がなぜ関係があるのでしょうか?
コレステロール値が高いと、動脈硬化が引き起こされ、脳梗塞や心筋梗塞などの危険性が高まります。目の周りにも毛細血管がたくさんあるので、コレステロール値が高いとこの毛細血管も詰まってきてしまう恐れがあります。そのため目に十分な血液が送られなくなり、眼精疲労が引き起こされてしまうのです。
コレステロールとは細胞膜を生成する要素で、生きていく上では欠かすことのできない脂質の一種です。コレステロールと聞くとあまりよくないもの、というイメージがありますが、私たちの身体にはとても大切なものなので正常値を保てればいいのです。
コレステロールを下げる食べ物は野菜、大豆、魚貝、果物などです。 特に効果があると言われているのが、緑黄色野菜、シイタケ、青魚、りんご、コンニャクなどです。 これらの食品を献立に意識的に取り入れるようにして、コレステロール値を正常に保てるようにしたいものです。
乱視の見え方
乱視という屈折異常が起こると、焦点がどこにも結ばれずに物がぼやけて見えます。例えば、夜空の月を見ると1つしかないはずの月が2、3個重なって見えるとか、街中の信号機の光がびよーーんと伸びて見えるといった具合です。
眼科の先生に言われて、「乱視って何だろう?」と思う方は、クーパービジョン社のサイトに「乱視眼」と「正常眼」での見え方を分かりやすく比較できるページが設置されています。是非比べてみて下さい。
2重に見える、にじんで見えるのが乱視の見え方の特徴です。焦点がどこにも合っていない状態ですから、メガネやコンタクトレンズによる矯正が必要です。乱視が原因で見えにくさが出てしまっている場合、単純に使用中のメガネやコンタクトレンズの度数を上げれば見えるわけではありません。ブレて見える方向にしっかりと矯正しなくては見え方を改善することはできません。野放しにしたままにしておくと、さらに乱視の進行を進める原因にもなります。
適度な矯正を行い、クリアな視界を確保するようにしましょう。
眼球振盪(がんきゅうしんとう)
物
がブレて見える異常のひとつに「乱視」がありますが、他にも目が自分の意思に関わらず左右などの方向にブルブル震える感じに動いてしまい物が見えにくいという病気があります。
これは眼球振盪(がんきゅうしんとう)といわれ、通常は両眼がバランスを取りながら物を見るために動くのですが、そのバランスが崩れてしまうためにおこります。ブルブルと動く方向も左右同じように動くということもあれば、ある一定の方向へだけ動くというタイプもあります。
この目がブルブル動く「眼振(がんしん)」は、他者が見れば一発でわかるのですが、当人は目がブルブル動いているという自覚がない場合が多いのです。しかし、視力的に矯正視力が1.0出るということは少なく、メガネやコンタクトレンズを使用しても改善には至りません。
眼振が起きる原因には目の異常で起こる場合と、耳や脳の障害で起こる場合があります。治療に関してはまだ決定的な事がわかっていないのが現状です。起きてしまった場合は、手術によりある程度の改善は見込めるようです。また、耳や脳の障害が原因で起こっていた眼振の場合はそれらの異常が治ると、眼振も一緒になくなるようです。
目薬も症状によって医師が処方するものです。
眼科の窓口で「目薬だけほしいんだけど、ダメかしら」とよく患者さんから質問を受けます。理由を伺ってみると、
◆時間がない、急いでいる。
◆当人の具合が悪い、外出し難い。
◆変わった症状がないのに診察、検査を受けるのが面倒だ。
など、患者さんにもたくさんの事情や考えがあるということは十分にわかります。しかし、基本的に目薬だけの処方は行っていません。
一般的に薬の処方箋の期限は交付日を含めて4日以内です。先生が診察をして、この薬が今の症状に一番適切であろうという判断がここにあります。ほとんどの場合は診察を受けた後、速やかに調剤薬局へ目薬をもらいにいくでしょう。時間が経過すれば症状に変化が出るかもしれませんし、薬の効果があまり出ないのであれば薬剤変更も検討しなければなりません。
また、慢性的な病気の場合は劇的な改善や治癒を目的するのではなく、現状より悪化しないようにコントロールをするケースが多くあります。自覚症状では「なんともない」場合でも、例えば眼圧値が上昇していたとか視野が欠けはじめてる、視力が片目だけ低下している、網膜など自分では見えないとろこに異常が起きているといった気が付きにくい症状が隠れている場合もあるのです。
そのため、あの時に診察を受けていれべ良かったという残念な結果だけは避けたいところです。結果的に同じ目薬が処方されたということでも、医師は責任をもって診察をしています。せっかく目の状態を気にされて目薬をもらおうと思っているのですから、少しだけでも時間を作って受診していただければと願います。
「眼が痛い」は、どんな痛みなのかを先生に伝えよう!
単純に痛い、という言葉の中には様々な症状が考えられ原因の特定が難しい状況でなのです。そのため、眼科の先生側からすると「どんな痛みなのか?」というを患者さんの言葉を重要視しています。
例えば、言葉で表すと「ゴロゴロ」痛いとか「チクチク」痛い。という場合は、眼の表面に異常があるのではないか?「ズキズキ」痛いとか「ズキンズキン」痛い。という場合は、眼球に異常があるのではないか?など、診察する上でどこに異常があって痛みが出ているのか。検討がつきやすくなります。
また、痛い場所やどんなときに痛みがあるのかを付け加えて説明できると、さらにご自身のツライ痛みが解消される方法が発見しやすくなります。「眼の奥が痛い」とか、「まばたきをすると痛い」等です。
しかし、明らかに目ににゴミが入っていてゴロゴロ痛かった等すぐに原因がわかり処置ができる場合と、何が原因で目の痛みがおきているのかがわからない場合というのがあります。視力や眼圧、眼底などを詳しく検査するもその場では何も異常が明らかにならない・・。というケースもやはり実際にあるのです。
このような場合は、今現時点ではまだ何も悪いところが見当たらないけれども、重篤な病気が隠れている場合もあるので油断をしないことが大切です。少しでも症状に変化がでるようであれば、すぐに再受診することを忘れないでくださいね。
目の健康にビタミンCを効果的に摂取しよう。
眼球にはビタミンCが含まれていて、成分が欠乏してくると水晶体・網膜などが病気になりやすいということがわかってきています。
ビタミンCは通常の食事から摂取していれば不足するということがなかった成分ですが、近年は野菜などに含まれるそのものの含有量が減ってきていることもあり、工夫をしないと必要量を摂取することが難しくなってきています。
上手にビタミンCが体内で摂取されて作用するには、タイミングが大切です。ビタミンCは水溶性で体内に長時間留まることはできません。1回にまとめて摂取するよりもなるべく分散させてこまめに体内に補給するほうがよいのです。
また、いつ摂取しても問題はありませんが、満腹時より空腹時に摂取するほうが体内に吸収されやすいのです。当院でも吸収率が通常のサプリメントに比べて2倍以上ある「リポ-カプセルビタミンC」という製品を取り扱っています。(1箱30袋入 税込7,780円です)液状なので、非常に飲みやすいです。そのまま飲んでもOK、酸味が苦手な方は水や炭酸水などに混ぜても問題ありません。
ちなみに、コラーゲンとビタミンCを一緒に摂取すると吸収率を高める相乗効果を発揮します。他にもビタミンP(みかんやマーマレードに多く含まれます)と一緒にビタミンCを摂取すると、抗酸化作用の持続性を助ける働きをします。目の健康のみららず、美容面にもビタミンCの抗酸化作用は嬉しいものですね!
加齢黄斑変性の簡易チェック!
40歳以降、老眼(手元の文字などが見えにくい)をはじめとして目にも老化現象が起こります。なかでも最近は「加齢黄斑変性(かれいおうはんへんせい)」についての認識度が高まってきています。
加齢黄斑変性は、簡単にいえば一番見たい物の中心が見えない!!という病気です。黄斑部は網膜の中央にあり、物体の「形」「色」「大きさ」「距離」などを判別する大変重要な器官です。ここに異常が起きると、物を見ることが非常に困難になります。メガネやコンタクトレンズなどを用いて見えるようになることはありません。
加齢黄斑変性を早期に発見するには定期的な「眼底検査」が不可欠です。網膜断層検査(OCT検査)を受けると、ご自身の網膜の状態を自分自身の目で確かめることができます。
40歳を過ぎたら、一度本当に異常がないのか確認しておくと安心です。
また、簡易的ではありますがご自身でチェックする方法もあります。(画像はクリックして拡大できます。)
この網目状の中心を片目を隠しながら見てもらいます。縦横まっすぐに引かれた格子状の網目がきれいに見えますか?
線が歪んで見えていたりすると黄斑部に異常が起きている可能性が高いです。すぐに眼科で精密検査を受けるようにしてください。
紫外線・可視光線から目を守ろう☆
目にダメージを与えるという事において、 「紫外線」はよく耳にされると思います。
また、近年では「ブルーライト」という言葉が 目に大きな負担をかけると様々なメディアでとり上げられています。
ブルーライトは可視光線の中でもとくに【黄斑部(おうはんぶ)】にダメージを与え傷つけます。具体的には「酸化」させてしまいます。黄斑部は物を見るために必要な非常に重要な部分です。
UVカット・ブルーライトカット付きのメガネなどで 目を守ることも有効な手段の一つですが、 体の中から「抗酸化」対策をすることも非常に大切です。
抗酸化作用を持つ成分は様々ありますが、”目”に対して考えるのであれば 「ルテイン」が最適です。ルイテインは光の吸収作用を伴なう抗酸化物質のため、紫外線やブルーライト対策に有効とされています。
ルテインはカロテノイドの一種なので通常は食事から摂取することができます。緑黄色野菜に多く含まれていて、中でも「ほうれん草」がダントツで含有量が高く100g中12.2mg。 次いでブロッコリーやかぼちゃに1.4mgとなっています。ルテインは1日あたり2mg/kg体重の摂取までできるとされ、体重70kgであれば1日140mgまで摂取可能です。

体内ではルテインは生成されませんので、地道な摂取が必要です。効率的に摂取するのであればサプリメントを併用するのも方法のひとつです。



