花粉症で目がかゆい時。

花粉症ここ10年程度で船橋の花粉飛散量は約2.5倍に増えたということを耳にしました。風の強い日は特に気をつけないといけないですよね。

花粉症はアレルゲンが体内に入ることによって、防衛機能が過剰に反応してしまうことによって起こります。最近では日本人は3人に1人が花粉症であるとまでいわれています。あらかじめアレルギー薬を投与しておくと、症状を和らげることができますので早めに対策をとっておくほうが良いでしょう。

では、アレルギー症状がすでに出て、目がかゆくて仕方ないときはどのように対処したらよいでしょうか。

目をこすったり、水道水で洗ったりせずに冷たいタオルで目を押さえると少し楽になります。洗眼をする場合は、水道水ではなく人工涙液などの点眼剤を使用するようにします。水道水などで目の表面の油膜をどんどん落としてしまうと、防護膜を自ら剥がしてしまうことになりますので気をつけましょう。また、とくに症状が酷いときはステロイド薬を一時的に使用することで症状を和らげますが、継続的に使い続けること避けるようにします。

ハードコンタクトレンズを落とした時。

ハードコンタクトレンズハードコンタクトレンズを外すとき、あるいは洗浄をするときなど、ユーザーの方なら落としてしまったご経験があると思います。こういったとき、どのように拾っていますか?皆様多種多様の方法で拾っているのではないでしょうか。

定期検査を受けにいらっしゃる患者さんのハードコンタクトレンズをチェックしていると、”こすり傷”というのがどうしても職業柄気になってしまいます。多少の傷が入るのは当たり前なのですが、明らかに何かにこすった傷というのを発見することが多々あります。 比較的、レンズの内側(黒目に接触する面)に傷がつくと、目に入れたときに違和感や痛みを感じてレンズに異常があることに気がつきやすいのですが、外側のほうだと自覚症状が出にくいのです。レンズに傷が入ると、その隙間に汚れが入りこんで目に炎症を起こさせる原因にもなります。

ハードコンタクトレンズを落としてしまったときは、指を濡らしてレンズを吸い付けるようにして拾うようにしましょう。床や机などに擦らないように十分注意しましょう。取りにくいなら、スポイトを使用すると簡単です。

花粉症には点鼻薬も併用してみましょう。

花粉症ここ数日間は船橋もとても暖かく、最高気温は18℃だったようです。少しずつ暖かくなるのはよいのですが、春先は花粉症に悩まされるのも事実。気温とともに目のかゆみや鼻水が止まらないなんてツライです。

花粉症で、目のかゆみを抑えるために目薬を処方するのは眼科としては当然なのですが、おそらく鼻もツライ!!という方がほとんどかと思います。目と鼻は鼻涙菅でつながっているので、目の症状だけで済むとはいきません。両方の炎症を抑えることがやはり必要となるでしょう。眼科でも、点鼻薬も一緒に処方することができますので、耳鼻科に行く時間がないときは処方希望の旨をお申し出ください。

ところで、目と鼻はつながっています。涙は目から通常は溢れないように鼻涙菅を通って鼻に流れます。その間にほとんどの涙は蒸発していきます。しかし、悲しかったりして大泣きした場合は鼻涙菅から流れた大量の涙がバンバン鼻から出ます。早い話、泣いたときに出る鼻水の正体は大量の涙であった!ということです。

目の疲れには、温めるor冷やす?!

目の疲れ現代人の抱える目のトラブルに「疲れ目」は切っても切れない症状です。ここで、目が疲れた!と思ったときに、目を「温める」べきか「冷やす」べきか、どちらが効果的でしょうか。

疲れ目の軽減という意味ではどちらも正解なのですが、1点だけ気をつけていただきたいのは逆効果にならないようにするということです。

目を温めると、血流が改善して緊張がほぐれます。また、マイボーム腺から分泌させる脂が目の表面を潤します。温めることによって起こるメリットです。しかし、炎症や充血を起こしている方が行うとかえってこれらの症状を悪化させますので、この場合は冷やす方が得策です。

ただし目に起きている症状や状態、持病などによっても「温める」「冷やす」のどちらが良いのかも変わってきますので、眼科医に相談してみるとよいでしょう☆

目に優しい色

目に良い色、といえば最初に思い浮かぶのが「緑」という方は多いのではないでしょうか?
目が疲れた時に緑のものを見るのが良いと言われています。
目の疲れはパソコンの画面など、近くのものを見続けることで目の筋肉が凝り固まることによっておきてしまいます。
そこで遠くの景色、緑の木などを見ることで遠くにピントを合わせることができて、固まった筋肉をほぐすことで疲れが軽減されるということです。
そのため、近くにある緑のものを見ても意味がないと思われるかもしれませんが、全く意味がないわけでもないそうです。
緑という色は人間の目にとって一番負担をかけない色とされています。目が疲れたときに、一番負担のかからない色のものを見て目を休めれば、少し疲れが軽減されるかもしれません。
パ ソコンの画面はほとんどが白地に黒の文字で構成されていますが、これはかなり目に負担のかかる色合いです。通常の紙に印刷されたものと違い、パソコンの画 面は白が多いとそれだけ光が強いということになります。パソコンの画面では黒地に緑の文字が一番目の負担が少ない色合いとされています。
しかし、なかなかこの色合いで作業される方は少ないと思いますので、デスクワークなどで目の疲れを感じることが多い方は、デスクの隅に緑のものを置いておいてみてはいかがでしょうか?

ものもらい。1ヶ月経過しても治らない?!

「ものもらい」とひとくくりで呼ばれてはいますが、実は腫れた部分の膿を出してしまえば症状が比較的すぐに解消するタイプと、しこりができて長期に残るタイプがあります。

前者の場合は赤く炎症が起きて痛みをともないます。自覚症状があるので、すぐに眼科を受診される方が多いです。処置も膿を出すと数日で腫れが消え、1~2週間で完治します。しかし、後者の場合は痛いという自覚症状がありません。初期は小さなしこりのようなものができているだけという状態なので、眼科を受診せずに放っておかれる方のほうが多いのではないでしょうか。しかし、放置したまま完治するということは稀です。

場合によってはそのまま何年間も消失しないということもあります。しこりは少しずつ大きくなっていきますので、そのとき初めて「あれ?目が腫れた?!」と気が付くということも・・。しこりがあって、異物感などが強いときは切開して取り除くということになります。

少しでも目の異変に気づいたら、早めに眼科を受診するにこしたことはありませんね!

花粉症対策でもプラセンタ。

美容効果としては認知度が高いプラセンタですが、 花粉症の予防にも一役かってくれるのはご存知でしょうか。

プラセンタは古来からその安全性に定評があり、 美容目的では、クレオパトラやマリーアントワネットらも 重宝していたと言われています。

プラセンタには、
☆免疫反応を正常にする
☆炎症を抑える
☆体質改善効果

といった特筆すべき効果があります。

さらに一般的に”薬”というものには副作用がつきまといますが、 重篤な副作用がいまだに認められないのがプラセンタの凄いところ なのです。薬は一時的に起こってしまった炎症を抑えるの働きをしますが、 プラセンタは、花粉によって起こるアレルギー反応そのものが起こらないように 体質改善していくのです。

メルスモンラエンネック

 

 

 

効果が出るには時間がかかりますが、そのぶん大きなリバウンドもありません。
毎年、花粉に悩まされている!という方はプラセンタを試してみてはいかかがでしょうか。
当院では「プラセンタ注射」と「飲むプラセンタ(カプセル)」を用意しています。

目はアレルギーの影響を受けやすい。

花粉症そろそろ花粉対策を考え始める方も多いのではないでしょうか。目にアレルギー反応が起こると、充血したり、かゆみ、涙などが出るという症状が一般的です。

目にアレルギーが起こりやすいと言われる原因は、常に物を見るために外界にさらされていてアレルギーの原因となる物質が入りやすい状況に置かれています。また、まぶたの裏側は目と外部の器官を隔てているバリアのような膜になっています。そのため、アレルゲン物質が溜まりやすいところになってしまっています。

また、目に入ってしまった花粉などのアレルゲンは「人工涙液(じんこうるいえき)」という”防腐剤”が入っていないタイプの目薬で洗い流すように点眼して、目の外に出すようにします。洗面器やカップの中に液体を入れて、まばたきをさせるというタイプのものもありますが、カップの中にアレルゲンが溜まることになり、その中でまばたきをするのでは、アレルゲンを排出するという効果では、あまり意味がありません。まぶたに着いたアレルゲンを落とすには、洗顔をします。

今では花粉カット効果などのあるメガネも市販されていますので、有効に活用しましょう!

目の紫外線対策

黄色人種は虹彩が黒いため眩しさには比較的強い人種ですが、最近ではオゾン層の破壊により、目に有害な紫外線が降り注ぐようになっています。

紫外線のピークは春から夏頃ですが、冬でも全くないわけではありません。雪の照り返しなどは非常に強い紫外線になるので、注意が必要です。
紫外線は角膜や水晶体に影響し、白内障や黄斑変性症のリスクを高め、角膜炎などの眼障害も引き起こします。
もともと目には紫外線をカットする機能があります。明るいところでは虹彩が閉じて光を遮り、暗いところでは虹彩が開いて光をたくさん取り込むように働きます。
しかし最近では紫外線の濃度が高くなってきているため、紫外線の強い午前10時から午後2時頃の外出時には紫外線をカットするサングラスをかけるのがオススメです。
サングラスをする場合、気をつけたいのが色の濃いものです。色の濃いサングラスをかけて外出すると視界が暗くなるため、先ほど書いたように虹彩が開いて、より光を取り込んでしまうのです。そのため有害な紫外線も取り込んでしまうことになります。
サングラスを選ぶときは色の薄いものを選ぶといいでしょう。
曇りの日でも雨の日でも紫外線はあります。曇りの日にサングラスをするのはなかなか抵抗がある人は、UVカットの付いたメガネをするのもオススメです。簡単に出来る方法で紫外線から大切な目を守りましょう。
sunglasses

乱視が強くてもメガネは用意しましょう。

ソフトコンタクトレンズでは視力矯正が不十分で、ハードコンタクトレンズを使用中という場合。メガネでの矯正視力は出にくいというのは本当です。

ハードコンタクトレンズをつけることによって矯正されている「強度の角膜乱視」なるものが、ソフトコンタクトレンズはもちろんメガネでも矯正することは難しく、乱視の度合いが強いと生活視力(両目で0.7程度)すら出ない!ということもしばしばあります。

ハードコンタクトレンズユーザーでも、目の不調があってレンズを装着できないときがあります。メガネを用意することは必ず行っていただきたいのですが、視力矯正力については、この場合は正直期待ができません。

単純にメガネの乱視の度数を強くすれば良いではないかとも思われますが、乱視用のメガネは乱視度度数が強くなるほど非常に物が歪むような不快感が発生する確率が高くなります。ただし、裸眼のまま生活することは困難でしょうから少しでも視界が確保できるのであれば、ご自身が耐えうる(メガネを装着していられる)度数で必ず作成しましょう。