網膜剥離(もうまくはくり)って、怖い病気なんです。

・・・なんか急に影が見えて邪魔。

・・・視界に何か見える。

・・・見え方に違和感がある。

などなど、さまざまな表現の方法はありますが診察を受けていただくと一発で原因がわかる場合があります。

眼科医から「網膜剥離です、すぐにでも手術が必要です!」と言われてもあまりピンとこないようで、「あ、そうなんですか?!」って、第一声は結構ライトな返答をいただくこともしばしば・・。補足をするように、「入院の準備が必要です」「早く処置をしないと失明するかもしれません」と続けていくと、ようやく目が見えなくなってしまうかもしれない!!という危機感が沸いてくるようです。

眼科医普通に通院してきたのに急にどうなっちゃったの?!って思うかもしれませんが、なにより網膜が剥がれ落ち始めると急激なスピードで視界を失っていくことになります。今はまだ違和感程度だから、来週なら仕事の都合がつくかも・・!なんて、悠長なことを言っていたら本当に失明してしまうかもしれません。早期の処置がともかく視力を維持させることにつながります。

余談ですが、昨年末ごろ某有名政治家の先生が網膜剥離で緊急入院しているのが報道されていました。さらにその後再発で再入院とも・・。目は是非とも大切にして、休養してもらえると良いですね・・。

視力は6歳でほぼ出来あがります。

子供視力3月になりました。卒業や入学、新学期への準備と忙しい季節です。そんな新しい環境が来月から待っているお子さんの目についてはいかがでしょうか。きちんと物が見えていないと、集中力を欠いてしまったり、学校の授業についていけないなんてことにもなりかねません。春休みなどを利用して、視力チェックを是非してみてください。

ところで、人間の視力はほぼ6歳で大人と変わらないくらいまでに発達するといわれています。

見え方としては、
生まれて1ヶ月くらいでは光がわかるというくらい

生後2ヶ月程度で目の前に動く物がとらえられる

生後4ヶ月程度で、視力0.02くらい

生後6ヶ月程度で、視力0.06くらい

1歳の誕生日のころで、視力0.2くらい

2歳の誕生日のころで、視力0.5くらい

満6歳になるころ、視力1.0くらいが見えるようになり、大人と変わらない位の視力に発達。また、9歳くらいまでにかけて、物を立体的に捉えられるような視機能が発達していきます。この時期にちょうど目の成長を妨げる”何か”が起こると、視力も発達せずに弱視状態となってしまいます。(※弱視とはメガネなどで視力を矯正しても、0.2程度までしか視力が出ない状態です)

見えていない状態に早く気が付けば、視力が回復する確率は高くなります。3歳児検診や就学時検診をうまく活用して、視機能がきちんと発達できるように見守ってあげてください。異常を感じたら、すぐに眼科を受診してくださいね!

花粉症で目がかゆい時。

花粉症ここ10年程度で船橋の花粉飛散量は約2.5倍に増えたということを耳にしました。風の強い日は特に気をつけないといけないですよね。

花粉症はアレルゲンが体内に入ることによって、防衛機能が過剰に反応してしまうことによって起こります。最近では日本人は3人に1人が花粉症であるとまでいわれています。あらかじめアレルギー薬を投与しておくと、症状を和らげることができますので早めに対策をとっておくほうが良いでしょう。

では、アレルギー症状がすでに出て、目がかゆくて仕方ないときはどのように対処したらよいでしょうか。

目をこすったり、水道水で洗ったりせずに冷たいタオルで目を押さえると少し楽になります。洗眼をする場合は、水道水ではなく人工涙液などの点眼剤を使用するようにします。水道水などで目の表面の油膜をどんどん落としてしまうと、防護膜を自ら剥がしてしまうことになりますので気をつけましょう。また、とくに症状が酷いときはステロイド薬を一時的に使用することで症状を和らげますが、継続的に使い続けること避けるようにします。

ハードコンタクトレンズを落とした時。

ハードコンタクトレンズハードコンタクトレンズを外すとき、あるいは洗浄をするときなど、ユーザーの方なら落としてしまったご経験があると思います。こういったとき、どのように拾っていますか?皆様多種多様の方法で拾っているのではないでしょうか。

定期検査を受けにいらっしゃる患者さんのハードコンタクトレンズをチェックしていると、”こすり傷”というのがどうしても職業柄気になってしまいます。多少の傷が入るのは当たり前なのですが、明らかに何かにこすった傷というのを発見することが多々あります。 比較的、レンズの内側(黒目に接触する面)に傷がつくと、目に入れたときに違和感や痛みを感じてレンズに異常があることに気がつきやすいのですが、外側のほうだと自覚症状が出にくいのです。レンズに傷が入ると、その隙間に汚れが入りこんで目に炎症を起こさせる原因にもなります。

ハードコンタクトレンズを落としてしまったときは、指を濡らしてレンズを吸い付けるようにして拾うようにしましょう。床や机などに擦らないように十分注意しましょう。取りにくいなら、スポイトを使用すると簡単です。

花粉症には点鼻薬も併用してみましょう。

花粉症ここ数日間は船橋もとても暖かく、最高気温は18℃だったようです。少しずつ暖かくなるのはよいのですが、春先は花粉症に悩まされるのも事実。気温とともに目のかゆみや鼻水が止まらないなんてツライです。

花粉症で、目のかゆみを抑えるために目薬を処方するのは眼科としては当然なのですが、おそらく鼻もツライ!!という方がほとんどかと思います。目と鼻は鼻涙菅でつながっているので、目の症状だけで済むとはいきません。両方の炎症を抑えることがやはり必要となるでしょう。眼科でも、点鼻薬も一緒に処方することができますので、耳鼻科に行く時間がないときは処方希望の旨をお申し出ください。

ところで、目と鼻はつながっています。涙は目から通常は溢れないように鼻涙菅を通って鼻に流れます。その間にほとんどの涙は蒸発していきます。しかし、悲しかったりして大泣きした場合は鼻涙菅から流れた大量の涙がバンバン鼻から出ます。早い話、泣いたときに出る鼻水の正体は大量の涙であった!ということです。

目の疲れには、温めるor冷やす?!

目の疲れ現代人の抱える目のトラブルに「疲れ目」は切っても切れない症状です。ここで、目が疲れた!と思ったときに、目を「温める」べきか「冷やす」べきか、どちらが効果的でしょうか。

疲れ目の軽減という意味ではどちらも正解なのですが、1点だけ気をつけていただきたいのは逆効果にならないようにするということです。

目を温めると、血流が改善して緊張がほぐれます。また、マイボーム腺から分泌させる脂が目の表面を潤します。温めることによって起こるメリットです。しかし、炎症や充血を起こしている方が行うとかえってこれらの症状を悪化させますので、この場合は冷やす方が得策です。

ただし目に起きている症状や状態、持病などによっても「温める」「冷やす」のどちらが良いのかも変わってきますので、眼科医に相談してみるとよいでしょう☆

目に優しい色

目に良い色、といえば最初に思い浮かぶのが「緑」という方は多いのではないでしょうか?
目が疲れた時に緑のものを見るのが良いと言われています。
目の疲れはパソコンの画面など、近くのものを見続けることで目の筋肉が凝り固まることによっておきてしまいます。
そこで遠くの景色、緑の木などを見ることで遠くにピントを合わせることができて、固まった筋肉をほぐすことで疲れが軽減されるということです。
そのため、近くにある緑のものを見ても意味がないと思われるかもしれませんが、全く意味がないわけでもないそうです。
緑という色は人間の目にとって一番負担をかけない色とされています。目が疲れたときに、一番負担のかからない色のものを見て目を休めれば、少し疲れが軽減されるかもしれません。
パ ソコンの画面はほとんどが白地に黒の文字で構成されていますが、これはかなり目に負担のかかる色合いです。通常の紙に印刷されたものと違い、パソコンの画 面は白が多いとそれだけ光が強いということになります。パソコンの画面では黒地に緑の文字が一番目の負担が少ない色合いとされています。
しかし、なかなかこの色合いで作業される方は少ないと思いますので、デスクワークなどで目の疲れを感じることが多い方は、デスクの隅に緑のものを置いておいてみてはいかがでしょうか?

ものもらい。1ヶ月経過しても治らない?!

「ものもらい」とひとくくりで呼ばれてはいますが、実は腫れた部分の膿を出してしまえば症状が比較的すぐに解消するタイプと、しこりができて長期に残るタイプがあります。

前者の場合は赤く炎症が起きて痛みをともないます。自覚症状があるので、すぐに眼科を受診される方が多いです。処置も膿を出すと数日で腫れが消え、1~2週間で完治します。しかし、後者の場合は痛いという自覚症状がありません。初期は小さなしこりのようなものができているだけという状態なので、眼科を受診せずに放っておかれる方のほうが多いのではないでしょうか。しかし、放置したまま完治するということは稀です。

場合によってはそのまま何年間も消失しないということもあります。しこりは少しずつ大きくなっていきますので、そのとき初めて「あれ?目が腫れた?!」と気が付くということも・・。しこりがあって、異物感などが強いときは切開して取り除くということになります。

少しでも目の異変に気づいたら、早めに眼科を受診するにこしたことはありませんね!

花粉症対策でもプラセンタ。

美容効果としては認知度が高いプラセンタですが、 花粉症の予防にも一役かってくれるのはご存知でしょうか。

プラセンタは古来からその安全性に定評があり、 美容目的では、クレオパトラやマリーアントワネットらも 重宝していたと言われています。

プラセンタには、
☆免疫反応を正常にする
☆炎症を抑える
☆体質改善効果

といった特筆すべき効果があります。

さらに一般的に”薬”というものには副作用がつきまといますが、 重篤な副作用がいまだに認められないのがプラセンタの凄いところ なのです。薬は一時的に起こってしまった炎症を抑えるの働きをしますが、 プラセンタは、花粉によって起こるアレルギー反応そのものが起こらないように 体質改善していくのです。

メルスモンラエンネック

 

 

 

効果が出るには時間がかかりますが、そのぶん大きなリバウンドもありません。
毎年、花粉に悩まされている!という方はプラセンタを試してみてはいかかがでしょうか。
当院では「プラセンタ注射」と「飲むプラセンタ(カプセル)」を用意しています。

目はアレルギーの影響を受けやすい。

花粉症そろそろ花粉対策を考え始める方も多いのではないでしょうか。目にアレルギー反応が起こると、充血したり、かゆみ、涙などが出るという症状が一般的です。

目にアレルギーが起こりやすいと言われる原因は、常に物を見るために外界にさらされていてアレルギーの原因となる物質が入りやすい状況に置かれています。また、まぶたの裏側は目と外部の器官を隔てているバリアのような膜になっています。そのため、アレルゲン物質が溜まりやすいところになってしまっています。

また、目に入ってしまった花粉などのアレルゲンは「人工涙液(じんこうるいえき)」という”防腐剤”が入っていないタイプの目薬で洗い流すように点眼して、目の外に出すようにします。洗面器やカップの中に液体を入れて、まばたきをさせるというタイプのものもありますが、カップの中にアレルゲンが溜まることになり、その中でまばたきをするのでは、アレルゲンを排出するという効果では、あまり意味がありません。まぶたに着いたアレルゲンを落とすには、洗顔をします。

今では花粉カット効果などのあるメガネも市販されていますので、有効に活用しましょう!