生活保護の適用。

日本の憲法では、最低限の生活を送るために国が援助をしてくれる制度があります。

”医療” についても同じで、定義上、
『病気や失業などで収入がなくなったり、あるいは減少して生活に困った人が、自分の資産や能力を活用したり、親族の援助を受けたりしてもなお、暮らしていけない場合に、その程度に応じて最低限の生活を保障して、自立できるように援助する制度』
とされています。

申請をして認定されると、病院を受診するときに

【医療券】

が発行されます。

生活保護認定を受けた場合は、保険証のかわりにこの医療券をご持参ください。
(社会保険と併用の方は、両方お持ちください。)

医療券は、船橋市役所の生活支援課で発行してもらいます。
認定を受ける時に、担当の方がつくと思いますので、その型にお申し出いただきます。

土日などで、市役所がお休みの時は
先に受診をしていただくことができますが、お休み明けの月曜には船橋市役所へ受診した旨連絡をするようにしてください。

目に異常がある時は、コンタクトレンズを外してください。

目が炎症を起こし、眼科を受診。
コンタクトレンズを使用している患者さんにトラブルはつきものです。

使用者は、視力の矯正はもちろんですが
「見た目」もやはり気にされている方も多く、炎症が治まるまで

”メガネ使用”

の指示が先生からでると、なんとかコンタクトをつけたまま治せないかということで
食いさがり?!ます。

「炎症を起こしていても、コンタクトを受診するまでは装着してきたわけだし、痛みはないっ!」
「メガネではどうにも仕事にならない!」
「恥ずかしくてメガネでは学校に行けない」 など。
患者さん側のおおかたの主張なのです。

しかし、炎症を起こしていれば治るまではコンタクトレンズをしない!というのは当たり前のことです。

コンタクトレンズをどうしても外せない理由があり、なおかつ炎症などの程度にもよりますが
ワンデータイプのみなら使用可、となる場合もまれにはありますが

コンタクトレンズをしながらだと
「治癒が遅い」
「良くなっても、また異物を入れることになり再発を繰り返す」
といったようなデメリットのほうが大きくなってしまうのです。

一度スパっとやめて、治療に専念して
治ったらまた正しく使えばよいことですよね。
目は一生使う大切なものなのです。

正しく使っていても目が充血?!

コンタクトレンズは正しく使うことが大前提ですが、
正しく使っているにも関わらず、目が充血してしまうことがありませんか?

この充血の原因は【酸素不足】です。
酸素不足による充血

 

 

 

 

目も肉眼ではわかりにくいですが、”呼吸”をしています。
黒目には、見てのとおり酸素や栄養を運んでくれる血管がありません。そのため、目は直接空気中から涙を利用して酸素を補給します。

そのためコンタクトレンズをしてしまうと、酸素の供給を妨げることになります。

酸素が足りなくなると、なんとか黒目に酸素を届けようとして
白目にある血管を広げたり、伸ばしたりして ”呼吸” をしようとがんばります。

そのため、充血したような血管が浮き出るような状態になります。

これは自覚症状として、「痛い!」とか、「かゆい!」とかそういったことはありません。
しかし症状が進行してしまうと、コンタクトレンズの使用はおろか、
視力障害にも発達し角膜移植手術にもなりかねません。

初期 であれば、コンタクトレンズを外すことによって、症状は改善します。

できる限りの装用時間を減らし、メガネを上手に併用すること。
視力矯正上、どうしても必要であれば
”酸素透過率(さんそとうかりつ)”=酸素をよく通すコンタクトレンズを
選んで使用するようにしましょう。

眼科受診時は、アイメイクはタブ~..。

眼科を受診するのですから、【目】を先生に診てもらうわけです。

そのときに、綺麗なアイメイクをしていらっしゃる方がいます。
お化粧もお上手で、素敵~♪と思うのですが、
アイメイク

 

 

 

 
残念ながら、眼科を受診するときにアイメイクを張り切っても診察や検査の際に
落ちてしまう確率は高いです。

目に異常があって眼科を受診するのですから、
瞼をひっくり返したりして、目に触ります。

ですので、お化粧(アイメイク)はもちろんなのですが、
つけまつげなども含めて、診察が終わったら、楽しむようにしてくださいね!

眼科側もメイクをなるべく落とさないようにと、気を付けていても
取れてしまうと、何というか・・・こう、罪悪感が残ってしまうのです。

また、腫れた目を隠すようにオレンジや茶系のアイシャドウなどを
塗ってしまっていた方もいますが、
是非、かわりに軟膏を塗ってあげて下さい♪

お化粧とコンタクトレンズ。

コンタクトレンズの素材は、近年シリコーンハイドロゲルという
『酸素をよく通す!!』という素材になりました。

このシリコーンハイドロゲルという素材は、
親水性ではなく、【親油性】をもつ素材で
その名のとおり油分を吸着する性質があります。

コンタクトレンズは、自分の手で触って取り外しをします。
そのため、お化粧品やハンドクリーム、目脂などが付着しやすい汚れとして挙げられます。
シリコーンハイドロゲル素材の登場により
とにかく、油分の汚れが付かないように気をつける必要性が高まりました。
(その反面、たんぱく質の汚れには耐性があります!)

そして何といっても、女性のお化粧品。
これは、自然に目に入ってしまったりする場合もありますので
対処がなかなか難しいものです。
ラメ入りのアイシャドウなどは特に注意が必要です。
化粧品

 

 

 

 

そして、お化粧とコンタクトレンズでは、まず石鹸での手洗い後、
先にコンタクトレンズを着けて
よく見える状態でお化粧をしてください。
その方が化粧しあがりもバッチリです☆

そして外すときも、コンタクトレンズを先に外します。
外さずにメイク落としなどのクレンジング剤などが目に入ると、
レンズの変形や表面が曇って見えにくくなる原因になります。
もし、付着してしまったら迷わずに捨てて新しい物に交換してください。

汚れたまま使用すると、炎症を起こす原因にもなりますので、気をつけましょう!

乱視を予防するには?!

最近、見えにくい。文字がダブって見えたり、夜間の信号の光などがのびて見える。
そういった見え方をしている方は、【乱視】があると考えられます。

乱視って何ですか?

と、患者さんから聞かれることがありますが
自覚症状としては、上記のような見え方をしている状態。
もう少し深く言えば、物を見るときにどこにもピントが合っていない状態です。

では、乱視にならないように注意することは何かあるでしょうか?

乱視には先天的な原因と、後天的な原因があります。
残念ながら、先天的な乱視の防御策はありません。

後天的な乱視については、
「角膜の変形」が原因で起こると考えると

*『眼を細めて物を見るのをやめる』
これは、眼球の圧迫が角膜(黒目)の変形につながります。

*『逆さ睫毛や、コンタクトレンズなどで角膜(黒目)を傷つけることをやめる』
角膜は光を屈折させる働きをもちます。表面に傷ができていると、ピントを結ぶ位置が一定になりません。

難しいことが書かれているようにも見えますが、
結局のところは、眼を傷つけることなく、真ん丸な状態に保てるようにすれば
ある程度の後天的の乱視出現への対策になるのではないでしょうか。

後天性でも、原因不明で角膜が突出してしまうような「円錐角膜(えんすいかくまく)」といったような病気もありますが、出来ることはやるように心がけましょう!

乱視の見え方、構造についてはクーパービジョン社さんのホームページ
とてもわかりやすいのでお勧めです。

夏休みまで迄には、視力チェックしましょう!

春の学校検診で、視力にひっかかったお子さん。プールが始まる前の結膜炎検診。斜視などの疑い。

このようなチェックがついた学校からもらったプリントが、いまだに手元に残っていたりしていませんか?

プリントをもらった直後に受診された方もいらっしゃれば、親御さんのお仕事の都合などがつかずに、また眼科受診をできていない方もいらっしゃると思います。

しかし、もう来月は夏休みです。

そこまでには、何とか都合をつけて先生に目を診てもらいましょう!

学校からのプリントについては、証明書料、文書料など頂戴することなく記載しています。お気軽にお申し付けください。また受診の際、船橋市子ども医療券をお忘れになる方が多くいらっしゃいます。保険証と併せてご提示ください。窓口のご負担金が300円や無料になる、あの券です。中学校卒業までは、申請により使用できると思いますのでご確認ください。

ストレスでも、近視が進行します!

過度のストレスを受けると、近視は進行します。

大人でもそうですが、子供のほうが顕著に症状がでます。
ストレスを受けることによって、目のピントを調節する機能がうまく作用しなくなり、
急に見えにくい・・という自体がおきます。

子供の場合、家庭環境も含め、新学期のクラス替えや授業、友達関係などがストレスとしてのしかかりますが、ちょっと前まで1.0見えていたのに!!今は0.2しか見えないの?!なんて驚いてしまうこともあります。

しかし、早くにわかれば一過性の近視(いわゆる仮性近視)の場合であれば、元にもどすことができます。

元に戻すためには、原因になっている「ストレス」を取り除くことです。

その子がどんなことで悩んでいるのか、困っているのか、一緒に解決してあげることなのです。ストレスによる、目の緊張状態が緩和されれば、自然と戻るのです。

気が付かずに放置してしまうと、本当に近視になります。

特に環境が変わりやすい新学期には注意して、よく子供の話を聞いてあげ注意深く見守ってあげることが必要です。

少しでも異常を感じたら、当人の自覚症状に頼らずに検査を受けるようにしましょう!

目が疲れる方は。

「毎日、目が疲れて仕方がない。何か良い薬はありませんか」最近では働き盛りのサラリーマンの方からこのような訴えが多くなったように思えます。仕事にパソコン使用が不可欠になってきたのがやはり原因ではないでしょうか。特にパソコンは、目に対して強すぎるブルーライトよ呼ばれる光を放ち、目に異常を引き起こす原因にもなっています。
パソコン作業

確かに、目が疲れるので薬がほしい。依頼をすれば眼科医からはビタミンAなどを含んだ目薬が処方されると思いますが、それを点眼したからといって治るわけではありません。

例えば、疲れて眠いという人に食事を出しても、食事をとれば少しは回復しますが、あまり症状の改善はみられません。同じように考えて、目の疲れに対しても目薬をという栄養剤を目に与えれば、改善の手助けにはなりますが 全回復までにはほど遠いものです。

では、どうしたら良いのでしょうか?

単純に、「休んでください。目を休めて下さい。」

これが疲れ目には、一番のアドバイスだと思っています。目がすっきりしている状態で仕事に取り組めば、もっと効率が上がるかもしれませんし、また仕事の良い案が浮かんでくるかもしれません。人間ですから、どこかで適度に休憩をしないと体も耐え切れません。薬ばかりに頼らず、うまくコントロールすることも考えてみるのもよいでしょう。

白内障手術は100歳になっても受けられます。

題名の通り、白内障手術に年齢制限はありません。

高齢になればなるほど、体力や免疫力の低下が懸念され
また、メスを入れて痛い思いをしなくても・・・と、思われる方も多いと思います。
確かに手術中も、水晶体が固くなりなかなか超音波で砕くのが大変だったりなどもありますが
それでも手術が受けられないわけではありません。
実際に100歳を超えられて手術を受けられた患者さんもいらっしゃるのです。

 

眼科側から考えると、むしろ白内障が進んでボヤけて霞んで見える状態でいるよりは
片眼15分くらいで終わる手術を受けていただいて、はっきり見える視界を手にいれていただくほうをお勧めしたいところです。

「見える」=「情報が脳に伝わる」ということは、子供の視力の発達時だけに必要なことではありません。大人になっても絶えず脳に情報を送り続けることは必要なのです。

脳に情報が伝達されてこないと、かえって認知症が進行してしまったり、せっかく遊びににたお孫さんの顔もよく見えない・・・なんて寂しい時間を過ごすことにもなりかねません。
ちょっと勇気を出してみていただくと、明るい世界を見ることができるはずです。

「手術」という言葉を聞くと、大それた事というイメージが浮かびますが、今では白内障の手術は日帰りでも可能な病院もあります。

迷っていらっしゃるようでしたら、先生にも相談してみてはいかがでしょうか。適切なアドバイスをくださるはずです。どの選択をするのがご自身にとって最良なのか、考えてみるのも良いでしょう♪