コンタクトレンズでは矯正できない乱視はどうする?

乱視の症状は、おもに物が2重にダブって見える。ということです。
その程度やダブッている方向によって、見え方やツラさも変わり、
さらにはコンタクトレンズでは矯正不能!!なんて事もあります。

以前、ツラい乱視の見え方ということをお話いたしましたが、
特にコンタクトレンズで矯正しにくいのは
”斜め”方向に乱視がある方なのです。

日本人のほとんどは「直乱視」を持っている方が多いといわれ
年齢とともに「倒乱視」になる傾向が見られると言われています。
そして、まれに「斜乱視」を持った方がいらっしゃいます。

そのため、一般的な使い捨てコンタクトは
この「直乱視」「倒乱視」を矯正できるようなデザインになっていて、
「斜乱視」の方用のコンタクトは、ほとんどのメーカーが製造していません。
(製造しているメーカーもありますが、ごく少数・・・)

商品開発のシェアというのもあるようですが、
一番の原因は目にフィットさせるのが非常に難しい!!という点にあるようです。

コンタクトレンズは、涙の上に浮かべて使用するものです。
海に浮かぶ船のようなイメージですが、
縦・横といった方向にレンズを安定させるのは比較的容易ですが、
斜め方向に安定させる・・・というのは、
非常に難しいのです。

そのため、うま~い具合に矯正視力が出る!!という方が、
本当に少ない・・
しかも、乱視用のレンズは、ズレてしまうと
さらに見え方がおかしくなってしまう事態を引き起こします。

 

そして、現在のところ、斜乱視をお持ちの方は

「メガネ」

を是非、活用してください。
耳と鼻に固定されて、しっかりと見え方が矯正されます。
無理して合わないコンタクトレンズを使うことだけは
やめましょう!

白内障手術は何歳まで受けられる?

年をとれば、白内障になる!というのはご周知のことですが、
何歳までなら受けられる??とか、
お考えになられたことはなりますか?

白内障は一種の老化現象だし、
あと何年か?くらいの寿命なら我慢してしまおうか・・

など、いろいろお考えはあるのではないでしょうか。

 

当院から紹介をさせていただいている病院さんでは、
100歳を超えても白内障の手術をされたという患者さんの
お話も耳にします。

何歳までしかできない!!という年齢的制限は
やはりないようで、「健康で手術に耐えうるかどうか」ということが
重要のようです。

メガネやコンタクトレンズもそうですが、
何歳から使ってもよいか?という決まりはなく
使う本人が管理できるか、が重要ですね!

 

しかし、年齢が進むにつれて
体力も徐々に落ち、合併症を併発ししたりするリスクも
高まりますので、
60~70歳くらいを目安に受けられるほうが良いと考えられます。
目の手術といえど、全身が健康体である必要があります。

今では、日帰り手術を行っているところもあり、
何日も入院したりする負担というのも
少なくなってきています。

何事も元気で、自分でできるうちに行っておくと良いですね!

目で見る事により、沢山の情報を手に入れる事ができます。
物が見えない事がストレスになり、うつ病にかかるとも
言われますから、きちんと視界は確保しておくことが大切です。

ハードコンタクトでも眼感染症に注意!!

目の感染症というと、圧倒的にソフトコンタクトレンズユーザーが
かかる確率は高いという認識があります。

しかし、ハードコンタクトレンズ使用者でも感染症には十分な
注意が必要です。眼感染症患者さんの10%強は、
ハードコンタクトレンズ使用者なのです。

とくに、どうしてバイ菌に感染してしまったのかを追ってみると
「レンズケース」に付着した汚れからという
感染経路があげられます。

ハードコンタクトレンズを使用しているからといって、
油断は禁物です。

 

3ケ月に一度の定期検査を利用して、
■レンズに異常がないか(キズ・汚れ・変形など)
■眼に合った規格のコンタクトをつけているか(視力や目とレンズのフィット状態など)
■眼の状態は正常か(アレルギー・ドライアイなどレンズに不調を起こす原因が発症していないか)

などを先生に診てもらい、問題ないことを確認することが必要です。

自己判断では異常なしと思えても、
知らないうちに視力に変化が起きていたり、
フィット状態が変わっていたりもします。

例えば、数年使い込んだハードレンズ。
ズレズレの状態で装着していらっしゃるなんてこともあります。
よく、気になりませんでしたね!!と、
こちらが逆に驚いてしまうことも・・・

徐々にレンズが変形したり、目のデータが変わるので
昨日と何か変わった??というのは、正直気が付きにくいのでは
ないでしょうか?

コンタクトレンズを買うためだけに、眼科を受診するのではなく
良好な状態を保てるように活用してくださいね。

目が乾いた時の点眼薬は、何でも良いの?

コンタクトレンズを初めて使用するとき、
「裸眼の時と比べて目が乾くようになりますので、
点眼薬を併用するように」と
先生から指導を受けた事は、覚えていらっしゃいますか?
目薬

 

 

 

 

 

その後、どんな目薬を使用していますか?

コンタクトレンズを処方してもらう時に
眼科で処方される目薬を使用しているのであれば
問題はないのですが、
薬局などで購入できる目薬のなかには
【防腐剤】
【血管収縮剤】
などが含まれるものがあります。

これらの成分を含む目薬を多用することは、
大変危険です。

≪防腐剤≫は、コンタクトレンズに蓄積すると、
目にも悪影響を及ぼしかねません。
防腐剤により、レンズそのものが変形したり
角膜の上皮障害を引き起こす原因にもなります。

 

特にソフトコンタクトレンズにおいては、注意が必要です。
例外として、1回で使い捨てるワンデータイプ、
水分を吸収しないハードレンズに関しては
さほど影響はないとは言えます。

血管収縮剤は、コンタクトレンズの酸素不足による充血を
一時的に改善させたように錯覚させますが、
根本的な治療しているわではありません。
やめた途端に症状が悪化したりなんてこともあります。

よく、テレビCMとかで耳にする
「充血を止める目薬ください」と言われる患者さんが
いらっしゃいますが、そういった目薬はありません・・・。

 

よく、考えて目薬を選んで下さいね!

腫れた目に、眼帯はいつも必要?!

目を怪我した、腫れた。

なので眼科を受診して、
「目を治療している患者さん」=「眼帯をしている」という
イメージがありませんか?
眼帯の男の子

 

 

 

 

よく、患者さんにも聞かれます。

「眼帯をした方がいいですか?」と・・

 

なんとなく、眼帯で目を保護してもらえているという
安心感がわいてしまうところですが、
基本的には【眼帯はおススメしていません】

 

よほど重症で、埃なども入らないよう目を保護しないといけない!と
いう時は、必ず先生から指示があります。

特にお子さんの場合、むやみに眼帯をしてしまうと
かえって発達途中の視力形成などにも
影響を与えかねません。
バイ菌が入らないようにと、つけた眼帯が目にとっては
逆効果になってしまいます。

しかし、お子さんの場合
眼帯がないと、腫れた目を手で触ったりこすったりされないよう
注意することが必要です。

今まで問題なく使っていたコンタクトが、急に不調になった。

若かりし頃から、何十年と使用していたハードコンタクトレンズ。
現在のレンズに汚れがたまってきたので、そろそろ交換。

とくに大きな不調はなかったので、度数をはじめとした全てのデータを
同じもので作り替え。

真新しいレンズになったはずなのに
レンズが曇る?!違和感が・・・
しかも、前回作ったのと同じデータなのにどうしてだろう?!と
驚くこともあると思います。

 

真新しいハードコンタクトレンズにして、
こういった症状が出た時は
まず、新しいコンタクトレンズを装着する前に
よくコンタクトレンズを洗って、水道水ですすいでください。

水に馴染まずに保存されていたレンズに多いのですが
いきなり新しいレンズを目に入れると
目の脂質分がレンズ表面に吸着してしまいます。

そうなると、レンズが曇って仕方ない・・・ということになります。

 

また、この初期商品の親水性が原因ではなかった場合、
年齢が40代以上の方は、「涙の量と質」に変化が出ているの可能性も大です。

涙は3層に分かれているとされ「水層」・「油層」・「ムチン層」とあります。
加齢とともに分泌される涙の量が減り、さらに涙を蒸発させにくくする油層が
薄くなります。
同じように見えても、涙の「質」が違っていてはどうにもなりません・・

このように、コンタクトレンズそのもの以外にも
原因がある場合がありますので、
不調が出る場合は、我慢して使用するより
先生に相談してみると良いでしょう。

「物を見る」ことは、大人になっても重要です。

子どもの時は、視力の発達のために
「物を見る」ということは大変重要なことだと
以前よりお話をしています。

では、お父さん・お母さんの世代。
その上はおじいちゃん・おばあちゃんになったら
意識的に「物を見る」ということを
しなくても良いのでしょうか?
家族と視力

 

 

 

 

 

 

 

視力は、年齢に関係なく確保することが必要とされます。
物を見ることによって、脳に刺激を与えます。
そうすることで、脳の活性化にもつながります。
年をとっていても、物をしっかりとした視界で
見ることは、結果的にアンチエイジングにもつながります。

年をとると、老化現象の1つとしてほぼ全員に白内障が
発症すると言われますが、
ずっと曇った視界でいるより
今は日帰り手術などもありますので
早めに視力回復をはかる。
というのは有効な手段としておススメします。

また、度の極めて合っていない眼鏡やコンタクトレンズ。
これらも調整して、すっきりとした視界を手に入れましょう。

目が痛かったら、コンタクトレンズは外してください。

目が痛い・・・

真っ赤に充血して、受付に駆け込んできた患者さん。
結膜炎

 

 

 

 

お話を伺うと、昨日から充血していて、さらに痛みもあり。
そんな時に
「コンタクト入れちゃってますが、大丈夫ですか?」

との質問を受けました。

 

・・・ここで、思い直して頂きたいのですが
目が痛いのになぜ、コンタクトレンズを着けてしまうのでしょう??

すぐにでも外して頂きたいのは山々ですが
万が一、ウィルス性の結膜炎で充血していたりなどもありますので、
院内ではむやみに外すことは、行っていません。

 

「メガネはお持ちなのか?」ということをお聞きすると
度が合っていない、とか壊れてしまっている。
という悲しいお答えをもらってしまうことがあります。

 

強い度数になればなるほど
こういった時にメガネは必需品です。

コンタクトレンズを入れないと見えない・・
というお気持ちは分かりますが
その前に ”目” そのものが耐えられなくなってしまう
かもしれません。

 

当たり前のことですが
目が痛い時は、コンタクトレンズは無理に着けないようにしましょう!

乱視でもないのに、物が2重に見える。

【物が2重に見える】

こんな症状があったら、ほとんどの方が

『乱視』

を疑うのではないでしょうか?

確かに、この物が2重・3重に見えるというのは乱視を持っている方の見え方の1つです。まずは、お持ちのメガネを調整して見えるようになるか試してみましょう!

しかし、単純に乱視の度数を入れて矯正しても物がダブって見える症状が変わらないというケースもあります。

もし、ご年齢が50歳以上ならこういった場合、高い確率で『白内障』が疑われます。乱視の症状だけであれば、メガネを調整すれば見えるようになりますが、白内障の場合は、目の中にある「レンズ(水晶体)」そのものが白く濁ってしまい、物を見えにくくしています。この場合、いくらメガネの乱視度数を調整しても、変化はありません。(他にも斜視の出現があったりなど、様々な原因が考えられます)

日常生活に支障が出るようなら、白内障の手術を勧められると思います。視界を常に正常に保つことで、老後の生活も楽しいものになります。見え方に異常を感じたら、先生にまずは診てもらいましょう!

近視の度数が強い方は、眼底検査を受けましょう。

ひとことで近視と言っても、度の弱い方から強度の方まで様々です。中でも、注意していただきたいのはやはり『強度』の近視の方です。

通常、近視の度が強い方は眼軸が長いとされ、網膜(いわゆる物を映し出すスクリーンの部分)が薄くなりがちです。この部分が薄いと、破けて剥がれやすくなります。

映画館のスクリーンを思い浮かべてみて下さい。スクリーンに穴があったら、その部分が見えにくいですよね。目の中も同じような作りになっていて網膜が破れたり、めくれたりして異常があると物が非常に見えにくくなります。こういった症状が、強度の近視を持っている方は起こりやすい状況にあるということを覚えていてください。

また、小さな穴だと、見えていないことに気が付きにくいのです。そして、自覚症状が出た時には大変な事になってしまっている可能性もあります。定期的に眼底を確認して、異常ない状態であったかを確認してもらっておくと安心ですね!

★★★このような症状を確認するための眼底検査は、お薬で瞳孔を広げて検査をします。数時間、ピントが合いにくくなりますので車の運転や細かい作業はできなくなります。公共の交通機関を利用して来院ください。