お化粧とコンタクトレンズ。

コンタクトレンズの素材は、近年シリコーンハイドロゲルという
『酸素をよく通す!!』という素材になりました。

このシリコーンハイドロゲルという素材は、
親水性ではなく、【親油性】をもつ素材で
その名のとおり油分を吸着する性質があります。

コンタクトレンズは、自分の手で触って取り外しをします。
そのため、お化粧品やハンドクリーム、目脂などが付着しやすい汚れとして挙げられます。
シリコーンハイドロゲル素材の登場により
とにかく、油分の汚れが付かないように気をつける必要性が高まりました。
(その反面、たんぱく質の汚れには耐性があります!)

そして何といっても、女性のお化粧品。
これは、自然に目に入ってしまったりする場合もありますので
対処がなかなか難しいものです。
ラメ入りのアイシャドウなどは特に注意が必要です。
化粧品

 

 

 

 

そして、お化粧とコンタクトレンズでは、まず石鹸での手洗い後、
先にコンタクトレンズを着けて
よく見える状態でお化粧をしてください。
その方が化粧しあがりもバッチリです☆

そして外すときも、コンタクトレンズを先に外します。
外さずにメイク落としなどのクレンジング剤などが目に入ると、
レンズの変形や表面が曇って見えにくくなる原因になります。
もし、付着してしまったら迷わずに捨てて新しい物に交換してください。

汚れたまま使用すると、炎症を起こす原因にもなりますので、気をつけましょう!

乱視を予防するには?!

最近、見えにくい。文字がダブって見えたり、夜間の信号の光などがのびて見える。
そういった見え方をしている方は、【乱視】があると考えられます。

乱視って何ですか?

と、患者さんから聞かれることがありますが
自覚症状としては、上記のような見え方をしている状態。
もう少し深く言えば、物を見るときにどこにもピントが合っていない状態です。

では、乱視にならないように注意することは何かあるでしょうか?

乱視には先天的な原因と、後天的な原因があります。
残念ながら、先天的な乱視の防御策はありません。

後天的な乱視については、
「角膜の変形」が原因で起こると考えると

*『眼を細めて物を見るのをやめる』
これは、眼球の圧迫が角膜(黒目)の変形につながります。

*『逆さ睫毛や、コンタクトレンズなどで角膜(黒目)を傷つけることをやめる』
角膜は光を屈折させる働きをもちます。表面に傷ができていると、ピントを結ぶ位置が一定になりません。

難しいことが書かれているようにも見えますが、
結局のところは、眼を傷つけることなく、真ん丸な状態に保てるようにすれば
ある程度の後天的の乱視出現への対策になるのではないでしょうか。

後天性でも、原因不明で角膜が突出してしまうような「円錐角膜(えんすいかくまく)」といったような病気もありますが、出来ることはやるように心がけましょう!

乱視の見え方、構造についてはクーパービジョン社さんのホームページ
とてもわかりやすいのでお勧めです。

取り外しの練習は何度でも、お付き合いします。

初めてコンタクトレンズを使用する際、眼科内で自分で着けたり外したりする練習をします。

この練習なのですが、本当に個人差が大きく
ほんの数分でできる方と、少し時間がかかる方がいらっしゃいます。

時間がかかる・・・。具体的にどのくらいかというのも難しいですが
1時間くらいの方もいらっしゃれば、
さらに別の日にいらしていただいて、再練習という方もいらっしゃいます。
しかし、視力の矯正で必要であれば、
最初はなかなかできなくても諦めずに、ぜひ練習してみてください。

コンタクトレンズ

 

 

 

 

一回コツを覚えていただければ、簡単にできるようになると思います。

練習は、何度でもお付き合いしますので
恥ずかしがらずにいらしてくださいね!

何日かかっても、気にすることはありません。
だんだん慣れてくると、目に近づいてくる指の恐怖感なども自然に克服されるはずです。

間違った使い方をしなければ、便利に使えるものですので
活用してみてください。

「ビタミンC」と「ビタミンC誘導体」の違い

この季節になると、シミや毛穴の開きなどが気になる方も多いと思います。

この2つにをもたらす美容成分といえば、「ビタミンC」が有名ですが、 もう一つ「ビタミンC誘導体」といういのがあるのはご存じでしょうか。

 

そしてできる限り、「ビタミンC誘導体」と表記されているものを選ぶことを お勧めします。

ビタミンCをお肌に吸収しやすく、持続性を持たせたものが【ビタミンC誘導体】です。
ビタミンC誘導体は、肌に吸収された後に体内の酵素に反応して、
新鮮なビタミンCになります。
ビタミンCをより効果的に肌に作用させることができ、
【炎症を落ち着かせる】
【毛穴を引き締める】
【メラニンの生成を抑制する】など、
ビタミンCの力を大きく発揮させることができます。

夏用の化粧品をライン替えしようとしているなら、「ビタミンC誘導体」入りのものを
選んでみてはいかがでしょうか?

また、粉末状のものを精製水などで溶解して使うと、肌にあった濃度で使用できるので
使いやすいかと思います。
ただ、効果を期待しすぎて高濃度しすぎると、肌にしみたりピリピリしたりしますのでご注意を。

ルミキシル使用中は、特に紫外線に注意です!

ハイドロキノンのような副作用もなく、効果も10倍以上高いといわれている
「ルミキシル」

最近では美白用化粧品として、注目を浴びています。

当院でも「しみ」対策として、ルミキシルは推奨していますが、
耳にタコができるくらい

「紫外線に注意!SPF30以上の日焼け止めを必ず併用してください」

ということを、申し上げています。

 

それは、ルミキシルを使用することにより、メラニンの生成が減少します。
メラニンは本来、紫外線からのダメージから肌を守る役割をしています。
そのメラニンが少なくなるということは、紫外線への防御力が弱くなるということです。

紫外線をブロックするには、日焼け止めや日傘等が有効です。
また、ルミキシル自体は刺激の少ない美用液(クリーム)となりますので、
敏感肌を含めた全肌質に使用できます。

美白を求める方は、是非お試しください。
1本9mlで4,320円(税込)です♪

夏休みまで迄には、視力チェックしましょう!

春の学校検診で、視力にひっかかったお子さん。プールが始まる前の結膜炎検診。斜視などの疑い。

このようなチェックがついた学校からもらったプリントが、いまだに手元に残っていたりしていませんか?

プリントをもらった直後に受診された方もいらっしゃれば、親御さんのお仕事の都合などがつかずに、また眼科受診をできていない方もいらっしゃると思います。

しかし、もう来月は夏休みです。

そこまでには、何とか都合をつけて先生に目を診てもらいましょう!

学校からのプリントについては、証明書料、文書料など頂戴することなく記載しています。お気軽にお申し付けください。また受診の際、船橋市子ども医療券をお忘れになる方が多くいらっしゃいます。保険証と併せてご提示ください。窓口のご負担金が300円や無料になる、あの券です。中学校卒業までは、申請により使用できると思いますのでご確認ください。

コンタクトレンズ、交換期限は守っていますか?

コンタクトレンズを使用している患者さん。

くもる、目がかゆい、乾く、といったような症状を訴えて来院。

使用しているのは、2週間の定期交換タイプで

交換周期や手入れについてお尋ねすると、
『しっかり守ってやっています』
とお返事をいただきました。

しかし、実際に診察を受けていただと・・・

先生の診察時に、目に光を当てて黒目の表面を確認する検査等があると思いますが、
この検査で目のキズやレンズの汚れ具合などが分かります。

そして、交換期限をオーバーしている場合
コンタクトレンズの変形による目の食い込みのような傷が発見されることもしばしば。

レンズも長期使うと劣化し、従来の酸素透過率を保持できなくなり
酸欠による目の充血も起こります。潤い効果なども期待できるレベルからは遠のきます。

また汚れによって阻害されていた視界は、真新しいレンズにつけかえると明るく綺麗に見えるように改善。

肉眼ではわかりにくいようなものも、拡大顕微鏡で見たり
独特のキズや凹みの所見があるとどうしても
『しっかり守ってます』
の言葉が残念ながら、覆されてしまいます・・・。

結構、これ簡単にバレますので
期限の超過使用してしまったな・・・とか
思い当たるようでしたら、是非今日からでも良いので、
使用方法を見直してみてくださいね!

炭水化物ダイエットの落とし穴。

炭水化物ダイエットというのをご存じでしょうか?

その名のとおり、炭水化物を食べずに、
お肉・魚・卵などの「タンパク質」、
魚介などの「ミネラル」、
野菜などの「ビタミン」類は普通に食し、
ご飯やパンなどのいわゆる主食=炭水化物(糖質)をとらないというものです。

本来であれば炭水化物は、食べるとすぐにエネルギーに変換され頭の回転をよくしたり、活動の源になります。朝ご飯は炭水化物を積極的にとることをおすすめしたいところです。

 

 

しかし、ダイエットとなるとある程度の以前、お話したように炭水化物が少ないと、血糖よりも脂肪を燃焼してエネルギー源にします。そのため、お腹が空いている時に運動をするほうが、脂肪燃焼効果が高いという理論があります。

しかし、極端に炭水化物の摂取が少ないと

●イライラする!

●集中力が欠ける!

●血糖値が下がりすぎてめまい、不整脈などが起きる!

 

といった、健康を阻害する症状がでます。
炭水化物を減らしながらダイエットするということは、効果的な面もありますが
何事もやりすぎ!!には注意が必要ということです。

痩せても、健康を損なってしまったら嬉しくもないですよね♪

ストレスでも、近視が進行します!

過度のストレスを受けると、近視は進行します。

大人でもそうですが、子供のほうが顕著に症状がでます。
ストレスを受けることによって、目のピントを調節する機能がうまく作用しなくなり、
急に見えにくい・・という自体がおきます。

子供の場合、家庭環境も含め、新学期のクラス替えや授業、友達関係などがストレスとしてのしかかりますが、ちょっと前まで1.0見えていたのに!!今は0.2しか見えないの?!なんて驚いてしまうこともあります。

しかし、早くにわかれば一過性の近視(いわゆる仮性近視)の場合であれば、元にもどすことができます。

元に戻すためには、原因になっている「ストレス」を取り除くことです。

その子がどんなことで悩んでいるのか、困っているのか、一緒に解決してあげることなのです。ストレスによる、目の緊張状態が緩和されれば、自然と戻るのです。

気が付かずに放置してしまうと、本当に近視になります。

特に環境が変わりやすい新学期には注意して、よく子供の話を聞いてあげ注意深く見守ってあげることが必要です。

少しでも異常を感じたら、当人の自覚症状に頼らずに検査を受けるようにしましょう!

目が疲れる方は。

「毎日、目が疲れて仕方がない。何か良い薬はありませんか」最近では働き盛りのサラリーマンの方からこのような訴えが多くなったように思えます。仕事にパソコン使用が不可欠になってきたのがやはり原因ではないでしょうか。特にパソコンは、目に対して強すぎるブルーライトよ呼ばれる光を放ち、目に異常を引き起こす原因にもなっています。
パソコン作業

確かに、目が疲れるので薬がほしい。依頼をすれば眼科医からはビタミンAなどを含んだ目薬が処方されると思いますが、それを点眼したからといって治るわけではありません。

例えば、疲れて眠いという人に食事を出しても、食事をとれば少しは回復しますが、あまり症状の改善はみられません。同じように考えて、目の疲れに対しても目薬をという栄養剤を目に与えれば、改善の手助けにはなりますが 全回復までにはほど遠いものです。

では、どうしたら良いのでしょうか?

単純に、「休んでください。目を休めて下さい。」

これが疲れ目には、一番のアドバイスだと思っています。目がすっきりしている状態で仕事に取り組めば、もっと効率が上がるかもしれませんし、また仕事の良い案が浮かんでくるかもしれません。人間ですから、どこかで適度に休憩をしないと体も耐え切れません。薬ばかりに頼らず、うまくコントロールすることも考えてみるのもよいでしょう。