正しいコンタクトレンズのケアについて(定期交換タイプ)

現在では酸素透過率を高めたシリコーンハイドロゲルのレンズがたくさん市場に出て、すでに使用されているというユーザーさんも多くいらっしゃるのではないでしょうか。快適に使用していくためには、日々のコンタクトレンズの洗浄が大変重要です。

肉眼では見えない細菌などを落としていかなくてはいけませんが、目で見て確認することができないのでキレイだよね?!という先入観で使用されているなんて事はありませんか。また、このシリコーンハイドロゲルレンズには脂質(油の汚れ)が付きやすいという性質があります。具体的に、よく付く油の汚れをあげてみるますと化粧品(ファンデーション・アイシャドウなど)、ハンドクリーム、ヘアケア剤などがあります。特にレンズのつけはずしの際に手からこれらの汚れが付着する確率が極めて高いと言われています。

では、レンズケアの手順を一緒に確認してみましょう!

1)レンズを外す前に、石鹸で手をよく洗います
専用のレンズケースに洗浄保存液を9分目くらいまで入れておきます。
※メイクはレンズを外した後に落としてください。

2)外したレンズを手のひらのうえに置き、洗浄保存液を適量をたらします。

3)レンズを裏表ともに、指の腹の部分でこすります。片面30回、両目分裏表ありますので、1日120回目安です!!(こすり洗いがしっかりと出来ない場合は、こすり洗い不要のケア用品を使うか、ワンデータイプのレンズに変えましょう)

4)レンズの裏表を洗浄保存液ですすぎます。10~20秒程度、レンズに液をかけ流します。

すすぎが十分にできていない方は、レンズ3ヶ月分とケア用品3ヶ月分を同時に使い始めた時ケア用品だけが残ります。レンズが先になくなってしまう方は、すすぐ量を調整しましょう。

5)専用のレンズケースにレンズをしまいます。キャップはしっかりと閉め、4時間以上つけおきしましょう。時間は製品によっては異なります。

6)レンズを着けるときも、石鹸でよく手を洗ってからつけます。

トラブルが起きるのを未然に防ぐために防ぐのも使用していく上で大変重要なことです。

ビタミンCによるアンチエイジング

ビタミンCといえばお化粧品やサプリをはじめ様々な場所で登場します。まず、ビタミンCは体内にもともとあるようなイメージですが、実はコラーゲンなどのように人間の体が作り出すことはできません。また、体内に摂取されたビタミンCはせいぜい6時間程度しか体内にとどまれません。そのため基本は食生活から持続的に摂取していくことになります。

ビタミンCは、野菜をはじめ様々な食品に含まれています。成人女性で1日に必要な摂取量は約100mgとされていますので過剰摂取にならないよう、バランスをとっていくことも大事です。(特にサプリなどで摂取した場合、過剰に摂取された栄養分は
排泄されてしまうだけですからご注意を)

では、肌にとってのビタミンCとはどのような働きをもたらすのでしょうか?摂取されたビタミンCは

  • ・抗酸化作用
    ・皮脂の分泌をコントロール
    ・メラニンの抑制
    ・肌の老化を遅らせる
    ・コラーゲン生成を促進

など、様々な効果を発揮していきます。嬉しい作用がたくさんありますね!食べることは一番大切ですが、肌への吸収を考えた場合、基礎化粧品などを使って外からも肌へすりこんでいくとさらに効果的です。

ビタミンCを含んだ化粧品でも、できればビタミンC誘導体となっているものを選びましょう。ビタミンCは誘導体になっていると、肌の奥までの浸透力が飛躍的に高くなります。ビタミンCクリームは、当院でも処方していますので気になる方はお気軽にお声がけください。

コンタクトレンズの定期検査について

コンタクトレンズの定期検査、ちゃんと受けていらっしゃいますか?厚生省の指導では、3ヶ月に一度はコンタクトレンズ使用者は定期検査を受けるようにといわれています。しかし、これはあくまでも指導であり強制ではありません。最終的には、受けるも受けないも患者さん次第になってしまいますが自己判断に頼らず、目の健診のために時間をつくってみてはいかがでしょうか。コンタクトの定期検査は以下のように推奨されています。

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コンタクト初めて使用した後
【1週間後】 ⇒ 【1ヶ月後】 ⇒ 【3ヵ月後】 ⇒ 【以降3ヶ月後】

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1週間後は、きちんと取り扱いができているかも含めて目に傷がないか、度数がちゃんと合っているかなど確認をしています。自覚症状がなくても、目に傷ができているケースは多々あります。自己判断は大変危険ですよ!1ヵ月後は、最初の定期検査時の注意事項などを守れているかなども含め、眼の状態を確認します。3ヶ月以降は、問題なくコンタクトを使用し続けることができていて目に異常がないか等を確認しています。

そして、コンタクトレンズの定期検査にいらっしゃるときには「ご自身のコンタクトレンズを着けて、来院してください」これ、結構大切なお願いなのです。

何故、コンタクトを着けてきてほしいかというと、レンズをつけた直後と時間が経過してからではレンズの安定性や汚れの付着具合などに差が生じるからです。テスト用のレンズを着けて、確認したそのときは問題なかったが数時間たってから、ドライアイの症状がでて曇っているとかレンズがずれてくるとか、視力が出にくくなる等このような症状が出てないかを確認する必要があるためです。

付け加えますが、こう書きますと目に異常があるときでもコンタクトを着けて来院してしまう方がいらっしゃると困るので、異常があるときは、必ずコンタクトは外してくださいね!

日本で1番美肌なのは何県民?

昨日は休診でしたのでのんびり家でテレビを見ていたところ、美肌について、ちょっと気になるニュース特集が組まれていました。

「日本一、美肌なのは何県民?」

うーん?私がこう聞かれてパッと思いついたのは「秋田」かな?!という予想。秋田美人とかよく聞きますし、水も空気も綺麗なイメージで秋田の旅行したとき街ですれ違う方がみんな色白で美人に見えた記憶があったので♪

この統計をとられたのは、某有名化粧品メーカーさん。肌の「潤い」「キメ」「シミ」「シワ」「化粧のりの良さ」などの肌状態などを総合的に評価し、全国8万人の方にアンケートをとった結果だそうです。

そして栄光の第1位は「島根県」でした。

しかしワタクシ、生まれも育ちも関東なので「島根県」といわれても訪れたこともなく、どんな県なのかあまり知らず、ピンとくるものがなかったのでその理由に大変興味を 持ちました。(島根県民さん、ゴメンナサイ・・・)

島根県民の美肌には3つの理由がありました。

まず1つ目は「紫外線」です。日照時間が短いため、紫外線を浴びる時間も比例して短くなるため、シミやシワができてしまう危険度が他県に比べて低いとのこと。確かに紫外線は、人体にさまざまな異常をもたらす原因の一つです。紫外線そのものを浴びる時間が少なければ、アドバンテージになります。

そして2つ目は「湿度」です。他県に比べて、年間の湿度が高いそうです。今の時期の気温は17度前後、日中の湿度は70%近くあるようです。湿度があれば、肌が乾燥しにくいので 肌の潤い(バリア機能)を保つことができます。船橋(千葉県)では、日中の平均湿度って50%程度だと思いますので島根県のほうが20%ちかく高いです。

最後3つ目は「喫煙者の少なさ」です。タバコを吸う人が最も少ない県でもあるようです。タバコに含まれるニコチンは、人体及び肌に多大なる負担をかけトラブルを引き起こしますので、これも理由の一つでした。ビタミンCなどの欠乏にもつながります。

まとめますと、
「紫外線」=日焼け止めなどでブロック対策
「湿度」=部屋やオフィスでは極力、加湿器などを使用してみる 
「タバコ」=吸わないに限る 

この3点に気をつけてみれば肌トラブルの改善や予防につながるということですね。
私も頑張らなくては。考えてみれば島根県には有名な美肌の湯、湯の川温泉とかもありましたね。こんなお湯につかって生活していたらお肌も綺麗になりそうです。

ちなみに余談ですが、美肌県民2位は「山梨県」3位は「高知県」でした。いずれも富士山や四万十の清流など、自然に恵まれた気候のもとで暮らしているからかもしれないですね。そして、船橋のある千葉県は残念ながら39位との結果でした。さらに余談ですが、私の予想した秋田県は5位という結果でした。

失明原因第1位。欠けた視野は元に戻らない緑内障の怖さ。

「緑内障(りょくないしょう)」

この病名は、聞き覚えがある方が多くいらっしゃることと思います。放置しておくと眼圧の上昇により、視神経が圧迫され最悪の場合は失明にまで至ります。早期に発見できれば、適切な治療を開始することで進行を抑えることができますが、この病気の恐ろしいところは、初期の段階では自覚症状がないことです。

あれ?見え方がおかしい、視界が欠けているような気がするといった自覚症状が出てきたころには、すでに進行している可能性が高いのです。このような残念な結果にならないよう、40歳を過ぎるころには定期的な健診を受けるようにします。視力や眼圧のチェックをはじめ、特に見えている範囲を調べる「視野」の検査は行ってみないと判断はつきにくものです。自覚症状がないからといって、放置してしまうことは極めて危険なことなのです。また、緑内障にかかる方は遺伝的要素が原因ともされています。特に家族・親族に緑内障を患っていたなどある方は注意してください。

現在の治療方法としては、
1)眼圧を下げる薬を使用し、コントロールする。【薬物治療】
2)レーザーを虹彩に当てたりして、房水の流出を促進させる。【レーザー治療】
3)房水の流れを妨げる部分を切開する。【手術】

などといった治療法が主流です。現在の医療では、欠けてしまった視野を元通りにすることはできません。自己防衛を心掛けることが大切です。

ルミキシルの美白効果を実感してください。

ルミキシルという美白クリームをご存知でしょうか?レーザー治療の光に反応しないようなちょっと薄めのシミを改善するものです。興味をもたれる患者さんも多くいらっしゃいまして、その中でもよく耳にするのが「どのくらいの期間で変化が表れるか?」という質問です。

ルミキシルを使用したからといって、さすがに次の日、起きたらシミがきれいになっていたなんてことはありません。個人差はありますが、大体6~8週間をかけてシミが薄くなっていきます。お気づきの方もいらっしゃると思いますが、肌のターンオーバーを経て、シミの部分が薄くなっていくという仕組みです。最低でも、2ヶ月はあきらめずに使用を続けてみてください。

使い方は全体に伸ばして使用しても問題ありませんが、気になるシミ部分にすりこむような感じで、朝・晩の洗顔後に2回。通常は、化粧水 → ルミキシル → 乳液 → クリームといったように、油分系の基礎化粧品の前に使用する感じです。ただし、化粧水にとろみがかかったようなタイプの場合は、ルミキシルの成分浸透を妨げることになる場合があります為、ルミキシルを先に使用するほうが効果的です。どちらか分からない場合はルミキシルを最初に使いましょう。

ルミキシルには、エモリエント効果がありますので肌に潤いを与えてくれます。洗顔後の肌に使用してもツッパルような感じはほとんどありません。

当院では、1本¥4,000+税でご用意しています。(9ml入 チューブタイプ)

また、ルミキシルではカバーできないような濃いシミにはレーザー照射処置をしたほうが早い場合もあります。どちらか迷われる方は、お気軽に院長のカウンセリングを利用してください。初回の相談は無料、予約も不要です!

 

 

船橋で女性のための眼科作りを!

船橋さくら眼科

さくら眼科にいらしていただいた患様はすでにお気づきの方もいらっしゃると思いますが、院長をはじめスタッフはほぼ「女性」です。

眼科に行くと、「怖そうな男の先生で子供が泣いてしまった」とか、「相談したいが、話しかけにくかった」とか、「怖かった~~」とか、こんなお話をよく耳にします。眼科というと、男の先生が威厳をもった感じでどーーんと構えているようなイメージがあると思います。

しかし、さくら眼科はそんなイメージを払拭するような眼科をつくることを目指しています。院長&スタッフの平均年齢は、軽く30歳越えなので落ち着いた雰囲気も作れればよいなと思っています。アンチエイジングに励み、実年齢と外見が非常に一致しないスタッフもいます(笑)

院長は常勤ですので、診療中はいつお越しいただいても大丈夫です。美容皮膚科の診療も併せて院長が行っていますので、シミ治療やたるみが気になったりなどあるは、眼科の診療でいらしたときでもご相談できますよ。目に異常があったときはお子さんを連れてでも、旦那さんと一緒にでも気軽に来院していただけたら良いなと思っています。もちろん、男性スタッフもいますので希望の方はお声がけください^^

ドライアイかどうかをチェックしてみましょう!

簡単にできるセルフチェックとして、ドライアイの一般的症状を上げてみます。5つ以上が当てはまれば、ドライアイの可能性が大きいとされますから、眼科の先生にご相談なさってみてください。

◆目が疲れやすい

◆目の乾燥感を感じる

◆しょぼしょぼする

◆ゴロゴロ異物感みたいなのがある

◆目が重い感じがする

◆目が痛い

◆目の違和感が抜けない

◆メヤニがよく出る

◆目に赤みがある

◆まぶしさを感じる

◆物がかすんで見える

◆涙がでる

たかがドライアイと侮ってはいけません。目に涙がない(=防護服のない)状態は、目に傷をつけたり視力不良にもつながります。

特に「パソコン」「エアコン」「コンタクトレンズ」は、ドライアイ症状をつくる3大原因です。意識的な瞬きをする回数を増やしたり、点眼薬を併用するなど、目の表面はいつも潤っている状態を保ちましょう。

後発品(ジェネリック医薬品)ってご存知ですか?

最近ですとテレビCMとかでも告知されるようになってきましたが、まだまだこの「後発品(ジェネリック医薬品)」というのをご存知ない方も多いのではないでしょうか。

製薬会社さんがお薬を開発して、その薬が新薬(先発品)として世の中に出回る時、特許をとって類似品などを他社がつくることができないようになっています。新薬を開発したりするには10数年以上の長い期間と開発費など数100億円の費用がかかりますから、そのくらいの対価はあってよいのかもしれません。

しかし、その特許が切れると他の製薬会社 も同じ成分で名前を変えて発売を始めます。新薬開発費に比べると期間も短く、1/10くらいの費用で作れてしまうようです。これが後発品(ジェネリック医薬品)と呼ばれるものです。

同じ成分で効き目もほとんど変わらなければ、後発品のほうが患者さんにとってもコスト的負担は減ります。私自身も疲れ眼の目薬は「サンコバ点眼薬」ではなく「コバラム点眼薬」とか使っていたりして。

しかし、主成分が同じということであり、すべてにおいて全く同じものではないということだけはお伝えしておきます。製法やら添加物やらは異なるかと思いますので、
先生や薬剤師さんと相談の上、選択をされるほうが良いでしょう。当院では院外処方箋による一般名処方を行なっています。先発品でも、後発品でも患者さんが選択できるようになっていますよ(※先生から指示のある場合は除きます)目薬といっても薬です。ご自身の使用しているお薬がどんなものなのか、調べてみるのも良いかもしれません。

近視の人は、老眼にならないというのは本当?

友人と話をしていると、こんな話を耳にしました。

「私の母は、目が悪いから老眼にならないみたいだよ!」

こんなことが実際にあるのでしょうか?
結論から申し上げますと、残念ながら老眼にならないというのは間違いです。年をとると、誰でも老眼になります。

しかし、友人母のようにもともと手元にピントが合った目をしている方もいらっしゃいます。裸眼で手元の新聞や携帯が見えますから、老眼になっていないような錯覚にとらわれますが年齢相応の調節力の低下は起こっているものなのです。

このような眼の方は、たいてい若いときは「近視用の眼鏡」を使用していたかと思います。(学生であれば後ろの席からでも黒板が見えるような眼鏡です。)では、現在も遠くが視力1.0見えるような眼鏡をかけた状態で、手元がはっきりと昔のように見えるかというとそうではない、ということにお気づきになるでしょう。

学生の時であれば、黒板を見るときに眼鏡を掛けて教科書を読むときに眼鏡を外すなんてことはありません。これは離れた黒板のにピントが合っている状態から、手元の教科書へ視線を移してもピントを調節する機能がきちんと働いているからなのです。年をとるにつれてこの機能が低下し、黒板が見える状態から教科書にピントを合わせる力が弱くなってしまうわけです。これが老眼と呼ばれる現象なのです。