シェーグレン症候群

シェーグレン症候群。ご存知でしょうか?

全身性の免疫異常の病気の一つで、
目には関係ないのでは??

と思われがちですが、目にも重大な異常をきたします。

目の異常は「重度のドライアイ」症状を起こす原因になります。
ドライアイは、普通の人でも
目が乾くな~、シパシパするな~。程度のものは
普段からお付き合いしている方も
多々いらっしゃると思いますが、
シェーグレン症候群によって、起きるドライアイは極めて「重度」
なのです。

涙が出てくる量が少なくなってしまい、
目がゴロゴロしたり、痛み、かゆみ、目やになどの諸症状に悩まされます。
涙が表面になければ、物は見えにくくなり、眼精疲労を引き起こします。
コンタクトレンズももちろん中止となるでしょう。
(異物感が出て、とてもつけていられないと思います)

さらには、涙が出にくくなりますので、感動的な映画を観た、悲しい出来事が起きた。
そんな場合に泣いても涙が出てきません・・・

免疫性の病気のため、ここが悪いからこの病気になった。
という明らかな原因がわからなくなっています。
遺伝や環境、ホルモンバランスなどが複雑に作用して
引き起こるのではないかと推定されています。

よって、病気の原因の特定がなければ、この薬が効くよ!という具合に
シェーグレン症候群には特効薬がありません。

痛みあれば、痛み止めなどの薬を使う、
涙を補うような人工涙液を点眼する、
出ている症状を緩和する薬を使うことはできますが、
根本治療にはなりません。

ドライアイ症状がひどいな・・・と
思うことがあれば、我慢せずに先生に相談してくださいね!

11月14日は世界糖尿病デーです

目に関しても、大きな合併症をもたらす糖尿病。眼科においても内科の先生との連携をはかり異常が出ないよう診断を行っておく必要があります。

そもそも糖尿病とは、血糖値が高い状態が続き全身の血管や神経を障害させる病気で長い年月を経てその症状が発症します。血糖値が高くなる原因には、インスリンという血糖値を下げるホルモンが影響します。このインスリンの出が欧米人よりも悪く日本人は、糖尿病になるリスクが高い民族という位置づけです。食生活などに大きく影響されますが、体質的にインスリンの出る量が少ないのであれば同じ生活をしていても差が出るということになります。

世界中でも日本は6番目に糖尿病患者の多い国といわれ、推定患者数1070万人とされています。年間の糖尿病性網膜症での「失明者」の数は3,000人を超えています。目では失明という一番恐ろしい合併症を起こすほか、腎症を併発して人工透析になったり、神経障害で足を切断することになる方もいます。

残念ながら、初期ではまったく症状がありません。自覚症状で気づくということはほぼないといってもよいでしょう。症状は10年くらいの年月をかけてゆっくり進行しますので、合併症を発症させないためには定期的な検診を受けて、医師の診断を仰ぐことが大切です。

また、内臓脂肪が多い方だとインスリン注射などが効きにくくコントロールが大変になります。
糖尿病予防にジョギング

軽めのウォーキングやジョギングなど、毎日続けられる運動をプラスし、規則正しい食生活を送ることを心掛けます。まずは糖尿病にならない生活を送ることを意識しましょう。

噛むと疲れ目が改善する??

パソコンやスマートフォンの普及で年々、
眼精疲労をうったえる患者さんがとても増えています。
眼精疲労がひどくなると、かすみ目や目の奥の痛み、
瞼の痙攣などを引き起こす場合もあります。

そんなつらい疲れ目を少しでも改善するために、
咀嚼「噛む事」が、疲れ目を改善するという研究発表がありました。
「疲れ目」の原因の一つは、近くの場所をずっと見ることで、
目の筋肉が凝り血流が悪くなるために起こると言われています。
そこで、咀嚼前と咀嚼後の白目の血流を測定したところ、
咀嚼後は咀嚼前に比べ、70%も血流が上がっていることが
わかりました。
その結果、目の筋肉の凝りがとれ、疲れ目が改善効果が期待できるそうです。
また、噛むことは疲れ目の改善だけでなく、
虫歯の予防、口臭の予防、ダイエットにも効果的です。
特に、朝行なうことが大切!!!
朝ごはんはしっかり噛んで食べたいですね。

朝ご飯をしっかり食べるのはちょっと・・・・という方には、
噛むことが大切なので、ガムなどで代用しても大丈夫!!
誰もでも手軽に出来るので、試してみてはいかがでしょうか??

白内障手術は、一生に一度だけで大丈夫?!

白内障は、生まれ持った「水晶体」が老化によって白く濁り、物を見えにくくする病気です。根本的に治療するには、目の中にある水晶体そのものを人工レンズに入れ替えるという手術をします。人工レンズに取り替えてしまうのですから、老化でさらに白内障が進むとは考えにくいので「白内障手術は、一生に一度だけ受ければ大丈夫ですか?」というよく質問を受けます。

基本的には「一度限り」のケースが多いため、その通りだと申し上げたいところなのですが、残念ながら100%と断言はできません。白内障の手術を受けた後に人工の眼内レンズを包む「後嚢(こうのう)」という部分が濁り、視力が再度低下してくることがあります。これを「後発白内障(こうはつはくないしょう)」と呼びます。

白内障手術後の合併症として挙げられますが、この後発白内障にかかっても再度5分程度のレーザーを当てる事により完治させることができますのでご心配は無用です。また、目の中に入れる人工レンズ(眼内レンズ)をアクリル製のものにすると、この後発白内障の発生が極めて少ないと言われます。手術前に主治医の先生とよく相談してみると良いでしょう。

2)視力とスポーツ。

視力とスポーツは、ただ単純に遠くのものが
1.0まで見えるとか、それだけでは語りきれません。

そこで、動体視力というものをご存知でしょうか?

動体視力とは、その名のとおり
「動いているものを目で捉える力」のことを言います。
言葉で書いてもわかりにくいと思いますので、
レンズメーカーさんのサイトにこんな良いものがありましたので、
是非、ご覧になってください。

動体視力テストへ⇒

・・・いかがでしたでしょうか?

A子はどうやらスポーツ選手並みの動体視力があると
診断されました。(←ホントか?!と自分でもツッコミたくなりますが・・)

(しかし、メガネやコンタクトをせずに
ぼんやりとした視界で同じテストをすると
その下のランク止まりで、あと一歩という結果でした。
視界の確保は重要ですね!)
そしてスポーツ時には、動いているものを見極める視力、
動体視力も必要となります。

動体視力は、
A)「近づいてくる物を見極める力」と
B)「目の前を横切る物を見極める力」
に大きく分けられます。

A)の場合は、主にピントを瞬時に合わせる能力
B)の場合は、眼球運動能力

を鍛えることになります。

動体視力は訓練することにより、その能力をUPすることができますので、
スポーツに打ち込みたい方は
その種目に応じたトレーニングを積むと良いでしょう。

1)視力とスポーツ。

スポーツの秋です。
さあ、運動をしよう!!と意気込む前に
視力はしっかりと確保できていますか?!

視力とスポーツは、切っても切れない関係なのは
言われるまでもないでしょう。

視力が良いと、スポーツ選手は好成績を残せるという
記録もあるほどです。
有名なのは、あのプロゴルファーの方や野球選手など・・ですね!

スポーツをするとき
例えば野球ならピッチャーが投げるボールを見ますし、
バットで打たれたボールを見ながら追いかけます。
走っているランナーを見て、どこにボールを投げるか
目で情報を確認します。

野球だけに限らず、バスケットも相手や見方の動きを見て
次にどこにボールを回すか、シュートをするか、
ゴールまでの距離はどれくらいか。
そういった情報をどんなスポーツでも目から得ます。

スポーツ時は、
”目から9割超の情報を得ている”と言われるほどです。


ということは、
「あら?!うちの子は練習しているのに野球の打率が上がらないわ!」
なんていう時、
もしかしたら視力に問題があって打率が上がらないのかもしれませんよ?

 

ピッチャーが投げるボールがしっかりと見えないのに
打てるはずもありません。

視力を確保して、スポーツを楽しみましょう^^

目は、脳の一部と言われています。

目と脳。

別物のように思えますが、「目は脳の一部」と言われています。

物が見えるしくみとして

1)角膜(黒目) ⇒ 2)水晶体 ⇒ 3)硝子体 ⇒ 4)網膜 ⇒ 5)視神経 ⇒ 6)脳
の順番で情報が伝達されていきます。
目のしくみ

 

 

 

 

 

上の図のように、角膜(黒目)の部分から入った情報は視神経を通り最後は脳に伝っていきます。そして脳に到達した情報は、どんな物が見えているのかが処理されます。

例えば、「赤い色の丸いものが目の前にある」という情報が脳に伝わると、
今まで脳にストックされた知識などから、これが何であるのか?これは「赤いボールだ」というように情報が処理されていきます。

このように、物が見える仕組みを考えると目から脳まではつながっていて脳への入り口のようになっていることがわかります。

例えば、見え方の異変を感じればまずは眼科を受診しようと思いますよね。しかし「目」そのものには異常がないと診断されると、「脳」に異常があるのではないかと眼科医は考えます。脳神経外科と眼科が切っても切れない関係にあるのも納得です。

ちなみに、見えにくい度が合っていないメガネやコンタクトレンズを使いっぱなし。白内障などが進行しているのに手術をせずに我慢。実はこのような視力が確保できていないような状態が長年続く事は、視覚的刺激が欠落して認知症などの脳の病気にもかかりやすくなると言われています。目は脳の一部ということを是非再認識してみませんか。

ブルーライトが、眼精疲労を起こすワケ。

最近、メガネを買うときに
「ブルーライト」カット付きのメガネというのを
よく見かけるようになっていませんか?

パソコンやスマホなどの画面からは
「ブルーライト」と呼ばれる紫外線についで強いチカラををもつ
光が放たれています。

”紫外線”と聞くと、日焼け止めや日傘、UVカット付きメガネなどで
身体を守らなきゃ!!と
ほとんどの方が思い浮かべることができると思いますが、
「ブルーライト」とはどんなものでしょう?

※参考 (過去の可視光線についての記事はコチラ
可視光線

 

 

 

 

ブルーライトは、可視光線のなかで最も強いエネルギーを放つ
短波長の光です。(上の図だと左の方の波長の部分です)
光は、角膜から入った後、水晶体を通り網膜で焦点を結びます。
しかし、ブルーライトは波長が短いため、
網膜に達する前に焦点を結んでしまいます。

そのため、網膜へピントを合わせるのに非常に労力を要します。
色がボヤけやすいということもあり、
人間の目にはあまり嬉しくないものなのです。

さらにブルーライトは、空気中で散乱しやすいといわれ
目にとって、まぶしすぎる刺激を与えることになります。
散乱した光をひとつにまとめてピントを合わせるって
大変ですよね?
そのため、目も脳もフル回転で仕事をしないといけないので
普通に物を見るよりも、たくさん働かないといけません。

こういった事情により、 眼精疲労を起こしやすい と言われています。

 

メガネにブルーライトカット加工をする、パソコンやスマホなどに
ブルーライトカットのフィルターなどを貼る。
という防御策をとることで、眼精疲労は少しでも軽減されるはずです。
積極的に活用してみましょう!

秋の花粉症

秋は比較的病気の少ない季節ですが、数日前から
目のかゆみや充血などの症状の患者さんが増えてきています。
秋の花粉症の季節です。

秋の花粉症の主な原因はブタクサとよばれるキク科の植物だと言われています。
ブタクサは道端や公園など、私たちの身近な場所に生えており、
きっと船橋にも沢山生えていると思われます。
あまり知られてはいませんが、ブタクサの花粉症は春の花粉症の、
スギやヒノキに次いで多いと言われています。

症状としては、目のかゆみ、充血、くしゃみ、鼻水、鼻づまりなど
春の花粉症と殆んど変わりはありません。
認知度が低いためか、季節の変わり目のせいか、
風邪と勘違いされやすいようです。
風邪だと思っても症状が長引くようなら、
一度耳鼻科や眼科を受診することをおススメします。

また、ブタクサにアレルギーがある人は、メロン、きゅうり、スイカ、
バナナなどを食べると、口のまわりやのどが痒くなったり、
目が腫れたりする症状を併せもつ方が多くいます。

秋の花粉症と診断されたら・・・・・
春の花粉症対策のように、ゴーグルやマスクはもちろん有効です。
また、ブタクサなどキク科の植物は、スギやヒノキよりも背が低いため
花粉が飛ぶ範囲が狭くなります。
できるだけ近づかないようにすることが大切です。

化学眼外傷

洗剤やパーマ液、髪染めの液などが誤って
目に入ってしまったことはありませんか?
誤って化学物質が目に入り、目に障害をおこすことを化学眼外傷といいます。

化学物質が目に入ると、角膜や結膜などの眼球表面に炎症がおこり、
酷い時には、角膜全体が濁ってしまったり、
角膜が剥がれてしまったりする場合もあります。
特に、化学物質がアルカリ性の場合、角膜表面だけでなく内部まで浸透し、
眼球の内側まで障害が及ぶこともあります。
また、将来白内障や緑内障の原因になる可能性もあります。

もし化学物質が目に入ってしまったら・・・・・?
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誤って化学物質が目に入ってしまったら、まず眼科を受診する前に
水道水でよく目を洗うことが大切です。
目が化学物質に触れている時間が長ければ長いほど悪化していきます。
約10分ほど、水道水を掛け流して洗眼してください。
目を洗い終わったら、すぐに眼科を受診してください。
早く、適切な処置を行い、軽度の状態であれば、
通院だけで後遺症もなく回復することができます。