コンタクトレンズでは矯正できない乱視はどうする?

乱視の症状は、おもに物が2重にダブって見える。ということです。
その程度やダブッている方向によって、見え方やツラさも変わり、
さらにはコンタクトレンズでは矯正不能!!なんて事もあります。

以前、ツラい乱視の見え方ということをお話いたしましたが、
特にコンタクトレンズで矯正しにくいのは
”斜め”方向に乱視がある方なのです。

日本人のほとんどは「直乱視」を持っている方が多いといわれ
年齢とともに「倒乱視」になる傾向が見られると言われています。
そして、まれに「斜乱視」を持った方がいらっしゃいます。

そのため、一般的な使い捨てコンタクトは
この「直乱視」「倒乱視」を矯正できるようなデザインになっていて、
「斜乱視」の方用のコンタクトは、ほとんどのメーカーが製造していません。
(製造しているメーカーもありますが、ごく少数・・・)

商品開発のシェアというのもあるようですが、
一番の原因は目にフィットさせるのが非常に難しい!!という点にあるようです。

コンタクトレンズは、涙の上に浮かべて使用するものです。
海に浮かぶ船のようなイメージですが、
縦・横といった方向にレンズを安定させるのは比較的容易ですが、
斜め方向に安定させる・・・というのは、
非常に難しいのです。

そのため、うま~い具合に矯正視力が出る!!という方が、
本当に少ない・・
しかも、乱視用のレンズは、ズレてしまうと
さらに見え方がおかしくなってしまう事態を引き起こします。

 

そして、現在のところ、斜乱視をお持ちの方は

「メガネ」

を是非、活用してください。
耳と鼻に固定されて、しっかりと見え方が矯正されます。
無理して合わないコンタクトレンズを使うことだけは
やめましょう!