花粉症に良い食生活

関東は桜満開、お花見シーズン到来ですね。
まだ見てないんですが、船橋でも咲いているのでしょうか?
皆様お花見は行かれましたか?
私は花粉症がヒドイので、室内からコッソリ見る派です。
そんな花粉症もそろそろ折り返し地点、苦しいのもあと半分です。
しかし、油断は禁物!!!
折り返し地点ということは、今がピークなのです。
今年の花粉症は本当につらいですよね。
少しでも改善するために、食生活を見直してみてはいかがでしょうか??

花粉症の患者人数は戦後から急激に増加しています。
原因は特定されていませんが、
食生活の変化が1つの原因ではないかといわれています。

花粉症に良い食生活

●炭水化物はできるだけご飯にする。

●油分が多い食事は控える。

●おもちやおせんべいなどの米菓、甘いものは周1回まで。

●たんぱく質を食べていない、または食べ過ぎている。(1日50グラムまで)

●卵類は3日に1個。

●食事は好きなものに偏らず、バランスよく。

●毎日野菜を食べる(温野菜と生野菜をバランスよく)

●できるだけ洋食は控える。

昔ながらの和食が理想的ということです。
昨日も今日もパスタと、チョコレートとおせんべいを
食べてしまった私にはちょっと難しいお話ですが・・・
出来るところから頑張っていきたいですね。

また、花粉症にはポリフェノールが効果があるといわれています。

花粉症スケジュール

だいぶ暖かくなってきましたね。
連日、風が強い日が多く、花粉症の患者さんが今年は大変多いです。

皆さんもご存知の通り
世間一般的に、花粉症のシーズンは2月~4月頃
この時期に飛んでいるのはスギ花粉です。
花粉症で最も多いのはスギ花粉ですが、
花粉症の原因はスギ花粉だけではありません。
日本では、ほぼ1年中なんらかの花粉が飛んでいます。
自分がもっているアレルギーの花粉が飛んでいる時期に
鼻水、くしゃみ、目のかゆみなどの症状がでます。

1年の花粉スケジュール

スギ       2月中旬~4月下旬頃
ヒノキ      3月初旬~6月下旬頃
シラカバ    4月中旬~6月下旬頃
イネ科     5月中旬~10月中旬頃
ブタクサ属   7月下旬~10月下旬頃
ヨモギ属    8月中旬~10月中旬頃
カナムグラ   8月中旬~11月下旬頃
ハンノキ属   1月初旬~6月下旬頃

場所やその年によって飛散時期は違いますが、
代表的なものをあげてみました。
他にもたくさんの花粉が飛んでいます。

少し寒くなってきた秋頃の花粉症は風邪と間違えやすく、予防が遅れがちに・・・
どの花粉の花粉症であっても、お薬や予防は同じです。
自分の花粉症の時期を知って、早めの予防を心がけましょう~

 

 

眼科でも点鼻薬を処方できるの?

今日の花粉の猛威は凄まじかったようですね。患者さんがドアを開けて出入りするたびにA子もくしゃみが出てしまう感じでした(汗;)

花粉症が発症すると、目のかゆみや充血、涙が出たりとありますが鼻の症状も大変です。

よく最近、お問い合わせをいただきますが、 「目の診察を受けた時に花粉症の点鼻薬も処方してもらえますか?」ということです。

まず、出来るか出来ないか? 答えとして言えば 「出来る」 です。

耳鼻科的な処置を行なうことは当院ではありませんが、使っている点鼻薬を目薬と一緒に処方することは可能です。点鼻用のいつもの薬を出すという事であれば診察の際に先生にお申し出ください。

しかし、花粉症といえど侮れません。痒いので、過剰なアレルギーやこすってしまったりして腫れあがるほど真っ赤な目でいらっしゃる患者さんもいらっしゃいます。 少しでも薬で落ち着いてくれるとよいのですが。また、午前中の診療よりも午後の診療のほうが 比較的空いていますので、待ち時間が気になる方は参考になさってください。

花粉症なのか、風邪なのか?

昨日、関東地方でも「春一番」が吹いたと報道されていました。春、こういった強い風が吹くと、次の日は花粉症の患者さんで院内はいっぱいです。(比較的、午後の診療の方が空いていますので、お時間 ずらせる方はご参考までに・・)

花粉症だと、
+目が充血する
+目がかゆい
+涙がでる
+目がゴロゴロする

といったような症状に悩まされますが、 実は風邪でもこういった症状がでます。では、花粉症なのか風邪なのかを見分けるには どのあたりに注目すればよいでしょうか?

風邪の場合、上記の症状にプラスして 「高熱」「喉の痛み」が出る事が多いです。正確な診断は、医師に診てもらわないとわかりませんが、 花粉症と暢気にしていたら、
風邪やインフルエンザだったなんてことになるかもしれません。

また、花粉症は目だけでなく体全体に症状をもたらします。

*鼻がつまる、もしくは鼻水が止まらない
*くしゃみの連発
*思考回路が鈍くなる
* 頭痛など・・・。

発症前に何とか撃退できれば良いのですが、なかなか思い通りにはなりませんね。ちなみに、某眼鏡チェーン店さんで花粉カットの眼鏡のCMやっていますがこれは大変花粉をカットする上で良い製品と見受けます。目に入ってしまう花粉の90%以上カットできるようです。通常の眼鏡と違うのは、やはり上下左右から花粉が入り込まないようにガードがついていること。花粉から目を守れるなら、出来る限りのことは
やっておきたいところです。

コンタクトレンズ眼障害

『コンタクトレンズによる目のトラブルが増えている』
と言う話を最近よく耳にします。
実際にどんなトラブルが起こるのでしょうか??

コンタクトレンズは眼鏡とは違い、
角膜(黒目に相当する部分)に接触しています。
そのため、視野が広い、顔の印象が変わらない、スポーツなどに適している。
など、多くのメリットがありますが、
反対にそれがデメリットにもつながり、
眼鏡では起こり得ない眼障害が起こることがあります。
また、コンタクトレンズの不適切使用による視覚障害も増えています。

主なコンタクトレンズによる眼障害

【角膜上皮障害】
コンタクトレンズによる病気で最も多い病気です。
主な原因は、ドライアイ、レンズの下などに入り込んだゴミ、
レンズの汚れなどによるこすれです。
角膜や結膜に小さな傷がつきます。
痛くても通常は数日で治ります。
しかし、ソフトレンズの場合気づくのが遅れ、細菌などに感染してしまうことがあります。
また、障害が上皮の内側まで及び感染を起こした場合、
治療が遅れると炎症が眼球内に及び、失明に至ることがあります。

【角膜血管新生】
本来、無血管で無色透明な角膜に、血管が伸びてくることです。
重度の酸素不足のサインです。

【角膜内皮障害】
酸素不足のため、角膜の一番内側の細胞の数が減ることがあります。
内皮細胞は再生しません。
自覚症状が重症になるまであらわれず、
気づいた時には角膜移植しか治療法がない、
ということになりかねません。

【巨大乳頭結膜炎】
レンズの汚れなどが原因のアレルギー性結膜炎です。

これらのコンタクトレンズによる病気にならないために・・・
①眼科で定期的に健診をうける
②装用時間を短くする
③きちんと洗浄、消毒をする
④使い捨てのコンタクトレンズは使用期限を守る

コンタクトレンズもきちんと使用すれば安全です。
正しく使用して健康な目でいましょう~。

 

加齢と乱視の影響。

若いうちはピントを合わせる機能がしっかり働いているため、多少の乱視などは気にせずに生活されている方が多くいらっしゃいます。気にせずというより乱視があることにさえ気づいていないとも言うべきでしょうか。

しかしながら、年をとるにつれてこのピントを合わせる機能が徐々に低下し、「乱視の2重に見える」といった特有の症状を大きく感じることになります。さらに加齢により、水晶体自体がすりガラスのように白く曇るという白内障が追い討ちをかけます。

乱視度数は年齢とともに進行することも勿論ありますが、このピントを合わせる力が弱くなってしまったために乱視度数が進行したのではないかと、思えてしまいます。乱視の症状そのものを薬などで治療することは難しいですが、眼鏡やコンタクトレンズで「矯正」することはできます。また、眼鏡やハードコンタクトレンズであれば乱視と老眼を一気にスッキリさせてくれるかもしれません!

若い時は気にならなかったけど、最近、物が2重に見えるということが気になるようでしたら一度眼科で診断を受けることをお勧めします。良い解決方法が見つかるかもしれません。

ちなみに、子どものころから目が悪く目を細めて見る癖がある方は、年をとってから乱視が出現する可能性が極めて高くなります。眼球をまぶたで上下から挟むように圧力を加えることにより、まぶたに押された角膜が円形から楕円形になるのが原因と言われています。数回、目を細めたからといって起こるようなものではありません。長い年月をかけて変形していくそうです。無理に目を細めて物を見るのではなく、メガネやコンタクトレンズによりしっかりと矯正をして、目を細める癖を何とかしておくことも大切です。

コンタクトレンズが急にずれるようになった理由

いつも問題なく使っている2週間交換のコンタクトレンズ。ぼやける感じがあって、鏡をよくのぞいてみると コンタクトがずいぶん上の方に持ち上がってしまっているではありませんか。レンズが汚れていたり、裏表を間違えて着けていなかったりしなければ、目に異常がある可能性が非常に高いです。

まぶたの裏に大量のブツブツとした出来物ができて、その突起に引っ掛かって、レンズが異常なほどにズレてしまいます。 ほかにも、ゴロゴロするような自覚症状、充血などを伴います。これは「巨大乳頭性結膜炎(きょだいにゅうとうせいけつまくえん)」と呼ばれる病気です。
巨大乳頭性結膜炎

▼こんな感じにまぶたの裏にブツブツと、できものができます。放っておくと角膜潰瘍に進行していき、最悪の場合は失明に至ってしまう危険性もあります。早めに治療していくことが大切です。

アレルギーの一種で、抗アレルギー薬などを点眼して治療していきます。治るまではコンタクトレンズの使用は中止してください。

この病気の原因で圧倒的に多いのは、 汚れたままのコンタクトレンズを着けているということです。 コンタクトレンズの消毒、洗浄がしっかりと行なわれていない場合に高確率で発症しますので、現在の手入れ方法を再度確認してみましょう。

春季カタル、ご存知ですか?

春季カタルとは、かゆみが強い重症のアレルギー性結膜炎のことです。主に春から夏にかけて症状が悪化します。発症しやすいのは小中学生が多いとされています。アレルギーですので、成人になっても改善しない場合があります。

【自覚症状】
・ねばったメヤニがでる
・目のかゆみが強い
・涙が出る
・充血している
・ゴロゴロして痛い

その他の所見では、
・上瞼にぶつぶつと大きな出来物ができる、
・黒目の周囲に腫れができる
・黒目の表面にたくさんの細かい傷や、濁りができる

【治療方法】
抗アレルギー点眼薬・ステロイド点眼薬・免疫抑制点眼薬といった薬を投与していきます。

しかし、症状を軽減させる効果は抜群だとしてもお子さんに長期にわたってステロイド点眼薬を投与し続ける事をためらうかもしれませんが、きちんとした点眼治療がなされないと、視力障害を起こしたりすることもありますので早めの対処を考えていきましょう。

眼圧が正常なのに、緑内障?!

緑内障と聞くと眼圧値が高いというイメージが一般的にあると思いますが、緑内障の方すべてが眼圧値が高いのかというとそうでもありません。

緑内障にも様々なタイプがあり、眼圧値が正常でも「正常眼圧緑内障」と呼ばれるタイプがあります。その名のとおり眼圧値だけを見ると正常者とかわりがありません。そのため、緑内障にかかったことに気が付きにくい場合もあります。さらに 日本人の緑内障患者さんのうち6割がこの正常眼圧緑内障と診断されていますので気をつけないといけないです。

そして緑内障は、初期の状態ではまったく自覚症状がありません。そのため定期的に眼圧値はもちろんですが、眼底や視野(見えている範囲)の検査を定期的に受けて調べていくしか早期発見の方法はありません。放置されて、ようやく自覚症状が出た時には、かなり進行してしまっていることでしょう。眼圧が正常なだけでは、緑内障でないとはいいきれません。医師の的確な診断を受けることが重要です。

また、遺伝的要素が大きいとも言われています。ご家族や親戚などに「緑内障」にかかっている方がいらっしゃる場合は、緑内障ではないか一度検査を受けてみるとよいでしょう。何ともなければ、それでしばらくは安心ですしね。

ハードクレンジングは汚れがよく落ちますね!

エイコー社が販売をしている「ハードクレンジング」という商品があります。

ハードクレンジング

この商品の汚れを落とす力は、A子の個人的意見ではありますが少し抜き出ている気がします。実際に使ってみるとわかるのですが、よく泡立つのでこすり洗いしやすく、ウォータープルーフのマスカラとかでも落とすことができます。この手のクリーナーで「泡立つ」商品というのは数少ないので、個人的にとても気に入っています。泡立ちがあると、こすり洗いできている実感がわいてきませんか?!

研磨剤も入っていませんので、シードS-1のようなコーティングがついたハードコンタクトレンズにも対応しているので、ハードレンズなら商品を限定せずに使用することができます。研磨剤入りのものは威力としては強力なのですが、 レンズの傷や変形につながる危険があるのでそのさじ加減を上手くしていかないといけません。

さくら眼科にもよく「ハードレンズが汚れてゴロゴロする!!」とご自身のハードレンズを持って駆け込まれる患者様がいらっしゃいますが、大抵の汚れはこれで落ちます。こまめにレンズの汚れを落とし、清潔にしておくことはハードレンズ自体の寿命をのばすことにも結果的につながります。

また、汚れが付着したままのレンズを使用していると目のアレルギー症状や炎症を引き起こす原因となります。レンズが曇るな・・とか、ゴロゴロする感じがある方は使ってみると改善する可能性は大きいですよ。