当院、さくら眼科美容皮膚科では新型コロナウィルスの「抗体」検査を行っています。※【2022年8月31日で終了しました。】
所要時間:約15分
対象:高校生(16歳)以上
検査方法:指先からの少量の採血によって判定
費用:自由診療
8,000円(税込み8,800円)健康保険適応外
各種クレジットカード利用可、事前予約も不要です。
※現在新型コロナウィルスにかかっているかどうかを調べる検査ではありません。すでに発熱等の症状がある方は受診をお控え下さい。また、現在の日本において抗体検査の結果は新型コロナウィルスの陰性証明にはなりません。
そもそも抗体(こうたい)検査とは?
現在も日本で猛威をふるう新型コロナウィルス。このウィルスに感染しているかどうかを調べる方法は大きく分けて3つあります。
①PCR検査:
現在かかっているかどうかをウィルスの遺伝子を増幅させて精密に調べる検査です。鼻や咽頭からの細胞を採取して検査をしますが、採取したところにウィルスが存在していないと陰性と出てしまうこともあります。
②抗原検査:
現在かかっているかどうかをウィルスが出す特殊なタンパク質の検出で調べる検査です。検査の精度はPCR検査よりも劣るとされますが、より短時間で結果を判定することができることが利点です。
③抗体検査:【当院にて行っています】
上述したPCR、抗原検査はいずれも「今現在かかっているか否か」を調べる検査でした。これに対し抗体検査は「過去にかかったことがあるか否か」「今、抗体をもっているか否か」を調べる検査です。
特に新型コロナウィルスは感染しても「無症状」で過ぎてしまったということも多く報告されています。ご自身が過去に感染したことがあり免疫抗体がすでに作られていたのかどうかを知ることができます。
感染が流行っているからといって全国民が随時PCR検査を受けることは非常に困難です。スクリーニングをして精査が必要かを見極める事も大切です。例えば、新型コロナウィルスに関わらず健康診断は元気な人でも本当に異常がないかを調べるために定期的に受けていますよね。当院ではこのように健康診断的な意義があると考え抗体検査を実施しています。
抗体検査の判定方法
新型コロナウィルスに感染すると、人間の体内では侵入してきたこのウィルスと戦うため免疫システムが作動します。感染から数日程度で体内に「IgM」 という抗体が作られます。さらに感染から1週間程度で「IgG」という抗体が作られます。感染からおよそ3週間程度でIgG抗体がほぼ100%の人に作られる事になります。
これらの抗体が血液中にあるか否かを指先からの少量の採血で判定します。
(1)利き手とは逆の中指の腹のあたりからチクっと医師が注射器で血液をとります。
(2)検査キット(当院ではPCR結果との高い符号率を示す検査キットを採用)に採取した血液を注入します。
(3)10分後に結果が出ますので、医師が現状について説明します。
IgM抗体が陰性かつIgG抗体が陽性であれば、抗体ができている免疫状態(すでに過去に感染して、新型コロナウィルスに対する免疫が出来上がっている)と判定されます。
抗体検査はどんな人が受けているの?
検査を受ける理由は多々あると思われますが、実際には次のような方々が抗体検査を受けられています。
◆仕事上、不特定多数の方と接する機会が多いので短時間で手軽に感染していないかどうかを定期的に確認しておきたい
◆ちょっと前に風邪を引いたが、実は新型コロナウィルス感染症ではなかったかを知りたい
◆家族や職場などの身近なところで新型コロナウィルスにかかった人がいた。濃厚接触者認定にはならなかったが、自分が無症状感染をしていなかったかを知りたい
◆仮に1度調べて抗体を持っているとの判定であっても、その後いつまでその抗体の効果が続くかは現在では不明(2度目の感染やブレイクスルー等も報告されていますが、半年程度は続くのではないかという研究結果も発表されつつあります)なので、現在も存在しているかを知りたい
いかかでしょうか。ご自身の健康維持のために抗体検査を是非活用してみてください。