コンタクトレンズ使用者は注意!アカントアメーバー角膜炎

アカントアメーバー角膜炎とは、アメーバーの一種である
アカントアメーバーが角膜に感染して起こる病気です。
痛みが強く、白目が充血し、視力の低下などのを起こします。
進行すると重度の視力障害となる場合もあり、
角膜の感染症の中では、最重症です。
昔はかなり稀な病気でしたが、近年増加傾向にあります。
増加の主な原因は、コンタクトレンズの不適切なケアと言われていて、
アカントアメーバー角膜炎の感染者のほとんどが、コンタクト使用者です。
アカントアメーバー角膜炎は、大きな総合病院でも検査が困難なことが多く、
発見が遅れる場合が多くあり、
特効薬もないため治療が数ヶ月にわたることも少なくありません。
アカントアメーバーは、本来感染率はとても低いとされています。
治療が困難なので、コンタクトレンズケアをしっかり行い、
予防することが大切です。

コンタクトレンズの正しいケア方法

①コンタクトレンズを触る前は、石鹸で手洗い
指先には菌が沢山ついています、
少しでも落としてからコンタクトレンズに触りましょう

②こすり洗いは裏表20回以上!!すすぎもしっかりしましょう
現在市販されているコンタクトレンズの消毒液には
アカントアメーバーには効かないものが殆んどです。
消毒するのではなく、洗い流すことを意識しましょう。

③コンタクトレンズケースは毎回洗って乾燥・定期定期に新しいものに交換を!!
ケースの中にも菌が潜んでいます。
清潔にたもち、定期的に交換しましょう。