もっとも見たい距離はどこ?

computer_businessman40歳を過ぎると「老眼」の始まりを感じられる方が多くいらっしゃいます。コンタクトレンズのメニコン社が2013年に行った調査では、ほとんどの場合、新聞や雑誌・書類、携帯電話やパソコンを見ているときに見えにくさを感じるということでした。

さらに、”いちばん見たい距離”というのもこれらの手元~中間距離の見やすさを求める方が9割に達し、圧倒的に日常生活では遠くより近くの見え方を重視される方が多いことがわかりました。働きざがりの40~50歳ともなれば携帯やパソコンなどは必須ですからね。現在の日本では大草原で暮らすような遠方視力は、あまり必要とされていないもの事実です。

見え方の質を考えると、「老眼鏡」を使用するのが一番クリアに見えるようです。しかし、見たいその1点しか見えないので、ちょっと壁側のカレンダーを見たりとか、オフィス内を見回したりするには不便となります。遠近両用メガネが合うようであれば、そちらを選択するほうが見える範囲の広さは確保できそうです。また、メガネの外見に抵抗がある・・・という方もいらっしゃいますので、そういった場合は遠近両用のコンタクトレンズを使用するという方法もあります。しかし、コンタクトレンズにした場合は単に度数だけではなくレンズのフィット状態や、乾燥の具合にもよって見え方に変化がでます。40歳を超えると涙の質も低下しますし、分泌量も減少しますので、この点にも注意が必要です。

メガネ、コンタクトレンズともに遠近両用の製品は改良を重ねて新商品が増えてきていますので、より目に合う製品を試しながら見つけていくことがやはり必要になります。