度数-0.25のコンタクトレンズは必要か。

コンタクトレンズの度数で一番近視の度が弱いので「ー0.25」という度数が製造されています。しかし、ワンデーアキュビューなども含めて、この度数自体を製造していないというメーカーの方が多いくらいなのです。

コンタクトレンズを着ける基本、近視の視力矯正を目的としたときにこの度数がぴったり合うという場合、この度数のレンズは絶対に必要かといわれると悩みます。

例えば今までの視力が1.0、最近は0.6くらいに低下してきてなんだかぼやけて見えるというくらいの単純な近視を矯正するために使用するのであれば、高い費用をかけて使う必要はあまりないと言えます。(ほとんどのメーカーが製造しないのも、あまりもニーズが無いからではないでしょうか)

しかし、次のような場合はいかがでしょうか。

老眼の調整によって結局はこの度数に辿り着いたとか、ハードレンズの異物感に耐えられずその下敷きとして使用するなどといった場合は別です。

特に老眼の調整を目的としてるのであればこの存在は大きいものと考えます。老眼にとっての「0.25」って、ホントに大事なのです。これがあるかないかでは、見え方のストレスがやはり全然違うという患者様は実際に多いのですよ。マニアックかもしれませんが、現在製造しているメーカーさんにはこのまま継続してほしいものです。

花粉症対策は1月より始めるのがマル☆

花粉症といえば春、3月ごろをイメージされる方が多いですが、症状を重症化させないようにするには1月のこの時期から予防として治療を開始すると良いのです。

花粉症今年、2017年は昨年度に比べれば比較的スギやヒノキの花粉の飛散は少ないと船橋では予想されていますが、油断は禁物です。スギは船橋では1月下旬頃から飛散し始める傾向があります。

花粉症の症状として、目においては酷いかゆみや涙が典型的です。他にもくしゃみを連発したり、透明でサラサラした鼻水が出る、両鼻が詰まるといった症状が多いです。

症状が出る前(1~2週間前位)に治療を開始することを初期療法といいます。花粉症の症状の程度によって、使用する薬は異なりますし、使用回数や眠気が起こりやすいような副作用が出るものもありますのでよく先生と相談した上で初期療法に使用する薬を選択することが大切です。

初期療法が功を奏して、花粉症の症状が軽快した場合でも薬はそのまま花粉症のシーズンが終わるまでは続けるようにします。勝手にやめてしまうと逆効果になってしまうこともありますよ。

ピアスの穴あけは、料金に初診料も全て含まれています。

ファーストピアスを開けたいという希望の方よりよくいただく質問の中に、「初診料」についてのお問い合わせがあります。

ピアス当院での医療用ファーストピアスは、「1個 5,000+税」となっております。この中に初診料は含まれているとお考えください。また、消毒や軟膏などの処置・薬剤代も含まれています。2個・3個開ければ、それぞれ10,000+税・15,000+税という料金になっています。これ以外にかかる費用はございません。

また、美容の自由診療に関しましてはクレジットカードでのお支払もできます。使用できるカードは以下のとおりです。
クレジットカード学校の卒業シーズンが近づくにつれて、未成年の方のピアス穴あけ希望が増える傾向にありますが、未成年の方は保護者様の同意書が必ず必要となります。

同意書のダウンロードは、当院ホームページからできます → 

ピアスの穴あけは医療行為となります。感染症などのリスクもありますので、友達同士で安易に開けたりするなど無い様に注意しましょう。

※2024年2月4日価格改定

使用後のレンズケースはどうしてる?

コンタクトレンズの消毒や保存に使用するケース。毎日の手入れが終わって、レンズも目に装着完了☆スッキリ見えるようになった後、そのケースはどうしていますか?

洗浄の取り扱い説明書には、挿絵入りでどのように洗浄保存するのかという「コンタクトレンズを洗うこと」に重点をおいて書かれています。大変重要なことですので、当然のことなのですが、ケースの存在については小さな走り書き程度、すみっこにちょっこっと書いてあるだけという場合が多いのです。

コンタクトレンズとケース各メーカーや製品によって表現は様々ですが、まとめるとこんな感じでケースは手入れをしましょうと書いてあります。

1) レンズを取り出した後の液は再使用ができません。ケースに残った液を捨てます。

2) 水道の流水でケースの内と外側、そしてフタの部分も指でよくこすり洗いします。この際、洗剤などを使う必要はありません。(使用すると洗剤成分がレンズケースに残ってレンズに影響を与えてしまうことがあります。)

3) 洗浄したケースは本体、フタの部分も含めて完全に自然乾燥させます。綺麗に洗っても濡れたままでは雑菌が繁殖することがあります。

また、朝コンタクトレンズを装着して、すぐにケースを持って出掛けたい際はケースの自然乾燥の時間がとれないという方もいらっしゃると思います。そういった場合は、ケースを複数用意して前日の手入れ用のケースと外出用のケースを分けて使用するようにします。

レンズケースも1~2ヶ月毎に真新しいものと取替えるようにします。ほとんどの製品に、ケースはセットで付いていますので、液体ボトルを使い切るのと同じくらいのタイミングで使い捨てていきます。

せっかくレンズを綺麗に洗浄しても、ケースが原因で目に炎症を起こしていたら残念でなりませんから、ケースもしっかりと手入れをしましょう。

視力の乳幼児健診は、非常に大切です。

人間の目は、6歳ごろには大人と変わらない位の視力に発達していきます。就学時健診の際に、眼科での精密検査をと言われて受診をされても実は手遅れになってしまうケースもあるのです。

米国では子供が2歳になるまでに、乳幼児健診で視力スクリーニングを行わなければならないという決まりがあります。日本においても3歳児健診では絵カード方式などによるスクリーニングが実施されておりますが、一定の基準がなくその自治体などにより差が生じているのが現状です。

まだ小さいから視力検査は無理。という先入観を捨て、眼科を受診してみましょう。

上、右、下とか輪の切れ目を答えるような視力検査ができない乳幼児でも、視力のスクリーニング検査は可能なのです。3歳にも満たない子供でも視力のスクリーニング検査で、正常なのか異常がありそうなのかというのを簡単に調べることができます。3歳までに異常を発見して処置ができたのと、放置したのでは視力の発達への影響は歴然です。
スポットビジョンスクリーナ視力のスクリーニング検査は、子供は座った状態でカメラのような箱を見ているだけで終わります。医師が子供に触れることもありませんし、もちろん痛みなどもありません。親御さんに抱っこしてもらったままでも検査できます。気楽に受けられる検査と思ってみてください。

携帯に便利すぎるメニコンマジック

年末年始は旅行したり、実家に帰省したりと自宅以外で過ごされた方も多いと思います。外泊の際には、使用しているコンタクトレンズやそれに伴う洗浄剤やケースなども荷物に入れないといけないのですが、極めて荷物にならない!かさばらない!コンタクトレンズがあります。

メニコンマジック形状それはメニコン社より発売されている「メニコンマジック」です。

厚み約1mmのシートですので、持ち運ぶ際にはまったく邪魔になりません。ハードレンズとの併用の場合でも、表裏を見分けるのに慣れないから装着にモタモタしてしまうなんて心配もありません。さらに申し上げれば、目に触れる部分に手が触れませんので衛生面でも万全の状態で使用できるものなのです。

2ウィークなど、定期交換タイプを普段は使用している方でも、こういった休暇の際などに併用するとかなり便利です。

ただし、コンタクトレンズを外した後は【メガネ】は必ず必要です。メガネがお留守番なんてことにはなっていませんよね?!しっかりケースにいれて携帯してください☆

年末年始こそ、目の休息を☆

今年も昨日で仕事納めをした方も多いと思いますが、さくら眼科は今日まで通常診療中です☆

さて、年末年始は家族で過ごしたり、旅行へ出掛けたりと様々な予定もあるとは思いますが、是非とも目の休息時間も確保してあげてください。

睡眠では具体的に目の休息には何をするのか?

簡単です。しばらくの間、目を閉じましょう!

物を見るという事をしばしストップすることは、目にとっては大変ありがたい休息時間なのです。目は、絶えず視界から入った情報を脳に送り続けています。物体を見るためには、目の様々な筋肉が動く必要があります。目を閉じていれば、見ることに付随する器官を自然に休めることができるのです。

他にも、蒸しタオルなどで目の回りを温めて、血行を良くするのも効果的です。勿論、睡眠時間をゆっくり取るということでも構いません。年始にはきっとスッキリとした状態で仕事に戻れるはずです☆

さくら眼科は、2017年は1月4日(水)10:30から通常診療です。皆様、どうぞ良いお年をお迎えください。

生後6ヶ月から、視力のスクリーニング検査ができるようになりました。

本日から、「スポット ビジョンスクリーナー」による検査で、視力のスクリーニング検査が可能となりました。生後6か月から施行可能です。こんなカメラみたいな小さな機械なのですが、とっても優れものなのです。スポットビジョンスクリーナー本体

ところで、視力のスクリーニング検査がどんな検査かと申し上げますと、簡単に言えば小さなお子さんでも視力がどの程度なのかを測定することができる検査ということです。

子どもの視力は、小学校就学までには成人と同じくらいに発達するといわれていますが、それまでの発達段階で異常(近視・遠視・乱視・斜視など)が起きると、弱視になってしまうこともあります。発達段階で早期に異常が発見できれば、適切な処置をして視力を正常に発達させるように促すことができます。

視力検査と聞けば、「C」の文字みたいな図形を見て、どちらが切れ目になっているかを答えますが、乳幼児にこれを回答させるのは困難なことです。

しかし、今回導入したスポット ビジョンスクリーナーでは、カメラで撮影をするようにして測定ができます(写真左)。お子さんを抱っこしたままでも問題ありません。検査における痛みなども全くありません。また、医師や看護師がお子さんに触れたりすることもありません。いつもと違うところといえば、少し薄暗いところで撮影するくらいでしょうか。
スポットビジョンスクリーナ結果(写真右)についても、どのくらいの近視・遠視・乱視・斜視などがあるのかがひと目でわかるようになっています。

うるおいプラスにチェンジ☆2ウィークピュアマルチステージ

マルチステージリニューアルシード社より長年親しまれてきたシード社の「2ウィークピュアマルチステージ」。この度、「うるおいプラス」としてリニューアル、パッケージも前に比べたらちょっと明るくなった印象です。

ピュアシリーズのプラスとマイナスのイオンをあわせ持つ【両性イオン素材“SIB”】により、うるおいを保ち、なおかつ汚れもつきにくいという特長をさらにいかすために、天然保湿成分のアルギン酸を保存液に投入!保水力を高めるため、乾燥感のさらなる軽減につながります。

ちなみに、”うるおい”の成分としてアルギン酸が配合になったわけですが、製品名は遠近両用ではないワンデータイプや2ウィークタイプのように、「うるおいプラス」というネーミングではなく「2ウィークピュアマルチステージ」のままのようです。折角なのだから、わかりやすいように製品名を変えても良いとも思いますが、長すぎるからやめたのでしょうか?!

ボトックスの欠点を補った「ゼオミン」で、シワ改善。

メスをいれることなく、おでこや目じりなどの深~いシワを改善する「ボトックス」。手軽にできる良さが大変人気な施術なのですが、繰り返し多量にボトックスを投与すると、

美容ボトックス【抗体が作られて、ボトックスの効果が出なくなるっ?!】

ということが問題視されています。

ボトックスと一般的に呼ばれる「ボツリヌストキシン製剤」には「複合タンパク」なるものが存在しています。このタンパクは各社メーカー、製品によって様々な量が入っていますが、これがボトックスの効果を段々と抑制してしまう「抗体」の原因とされています。

もちろん、数回ボトックスを投与した程度では大きな変化はなくとも、何度も何度もボトックスを打っているうちに前回と同じ量を投与したのに、シワが改善にならない….。なんて事になってしまったら残念でたまりません。

ゼオミンそこで当院では、この複合タンパクの含有量が極めて少ない、限りなくゼロに近いとされる「ゼオミン製剤(ドイツのメルツ社)」を採用しています。

ゼオミンと他社の製剤との最大の違いは、繰り返し使用しても抗体ができない!!という点に実は大きな違いがあるのです。効果が出るまでの平均日数が約3日と他に比べて早いのも特筆すべき点でしょう。現在、日本で承認されているアラガン社のボトックスもゼオミンの抗体ができない技術へは太刀打ちできません。