ご家族で「亜麻仁油」はいかが?

最近、テレビや美容雑誌などで見かけるようになった「オメガ3系脂肪酸」という成分。これ、眼科でも実は加齢黄斑変性症の予防に有効な成分なのです。

そもそも脂肪酸には、飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸があります。そのうち不飽和脂肪酸の構造から「オメガ3(n-3系脂肪酸)」「オメガ6(n-6系脂肪酸)」「オメガ9」に分類されます。このオメガ3に分類される脂肪酸として代表的なものに「DHA」「EPA」「αリノレン酸」等が挙げられます。認知度が高いのは、青魚などに含まれる「DHA」でしょうか。

食品からは、青魚・緑黄色野菜・豆類・えごま油などから摂取もできますが、うまく料理に組み合わせてということであれば「亜麻仁油(あまにゆ)」が臭みやクセが少なく摂取しやすいと、偏食のA子お勧めです。

注目されている理由は、「血液中の脂質を減らす働きがある」ということにあります。これにより体内の細胞をうまく機能させ、健康増進効果が多く報告されているのです。

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☆以下はJAMA誌2011の掲載データより☆
【加齢黄斑変性症リスクの低下】
アメリカ人、約3万8千人(平均54.6歳)の女性ヘルスケア専門家を対象にした前向きコホート研究の結果オメガ3系脂肪酸の摂取量が多いと加齢黄斑変性症(AMD)リスクが低下することが関連づけられました。

10年にわたる追跡調査で、継続的にEPA摂取をする人はそうでない人に比べAMDリスクが38%低く、DHAを摂取する人は34%低いことが分かりました。

また、魚類を週に2度以上食べる人と月に1度食べる人のAMD発症率を比較すると、前者の方が42%低くなりました。

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と、報告されていました。
他にも脂質値にかかわってくることですので、慢性疾患の改善。花粉症などのアレルギー症状の改善、ダイエットであれば脂肪の燃焼効果も促進させると某テレビで検証されていました♪年代を問わず、必要とされる成分なのです。

野菜ちなみにオメガ3系脂肪酸は熱に弱いので、調理には不向きです。また”油”であることに変わりありませんので摂取しすぎには要注意です。1日小さじ1杯程度が目安です☆

A子は朝食のみ亜麻仁油をサラダや青汁、冷性スープなどにかけて摂取しています。朝であれば、これから活動をし始めるので、燃焼効果UP・野菜などのビタミン系類と一緒に摂れば吸収率もUPと考えての選択であります^^

お風呂の前にカフェインを飲むと、脂肪がよく燃焼する。

コーヒーと抗酸化作用夜寝る前にカフェインを飲むと、眠れなくなる!!ということは多くの方がご存知かとは思います。これはカフェインが交感神経を刺激して、興奮状態になるためといわれています。反対に人間が休息をするには副交感神経が優位になります。そのため、眠気も吹っ飛んでしまうという訳です。

では、このカフェインの摂取ですが脂肪燃焼にちょっと役立ってくれますので、それを利用してダイエットすると効果的です。特にお風呂に入ると脂肪の燃焼効果が高まります。また、脂肪を燃焼させるときは、交感神経が優位になります。入浴前にカフェインを飲んでおくと脂肪燃焼効果が倍増することとなります☆

夜に避けられがちなカフェインですが、入浴前に飲むというタイミングを合わせれば眠れなくなるということはありません。

カフェインが含まれる飲料としてはコーヒーがダントツです。コーヒーはエスプレッソが一番、その他に紅茶、玉露茶、ココア、コーラなどにも含まれますので、コーヒーが苦手な方は他のもので試してみるのも良いかもしれません。カフェインの含有率はコーヒーに比べればかなり低くなりますが、何もしないよりはプラスに働くはずです。

見た目の年齢は、そのまま寿命の予想となる?!

若さ見た目が実年齢より若く見えるとか、老けて見えるというのは一種の感覚的なものとしか考えたとこがありませんでしたが、なんと寿命の指標になるということが発表されているのはご存知でしょうか?

南デンマーク大学の研究グループの追跡調査結果によると、実年齢より若く見えるほうが長生きをする傾向にあり、たとえ双子でも見た目に差がある場合、見た目が老けているほうが短命と判明されたとしています。
理由としては見た目が若いと、細胞そのものが若く身体的能力や脳の働きも活発であるということ。コラーゲンやエラスチンなど、肌を生成する細胞が元気であれば寿命も長い!というわけですね。

見た目を若くするには、シミ・シワ・たるみの老け顔の三大要素ともいわれる部分を中心に改善させるとこが効果的とされていますので、紫外線ケアやたばこなどによる活性酸素への対策を考えればよさそうです。抗酸化作用をもつ食材などを意識的に摂取していくことが、改善につながりそうです。

また、BMI値が低すぎる=痩せすぎでも老化を早める原因に挙げられていましたので、無理すぎるダイエットも禁物ということです。

老眼は無理をするほうが悪化する?!

若いと思っていても、目の器官は正直です。携帯やスマホを見ていても、焦点(ピント)が合いにくい。ぼやけてスッキリ見えない。という症状が出ている場合は老眼の始まりです。

初期のうちは見えにくいけど、頑張って物を見よう!!としますが、その分だけ目に負担をかけ、眼精疲労症状を増幅させてしまいます。

老眼鏡は凸レンズのため、外見からでも老眼鏡を掛けていることが他人にわかるので嫌だな・・。と、思われている方は我慢せずに「遠近両用」のコンタクトレンズを使用してみるのも良いかと思います。コンタクトレンズの場合は、外見からではどんな度数のレンズが入っているのかはわかりませんから、老眼鏡にまずは抵抗ありという場合に試してみるよ良いでしょう。

遠近両用デザイン

製品によって度数の配置のされ方に差はありますが、1枚のレンズの中に遠くと近くを見る度数が入っていて、見たいと思っている対象を「脳」が判断してピントが合うというチョット驚きの仕組みです。

ワンデーピュアマルチステージ

 

目は脳の一部とかねてから申し上げている通り、目から入った情報は視神経を通じて脳へ送られます。鮮明に情報が伝わった方を見えていると自動的に認識されるのです。遠方・近方ともに快適な視力が確保できるようになると、目の疲れだけでなく首や肩のコリも軽減されるはずです。

紹介したデザインは、シード社のプレミアムシリーズのつくりです。見え方の満足感などには個人差がありますから眼科の先生の指示に従って調整してもうらようにしてください。

注目の「眼科ドック」。40歳を超えたら受けてみては?

OCT検査人間ドックの「眼」バージョン、眼科ドックが今、注目されているようです。失明に至るような”緑内障”などの病気は、少しずつ進行していきます。自覚症状が現れるころには、かなり病状が進行してしまっているケースが少なくありません。

「眼ドック」は、施行している医療機関によって検査される項目に若干の差はあるようですが、一般的には以下のような項目が挙げられているようです。

  • 先生による問診、現状の相談
  • 視力検査(遠方・近方・乱視度数などを自覚・他覚的に測定)
  • 使用中のメガネやコンタクトレンズの度数チェック
  • 細隙灯顕微鏡による目の前眼部の異常の確認
  • 眼圧検査
  • 眼底検査
  • 光干渉断層計(OCT)による詳しい眼底検査
  • ドライアイの検査(生体染色検査・BUT・シルマー検査)
  • 視野の検査

オプションで、機器などを指定してより詳しい検査を受けられる眼科もあるようです。40歳を超えて眼科の診断を受けていないということがあれば、是非活用してみると良いかもしれません。

残念ながら、さくら眼科では「眼ドック」という形態では診療を行っていませんが、すでに人間ドックや健康診断などで精査が必要と診断されている項目については、保険診療にて精密検査や再検査を行うことは可能です。

子どものメガネに必要なこと。

お子さんが初めてメガネを作ることになったとき、「どんな事に気をつけて作ればよいか?」
という質問をよく受けます。視力的なことはもちろんなのですが、どんなメガネにしたら良いのか、という点も気になるところです。

重要視したいことは様々ありますが、あれもこれも・・・というのは難しいのでひとまず

・壊れにくいもの
・変形しにくいもの
・キズがつきにくいもの

この3つをクリアするメガネを作成すると良いでしょう。壊れたメガネ
大事に使うようにしていても、案外お子さんの取り扱いって乱暴な感じになりがち・・。そうなりにくいメガネにしてあげるのも親心ではないでしょうか。

メガネのフレームは材質は問いませんが、レンズの周り全体を取り巻くようになっている「フルリムタイプ」にしておくと変形しにくく、変形してしまったときでも調整がしやすくなります。また、
レンズではキズに強い「ハードコート」というコーティングがついているものがお勧めです。

他にもデザイン的には気に入ったものを選んでもらって構いませんが、度数との関連を考えると、遠視度数の強いお子さんの場合では、大きなフレームのものを選んでしまうとレンズの中心に厚みが出て重たいメガネになってしまいます。こういった点も考えてあげると掛けていて苦にならないメガネが出来上がるはずです。

それから、メガネのフィット具合というのはとても大切なものです。掛けていられるかどうかということはもちろん、メガネがズレた状態で目の前にあると、せっかく眼科で測った度数を入れても矯正がうまくいかないといった影響も出てきます。

こういった調整やアドバイスは「認定眼鏡士」という、しっかりとした資格をもったアドバイザーの方がいらっしゃるメガネ屋さんがありますので、そういったところで相談するのも良いかと思います。
さくら眼科近辺では、船橋西武デパート6階の東京メガネ船橋店さんにいらっしゃいます。とても親切な店長さんです。

着脱の練習するなら「ファシル13」。

ファシル13 ソフトコンタクトレンズを使用するにあたり、最初に一番苦労するのは自分自身での装着脱と思われます。

近年では使い捨てコンタクトが主流になっているため、これらのレンズサイズ(直径)は大きく、かつ薄型になっています。そのため自分でなかなか着けることができずに諦める患者さんもいるほどです。また、目に指を近づけていく恐怖心があって着けられない、という方もいらっしゃいます。

院内でもう一度、頑張って練習してみる!という方には練習用に「ファシル13」という直径13.0mmのソフトコンタクトレンズの中でも小さめで、適度な厚みもあり材質のしっかりしたレンズを用意しています。

ファシル13データ

 

こういったレンズで練習し、目の中にレンズを入れるときのコツや恐怖心が少なくなれば、もう少し大きいレンズに次は挑戦できるはずです。もちろん、実際に使用するレンズが自分自身で装着脱できなければ処方許可は出ませんがが、練習には非常に向いているものです。

もう一度トライしてみよう!とお考えの方はご相談ください。

シミのレーザー治療は夏を避けるのがベスト。

紫外線と太陽気がついた瞬間から、気になって仕方のないお顔のシミ。現在ではシミレーザー治療も容易に受けることができるので、気になったときに取りたいという気持ちはもっともです。

しかし、あえて今の夏時期は「やめた方が良い」と申し上げましょう。理由としては、「シミの再発」「色素沈着」が大きな理由です。これは、紫外線の影響によるものです。

夏だからといってレーザーを当てることにより、シミが取れないというわけではありません。当てた部分に関しては確実に改善されるものなのですが、せっかく取れた部分にまたシミができてしまった!!なんていったら、ガッカリですよね。手袋・サングラス・ストールなどUVカット付のアイテムでしっかりガードしても相手は「光」。完全なる防御はやはり難しいところです。

冬でさえ、紫外線防止のテープや日焼け止めをしっかり行うようにという指示が先生からでます。夏の場合の紫外線量は冬の時期とは比べ物になりません。紫外線は外出時はもちろん、部屋の中にも降り注がれるものです。

涼しくなったころに、もう一度レーザー当てなおし・・。というほうが面倒だし、ため息がでちゃいますよね。

今すぐ!!よりも、ちょっと待ってから・・。をお勧めします☆

眼底検査を希望される方は、公共の交通機関をご利用ください☆

バス眼底検査をする際に、「散瞳剤(さんどうざい)」と呼ばれるお薬で瞳孔を強制的に開くことがあります。

これは眼底を検査するときに先生が光を目に当てるのですが、反射的にまぶしいと瞳孔が小さくなりまぶしさを軽減させようとします。そうすると、先生が目の奥をのぞいて眼底を調べるときに見える範囲も縮小されてしまうのです。

網膜断層検査(光干渉断層計:OCT)も、通常は瞳孔を開かずとも測定ができますが高齢により縮瞳してしまっていたりして瞳孔を広げないと測定できない場合もあります。

散瞳剤により、強制的に瞳孔を広げると4~5時間くらいは瞳孔は開きっぱなしになります。歩いたりする程度は問題ありませんが、ピントを合わせにくくなるため後はゆっくり帰宅するのみ・・というタイミングで検査を受けるほうがベストです。

散瞳後、特に車(自転車も)の運転をするというのは大変危険です。ほかにも仕事上、書類を確認したりなど用事がある場合は支障をきたしますので、予定を調整の上来院するようにしましょう!

乱視の見え方

乱視という屈折異常が起こると、焦点がどこにも結ばれずに物がぼやけて見えます。例えば、夜空の月を見ると1つしかないはずの月が2、3個重なって見えるとか、街中の信号機の光がびよーーんと伸びて見えるといった具合です。

眼科の先生に言われて、「乱視って何だろう?」と思う方は、クーパービジョン社のサイトに「乱視眼」と「正常眼」での見え方を分かりやすく比較できるページが設置されています。是非比べてみて下さい。

乱視の見え方体験へ→

2重に見える、にじんで見えるのが乱視の見え方の特徴です。焦点がどこにも合っていない状態ですから、メガネやコンタクトレンズによる矯正が必要です。乱視が原因で見えにくさが出てしまっている場合、単純に使用中のメガネやコンタクトレンズの度数を上げれば見えるわけではありません。ブレて見える方向にしっかりと矯正しなくては見え方を改善することはできません。野放しにしたままにしておくと、さらに乱視の進行を進める原因にもなります。

適度な矯正を行い、クリアな視界を確保するようにしましょう。