春季カタル、ご存知ですか?

春季カタルとは、かゆみが強い重症のアレルギー性結膜炎のことです。主に春から夏にかけて症状が悪化します。発症しやすいのは小中学生が多いとされています。アレルギーですので、成人になっても改善しない場合があります。

【自覚症状】
・ねばったメヤニがでる
・目のかゆみが強い
・涙が出る
・充血している
・ゴロゴロして痛い

その他の所見では、
・上瞼にぶつぶつと大きな出来物ができる、
・黒目の周囲に腫れができる
・黒目の表面にたくさんの細かい傷や、濁りができる

【治療方法】
抗アレルギー点眼薬・ステロイド点眼薬・免疫抑制点眼薬といった薬を投与していきます。

しかし、症状を軽減させる効果は抜群だとしてもお子さんに長期にわたってステロイド点眼薬を投与し続ける事をためらうかもしれませんが、きちんとした点眼治療がなされないと、視力障害を起こしたりすることもありますので早めの対処を考えていきましょう。

AOセプトとAOセプトクリアケアの違い。

以前、コンタクトレンズケア用品の「オプティフリー」と「オプティフリープラス」の
違いについて説明しましたが、
この商品の違いもご存知でしょうか?

「AOセプト」と「AOセプトクリアケア」の2つです。

 

まず、「AOセプト」についてですが、
過酸化水素の消毒となるので、消毒効果に優れます。
専用の白金ディスクで中和するので、中和剤の入れ忘れの心配もありません。

チバビジョンAOセプト 使い方としては、

1)専用のディスポカップにAOセプトとコンタクトを入れます。

2)ふたをして6時間以上放置します。

3)6時間以上経過したら、ソフトウェアプラスでよくすすいで、眼に装着します。

 

「AOセプトクリアケア」になると、「AOセプト」になかった
プルロニックという成分が配合されます。
AOセプトクリアケア
この成分がレンズの表面を覆い、やさしく涙を引き寄せます。
そのため、レンズが潤います。

さらに、AOセプトでは、コンタクトを装着する前に ”すすぎ” が必要でしたが
クリアケアでは、6時間以上放置した後は、そのままレンズを着けることができます。

 

AOセプトが改良されたのが、「AOセプトクリアケア」という位置づけでしょう!
手間も掛からず、本当に便利です。

また、この製品は新素材のシリコーンハイドロゲルレンズとの相性もよく
カラコンでもソフトレンズであれば、どの製品にでも使うことができます。

若干、薬局などで見ても、こすり洗いタイプの洗浄剤より値が張りますが、
その分の洗浄力や手間がかからない点などを考えると
使ってみたくなります。

 

レンズの汚れが気になる、シリコーンのレンズが曇るなどという症状があれば
試してみると良いでしょう!

 

 

保険証は、返却日が資格失効日ではありません。

転職などをなさって、今加入している健康保険から
別の健康保険に変更されるときがあると思います。

よく勘違いされている方がいらっしゃるのですが、
健康保険証を会社に返却した日まで使えるわけではありません。

例えば、1月末で会社を辞め、貸与されていた制服などを2/5に
クリーニングを終えて会社に返却に行くとします。

この場合、保険証を会社へ返却する前、
2/5の午前中に病院へ寄り
その足で会社へ返却・・という場合、
会社を1月末で退職されているようですと
この保険証は2月からは手元にあっても
使うことはできません。

通常であれば、健康保険の資格が切れる日に
保険証そのものも会社が回収するわけですが、
タイミングが合わず返却の日にちが
退職日より後になることもあると思います。

しかし、この場合
この健康保険の資格自体がありませんので
保険証が手元にあっても
使用してはならないものです。

こういった場合は速やかに会社へ返却しましょう。

 

もし使ってしまったようなら、
後日でも結構ですので、受診した医療機関に申し出て、
新しい保険に切り替えてもらうようにしてください。

これがなされないと、
後日、保険団体から医療費の請求がいくことになります。

 

今、どの健康保険に加入されているか
確認の上、病院の窓口で保険証を提示するよう
ご協力をお願いします。

花粉の季節に向いているコンタクトレンズ

テレビを見ていると、花粉防護用のメガネのCMとかを見かけます。

私も花粉症があるので、
見ていて「あっ、いいな~」と思ってしまいました。

花粉の季節は特にアレルギー症状が発症しますので、
コンタクトを使っている方は、このようなメガネに切り替えるほうが
一番おすすめですが、
どうしてもコンタクトを・・というのであれば
ワンデータイプの使い捨てを選ぶのが無難でしょう。

 

ワンデータイプのコンタクトでも、
こういった花粉なども含め、他のコンタクトより汚れに耐性があるもの
があります。

何でも良いからワンデーに!!と、切り替えるよりかは、
汚れのつきにくい商品を選択するほうが賢いです。

 

コンタクトレンズは「イオン性」と「非イオン性」という素材による
区分があります。

汚れがつきにくいのは「非イオン性」の素材のコンタクトになります。

 

具体的に、非イオン性のコンタクトといっても
たくさんありますので、代表的なものをいくつかご紹介します。

【シード】 ワンデーファインUV
ワンデーファインUV

 

 

 

 

【チバビジョン】 デイリーズアクア、コンフォートプラス

 

 

 

 

【クーパービジョン】 ワンデーアクエアプロシー、プロクリアワンデー

 

 

 

・・・など沢山あります。

 

有名どころの「ワンデーアキュビュー」はイオン性のレンズですので
正直に言うと、この時期にはあまりおすすめしなかったりもします・・

 

ワンデーに切り替えようかな・・と考えている方は
ご参考にどうぞ。

美容皮膚科の受診をご希望の方へ

よくお電話にて質問を受ける内容ですので、是非参考になさってください。

◆当院の美容皮膚科診療は、すべて自由診療です。
(ですので、皮膚のかぶれや湿疹など、健康保険が適用になるものは一般皮膚科を受診されることをオススメしています。)

◆シミやイボを取ったり、プラセンタ療法、たるみを改善したりするようなアンチエイジングに力を入れたメニューを多く用意しています。用意しております施術メニューの中から、いちばんお悩みにあった施術を行なうようになります。

◆受診を考えていらっしゃる方は、まずは院長による無料カウンセリングがありますので症状をご相談の上、施術するかどうかを検討してください。カウンセリングは予約不要ですので、診療受付時間内にお越しの上、受付にてカウンセリング希望の旨お申し出下さい。

◆ほとんどの施術メニューは予約不要で当日施術可能ですが、以下の施術は完全予約制です。施術の適応かどうか、院長カウンセリングの上予約をとります。

*サーマクール
*サーマアイ
*リジュラン
*ウルトラフォーマー

◆また、未成年者の施術は行っておりません。ただし、ピアスの場合のみ(16~17歳)には必ず保護者の方の同意書を提出していただいて施術をします。一緒にご来院されるか、もしくは同意書を持参していただくようお願い致します。

◆待合室については眼科も美容皮膚科も同じですが、診察室内は個室になっていますので、気になる症状を直接医師にお話ください。

◆自由診療分の支払いについては、各種クレジットカードもご利用いただけます。

美容皮膚科を受診される方は、是非参考になさってください。

(※2022年4月1日より、18歳未満を未成年と定義します)

眼圧が正常なのに、緑内障?!

緑内障と聞くと眼圧値が高いというイメージが一般的にあると思いますが、緑内障の方すべてが眼圧値が高いのかというとそうでもありません。

緑内障にも様々なタイプがあり、眼圧値が正常でも「正常眼圧緑内障」と呼ばれるタイプがあります。その名のとおり眼圧値だけを見ると正常者とかわりがありません。そのため、緑内障にかかったことに気が付きにくい場合もあります。さらに 日本人の緑内障患者さんのうち6割がこの正常眼圧緑内障と診断されていますので気をつけないといけないです。

そして緑内障は、初期の状態ではまったく自覚症状がありません。そのため定期的に眼圧値はもちろんですが、眼底や視野(見えている範囲)の検査を定期的に受けて調べていくしか早期発見の方法はありません。放置されて、ようやく自覚症状が出た時には、かなり進行してしまっていることでしょう。眼圧が正常なだけでは、緑内障でないとはいいきれません。医師の的確な診断を受けることが重要です。

また、遺伝的要素が大きいとも言われています。ご家族や親戚などに「緑内障」にかかっている方がいらっしゃる場合は、緑内障ではないか一度検査を受けてみるとよいでしょう。何ともなければ、それでしばらくは安心ですしね。

ハードクレンジングは汚れがよく落ちますね!

エイコー社が販売をしている「ハードクレンジング」という商品があります。

ハードクレンジング

この商品の汚れを落とす力は、A子の個人的意見ではありますが少し抜き出ている気がします。実際に使ってみるとわかるのですが、よく泡立つのでこすり洗いしやすく、ウォータープルーフのマスカラとかでも落とすことができます。この手のクリーナーで「泡立つ」商品というのは数少ないので、個人的にとても気に入っています。泡立ちがあると、こすり洗いできている実感がわいてきませんか?!

研磨剤も入っていませんので、シードS-1のようなコーティングがついたハードコンタクトレンズにも対応しているので、ハードレンズなら商品を限定せずに使用することができます。研磨剤入りのものは威力としては強力なのですが、 レンズの傷や変形につながる危険があるのでそのさじ加減を上手くしていかないといけません。

さくら眼科にもよく「ハードレンズが汚れてゴロゴロする!!」とご自身のハードレンズを持って駆け込まれる患者様がいらっしゃいますが、大抵の汚れはこれで落ちます。こまめにレンズの汚れを落とし、清潔にしておくことはハードレンズ自体の寿命をのばすことにも結果的につながります。

また、汚れが付着したままのレンズを使用していると目のアレルギー症状や炎症を引き起こす原因となります。レンズが曇るな・・とか、ゴロゴロする感じがある方は使ってみると改善する可能性は大きいですよ。

ボトックス注射を入れすぎると笑えない?!

ボトックス注射はプチ整形としても、手軽で受けやすいメニューの一つです。ボツリヌス菌の毒素を使い、筋肉を麻痺させることによって表情筋によるシワを解消するものです。(ちなみに、よく質問を受ける内容ですが、毒素をそのまま体内に注入する
わけではないのでご安心ください。注入した毒素を人体に無害な程度に加工して使われています)

効果の持続は個人差はありますが3~6ヶ月程度です。ですので、ずっとシワを消しておくには継続的な注入が必要となります。そろそろ、またシワが気になってきたと思ったタイミングで追加すれば問題ないでしょう。

そして、その時にご注意いただきたい点があります。

気になっているシワが、ボトックスをすることによって消えたという喜びもあるのですが、 あまりにも注入しすぎると笑っても怒っても表情が同じ!なんてことになりますから注入量は適度なところで止めるのが1番です。

以前、某テレビ番組に出演していた大物女優が、ダウンタウンに突っ込まれていました。 「あんた、怒ってるのか笑ってるのかようわからん!!」って。

入れすぎにはお気をつけください。万が一そうなった場合でも、数ヶ月、自然に効果が薄れるのを待てば元に戻るのもボトックスのメリットの一つではあります。

コンタクトレンズの定期検査を受ける時。

以前にもお話している事にはなりますが、コンタクトレンズの定期検査を受ける際、(とくに目が痛いとか異常がなければ)ご自身のコンタクトレンズを装着した状態でお越し下さい。

着けた後、時間が経過しても処方したコンタクトレンズがちゃんと目の中に安定しているか、視力は十分にでているか、汚れなどの付着がないかなど様々な点をチェックしています。

診察を受ける前にコンタクトレンズは外すという一般的な考えもありますが、当院では基本的に前回処方したコンタクトが「きちんと合っているのか」という点を中心に確認しています。

他にも、処方時にテストレンズを着けて測ったときと実生活で使った後では涙の量等にも変化が出ます。涙液量が少ない方だと、コンタクトが目に貼りついてしまったり、視力不良を起こすケースもあります。特に乱視用や遠近両用のコンタクトレンズのフィット具合に関しては、時間が経過してからの評価が重要になります。折角、時間を割いて起こし頂くのですから、様々な視点から、コンタクトレンズが目に合っているかどうか確認させてもらえればと思います。

メルスプラン遠近両用レンズの月額費用が改定。

メルスプランメルスプランのレンズは、月額制で遠近両用コンタクトレンズが使用できます。今までは3,465円だったところ、1/21~は2,205円に改定されました。通常のメニコンZやアイストレンズを使用していた方は月額が倍以上になるので遠近両用タイプへの変更を躊躇されていた、という方も多いのではないでしょうか。

それが今回の改正で、月々両眼で2,100円+税

月々1,000円以上も安くなるなんて素晴らしいですね。年間1万2000円以上も負担費用がなくなるということですから。とくに老眼は調節力の衰えにより、パワー調整の必要回数が多く月額費用で何度でも調整・交換できるというのは大変魅力的なサービスです。通常、遠近両用を購入すると1枚あたり2万円程度が相場です。度数調整の保証も数ヶ月で終わってしまうというのが一般的です。保証が終了したら、再度買いなおしをしなくてはいけません。

ハードレンズ使用者で、手元の見え方が気になった方は1ヶ月間の無料貸し出しもあるようですので、試してみてはいかがでしょうか。実際にレンズを貸し出してくれるそうなので、実生活で体験してみることができます。もし、合わなければレンズを返却すれば体験終了です。ソフトコンタクトレンズに関しては「メニフォーカルS」という商品もありましたがこちらは製造中止が決定されていて、後継としては2週間の定期交換型を選択することになります。

また、紛失の際もスペア料金が今までは10,500円だったところ半額の5,250円に改正されました。通常のハードコンタクトと同じ金額なら、万が一紛失してしまったときも
助かりますね。日本全国にメルスプラン加盟施設はありますので検討してみてはいかがでしょうか。

メルスプラン関連記事はこちら。
http://www.sakura-ganka.jp/blog/?p=1326
メルスプラン公式サイトはこちら。
http://www.menicon.co.jp/mels/index.html