医療機関を結ぶネットワークが数年後にできる?!

ニュースなどで最近、耳にすることが増えたのではないでしょうか?
厚生労働省が、2018年を目標に、全国の病院・診療所で、
患者さんの治療履歴や病名などの診療内容の情報を共有化させる
システムを作ろうと、取り組みが進んでいますね。

電子カルテとドクター

 

 

 

 

 

今現在、国内の病院・診療所の約8割にあたる9万弱の医療機関で
レセプトコンピューターが使用されていると言われています。

当院でも電子カルテや電算レセプトなどを導入し、
この取り組みに協力していこうと検討中です。
(特に、レセプトの電算化は千葉県が全国でも先駆けとして
導入している医療機関が多いとか・・)

 

他の診療所や病院で、治療内容などを共有することで
先ず第一に患者さんの利便性があがります。

例えば、さくら眼科にいらしたときに、
「内科で糖尿病と診断された。検査をするように内科の先生から言われた」
と、言われた時、内科での治療内容や検査結果、処方薬のことなど
医師が直接確認することができるのです。

患者さん自身が検査結果を忘れてしまったり、
飲んでいる薬が思い出せなかったりしたときに、
そこで一度診療計画がストップすることにもなりかねません。

全診療科の先生が、治療情報を共有することで
多角的方面から、その患者さんの治療計画を立てていくことができる
素晴らしい取り組みだと思います。

 

しかし、現存では個人情報の保護体制や
医療機関に導入されているコンピュータがそれぞれ異なったりと
導入までの壁はまだまだ立ちはだかりそうです。