病院と診療所の違い。

街で看板を見ていると、「◇◇病院」「◇◇医院」「◇◇クリニック」など
目にすると思います。

何となくですが、「病院」とつくと大きい医療施設というイメージがわくのでは
ないでしょうか。

そこで、「病院」と「医院(いわゆる診療所)」の違いって何だかわかりますか?
池と湖って、何が違うの?というクイズのようなものですが・・

 

 

病院と診療所にも、明確な定義があります。

【病院】 入院できる施設(ベッド)が20床以上ある医療施設のこと。
また、医師は3人以上・看護師1名以上常勤など規定が定められています。

【診療所】入院できる施設(ベッド)が20床未満である医療施設のこと。
また、医師が1名以上常勤とされています。

 

ちなみに、当院さくら眼科は入院施設そのものがないので、「診療所」に分類されます。

 

では病院と診療所、どちらを受診するべきか?という点にもついても一言。
どちらを選択しても”間違い”ということはありませんが、
一般的に大きな病院には多数の医師・設備が充実し
そこでしか治療ができないので通っている患者さんも多くいらっしゃいます。

そんな時に、目がかゆいので・・といったような軽症の患者さんが多数
受診されることになると、本当に急を要する患者さんの治療に支障をきたす原因にもなります。

診療所でも治療できる病状の場合は、大病院への受診は、ちょっと遠慮してね!
ということになるでしょう。

そのため、大きな病院を気軽に受診しようとすると
選定医療費と呼ばれる診療費とは別の代金が会計の時に請求されます。
これは保険診療外とされ、病院が独自に初診料金にプラスできる
金額を設定できるようになっています。
ご参考までに、この金額は数百円くらいのところから、5000円超のところもあるようです。