はやり目かも!と疑ったら、迷わず眼科受診を。

25度を超える日が連日続いています。目の病気でも「はやり目」の感染に特に注意しなくてはなりません。

普通の結膜炎と違うのは、細菌ではなく「ウィルス」が原因で炎症が起きているということです。ウィルスは細菌よりも小さいのですが、とても厄介なものです。炎症の症状も見るからに酷く、涙目、メヤニ、視力障害など様々な障害が起こります。ウィルスには特効薬がありませんので、最後は自分の免疫力との戦いです。

はやり目はやり目の場合、1週間ほどの潜伏期間があるので何となく結膜炎っぽいという症状は出ますが、軽症そうなので市販薬で様子を見るという方が多くいらっしゃいます。

ですが、本当にはやり目だった場合は市販薬では炎症が治まるどころか、どんどんと症状が進行していきます。感染力も極めて高いので、家族や友人、職場の方にも知らないうちに感染させてしまっているという事にもなりかねません。

とくにこの季節は、あれ?結膜炎かしらと思ったら、「はやり目かも・・」と疑ってもらって、早めに眼科受診をすること、さらにはやり目の診断がなされる前に未然に感染拡大を防ぐようにしましょう。特に家族で生活されている場合は触った部分の消毒はもちろんのこと、タオル、食器、洗濯物など分けたり、お風呂には最後に入るなどお互いに感染しないように努めます。

また、はやり目は視力障害が残ったりすることがありますから「完治」と診断されるまでは必ず治療を続けてください。