美肌の大敵、活性酸素!

「活性酸素(かっせいさんそ)」ってご存知ですか?
美容に気をつけられている方なら、お聞きになられたことだけはあると思います。

では、この活性酸素とはいったいどんなものなのでしょうか?

生きていくためには、酸素が必要が必要というのはご周知のとおりです。
およそ60兆の細胞からできている人間の体は、酸素を使い
生きるエネルギーを生み出します。

しかし、呼吸によって体内に取り入れられた酸素は、
栄養素とともに体内を駆け巡り、 細胞を元気な状態に保ちますが、
その過程で、他の物質と結びつくことで「酸化」していきます。
酸化が起こることによって、毒性の酸素が作り出されていきます。

これを「活性酸素」と呼んでいます。

毒性が強いので、正常な細胞を傷つけ生活習慣病を引き起こしたり、
美肌を壊す作用、シミ・しわ・たるみの原因となります。
そうです、体をどんどん老化させていきます。

しかし、人間は生きていくためには酸素を吸っていくことが
必要不可欠であり、活性酸素から100%逃げ切る!!ということは
できないのです。

ですので、活性酸素がどんなときに多く作られてしまうのかを知り、
受けるダメージをなるべく回避できるよう心がけていけば良いのです。

特に活性酸素を浴びそうな状況を挙げてみましたので、
参考になさってみてください。

◆タバコを吸ったり、車の排気ガスや工場の排煙を吸ったりしたとき。

◆飲酒(飲み過ぎは大量の活性酸素が発生するといわれています)

◆激しいスポーツ、肉体的にきつい仕事などで大量に酸素を消費したとき。

◆病気になったとき。

◆強いストレスを感じたとき。

◆大量の紫外線を浴びたとき。

◆電磁波(携帯電話、パソコン、電子レンジなども)を浴びたとき。

◆食品添加物などを多く摂取したとき。
自然に日常生活で、関わり合う作業ですが、
明らかに避けられることも沢山あります。
いかに活性酸素を浴びる量を減らせるかが美肌を作ることに
重要となりそうです。
また、活性酸素は、病気の9割以上になんらかの関与を認めると
言われているのが現状ですから、健康を保つ上でも活性酸素から
身を守ることは大切ですね。

病気でないのに、目が見えないという小学生

学校健診で「D判定」だったら? 子どもの視力低下と心因性視力障害の話


学校の視力検査の結果を見て驚くことはありませんか。「D判定って何?」と慌てる親御さんは多いです。まずは落ち着いて、結果の意味と次に取るべき行動を確認しましょう。

まず確認したいこと:単純な近視の進行かどうか

多くの場合、D判定は単純に近視が進んだ結果です。メガネの度数を合わせ直せば視力が矯正できます。まずは眼科で検査を受け、適切な矯正視力(メガネをかけたときの視力)を確認しましょう。

矯正しても視力が出ない場合は要注意

もしメガネやコンタクトで矯正しても十分に視力が出ないときは、さまざまな要因を含めて詳しく調べる必要があります。

心因性視力障害とは?

今回は心因性についてとりあげてみます。「心因性視力障害」とは、心理的な影響で視力低下が生じる状態を指します。脳や目の明らかな器質的異常が見つからないのに、急に視力が落ちることがあります。原因は完全には解明されていませんが、子どものストレスや心理的な要因が関与していると考えられています。

心因性視力障害に見られる特徴

  • 急に学校検診でD判定になった
  • 視力低下は両眼に起こりやすい(0.3以下になることが多い)
  • 視力検査で「全く見えない」と同じ答えばかり返す
  • メガネをかけても矯正視力が出ない
  • 小学3〜5年生の女児に多く見られる傾向がある
  • 視野狭窄や色覚の訴えを伴うことがある

診断の流れと眼科で行うこと

  • まずは眼科で精密検査(詳しい屈折検査、矯正視力測定、眼底検査など)を行います。
  • 眼の機能的な問題(網膜や視神経の病気)がないかを確認します。
  • 器質的な大きな異常がない場合は、経過観察や心理的側面の評価を検討します。

ご家族ができること(対処法)

  • まずは否定せず、子どもの訴えに寄り添ってください。
  • 学校や家庭でのストレス要因を探し、可能な範囲で軽減しましょう。
  • 治療は時間がかかることがあります。焦らず、定期的に受診してください。
  • 必要に応じて小児科や心理相談(スクールカウンセラー等)相談する事も選択肢の1つです。

いつ受診すべき?

学校検診でD判定が出たら、まず眼科で検査を受けてください。視力が急激に落ちている、痛みや見え方の変化がある場合は早めの受診をおすすめします。

最後に

学校健診でD判定だったからといって、すぐに深刻な問題があるとは限りません。しかし、矯正しても視力が出ない場合は必ず専門医に相談してください。原因の確認と、ご家庭での対応が大切です。当院でも丁寧に検査・相談を行っています。気になることがあればお気軽にご相談ください。

ハードコンタクトレンズでもUVカット付きの製品があります。

紫外線が強くなり始める5月。

日焼け止めを塗り始めたり、準備を開始される方は多いのでは
ないでしょうか?

UVカットつきのコンタクトレンズといえば、
ワンデーアキュビューをはじめとする、ジョンソン&ジョンソン社の
使い捨てコンタクトレンズは有名です。

また、最近TVコマーシャルで北川景子さんが出演されている
シード社のピュアシリーズ、他にもファインのシリーズにも入っています。

 

では、ハードコンタクトレンズでUVカット付のレンズは
何か思い当たりますか?!

宣伝や広告等の露出自体がめっきりと減ってしまった
ハードコンタクトレンズ。
こういった商品特長が耳に入ることも最近ではあまりありませんが、
ちゃんとハードコンタクトレンズにもUVカットつき商品はあります。

ざっと思いつくところで挙げてみますと、
■メニコン社の「 メニコンZ 」「 メニコンセレスト 」「 メニコンティニュー」
■アイミー社の「 サプリーム(シリーズの商品すべて) 」 「 アスフェリックUVエア 」
■ニチコン社の「 EX-UV 」

といったところでしょうか。

紫外線のカット率はほぼ同等程度で公表されていました。
ソフトレンズよりサイズがかなり小さいので、ハードレンズのUVカット効果が
目に乗せた時にどれだけのものになるかは
正直不明・・・ですが、ないよりあったほうが良いに決まっています。

もし、レンズ選びに迷うようなら
こういった点を少し加味してみるのも方法の一つです。

目に洗剤などが入ったら、病院に行く前にすぐに流水で目を洗いましょう!

目に洗剤やパーマ液などの化学物質が目に入り、
炎症を起こしている状態を
「化学眼外傷(かがくがんがいしょう)」と呼んでいます。

こういった物質が目に入ると、「目がしみて痛い!!」という激痛と
炎症が起きます。

目に入った物質によっては、失明してしまうことにもなりかねません。
早急の処置が、後々の視力にも影響してくることもあります。

万が一、洗剤などが目に入ってしまったら、
まず、病院へ駆け込む前に行っていただきたいことがあります。

すぐに目を開けたまま流水で、10分以上は目を洗ってください!

この状態で、目を開けたまま流水で目を洗うのは
大変痛みをともない 苦痛ですが、化学物質が目に残っていれば残っているほど、
障害が残ってしまう危険が高まります。

軽い外傷であれば、処置後、元通りの目の状態にもどります。
重症であれば、手術・入院が必要とされ、後遺症が残ります。

特にアルカリ性の物質は、酸性の物質と違い
眼球内へ入り込んでいくため、大変危険です。
入ってしまった際には
すぐに目を洗って眼科医の診察を受けるようにしましょう。

 

日常生活では、よく手にするもので言えば
【洗剤・シャンプー】・・・アルカリ性だと、汚れを落とす力は強いですが、目に入ると大変危険です。中性洗剤や弱酸性のシャンプーとかに換えてみるのも良いかもしれません。

お子さんの場合だと、
【石灰】・・・学校の校庭にラインを引いたりする白い粉。体育の授業中などに風に飛ばされたりして、目に入ってしまうなどあるようです。
気をつけて生活をしていても、万が一入ってしまった場合は
目をすぐに流水で洗う!!ということを実践してみてください。

両性イオン素材のコンタクトレンズは最強?!

北川景子さんが現在テレビCM中の
シード社「ワンデーピュアうるおいプラス」
ワンデーピュアうるおいプラス

 

 

 

 

 

もうご覧になられている方も多いと思います。
ワンデーアキュビューなどのワンデータイプコンタクトレンズと
使い方こそ同じですが、
この「ワンデーピュアうるおいプラス」は、
通常のソフトコンタクトレンズの素材とは少し異なる
「両性イオン素材」を使用しています。

従来のソフトコンタクトレンズは、分類上「イオン性」と「非イオン性」の素材に
分けられ、さらに「高含水」か「低含水」かでも区別されます。

例えば、イオン性で高含水のレンズの特長を挙げるのであれば、
【酸素透過率が高い】
【レンズが柔らかく、着け心地が良い】
など優れた点がありますが、逆に
【タンパク質などの汚れが付きやすい】
【破れやすい】など
反面する性質を持ち合わせるコンタクトレンズになっていました。

反対に考えると、非イオン性で低含水のレンズであれば
【酸素透過率が低い】
【レンズが固めで、着け心地があまり良くない】
しかし、逆に
【タンパク質などの汚れが付きにくい】
【破れにくい】
というように、真逆のレンズ特長を持っているレンズになります。

そこで、シード社が独自に考えられたという
「両性イオン素材」が登場したというわけですね!
イオン性でも、非イオン性でもそれぞれ長所があるのだから
その良いとこどりをしてしまえば、
素晴らしいレンズが出来上がりそうです。

 

加えて水分を引き寄せて汚れの付着を防ぐポロクサマー・
天然保湿素材アルギン酸を取り入れることにより
レンズの乾燥感を最小限に抑える商品になったようですよ!
さらに、嬉しいUVカット付きです。
(使用感に個人差はありますので、必ず先生の診断を受けてご利用ください)

ワンデーピュアうるおいプラス

 

 

 

 

処方希望の方は、お気軽にお申し出下さい。

注目される成分、EPAってご存知でしょうか。

先日、食生活が偏りがちなA子がサプリメントを選んでいると
店員さんに、お魚を食べるのが苦手ということを伝えると
「EPA」が効果的です!とお勧めいただきました。

DHAはよく耳にしますが、EPAとは??
お話を伺うことにしました。
どちらも似たようなところはありますが、
DHAは「脳」に、EPAは「血液」に効く成分とされています。

摂取することにより、EPAは
■中性脂肪を低下させる働きがある。
■血管を強くする。
■抗炎症パワーがある。
■血液凝固による血栓ができにくくなる。
(動脈硬化などの予防につながります)

など、体にとって嬉しい効果をもたらすとのこと。
健康のために、食べられない食材分を補うために
サプリメントを使用するA子にはかなり助かります!

EPAは、青魚(「まいわし」・「本まぐろ」・「さば」・「真鯛」・「ぶり」など)の油に多く含まれ、
人間の体内では作り出すことができない成分です。
お刺身など、生の状態で食するほうが、調理時に成分を逃すことなく
摂取できるようです。

また、一日の摂取量の目安は、
性別問わず18歳以上の方で1日1g以上~2g未満
とされています。
(良い成分であっても、過剰摂取は避けるようにしましょう)

中性脂肪を減少させる働きもあるので、
生活習慣病に気を付ける意味でも、摂取を心掛けたい成分の一つです。

外で遊ぶ子と遊ばない子、近視になる確率に大きな差がでます。

ここ10数年、テレビゲームの出現により
子供が外で遊んでいるのを見る機会が減ってきたように感じているA子です。

 

ではここで、子供の目が近視にならないようにするために
どちらが効果的か、という点を考えて
A:「外で遊びなさい」
B:「ゲームは30分まで!」
どちらの方を重要視して、注意したらよいと思いますか?

確かにどちらも大切な事なのですが、
正解は「A」です。

ゲームだけに限らず、部屋の中での活動時間を短縮させるよりも、
外で遊ばせる(活動する)時間を多くとらせるほうが、子供が近視になる確率が低い!
という報告が上げられているようです。

これも、とある某メーカー営業マンさんからの口コミになるのですが
ちょっと耳よりな情報でした。
海外の例ではありますが、
遺伝的要素・人種的要素も同程度の児童(日本で言えば小学1年生)を対象に
どのくらいの割合で近視の子供がいるかを調べた結果、

A地域で生活をする児童の近視率は3.3%
B地域で生活をする児童の近視率は29.1%

さらに読書などをする時間は、Aグループの児童の方が長かったとのこと。

あら?読書(マンガやゲームもこの主の作業ですよね)が多いのに、
近視になってないの?と思いました。

 

そして、何がここまで近視率の差を広げたのかと言うと、
A地域の子供たちは、
外で遊ぶ時間が長かった!!ということでした。

 

外で活動することが、目の調節緊張状態を緩和させ、
近視になるリスクを回避したのではないか。
と、結論付られたようです。
読書などをする時間が長くても、この結果がでるのであれば
いかに成長期の子供が外で遊ぶことが大切なのか
わかる気がします。

お子さんが近視になる確率を下げるには、
「外で遊ばせること」
これが一番効果をなすという結果でした。

実際問題としては、遺伝要素や様々な生活環境が関係してきますが
是非、ご参考になさってみてください。

5月の紫外線量は、真夏と同じくらいあるというのはご存知ですか?

真夏の海、晴れ渡った空の下、紫外線量が多そうだ!!
ということは容易に想像がつきます。

しかし、寒さも和らいでようやく過ごしやすくなった5月の紫外線量って
どのくらいだと思われますか?

 

実は、真夏(7月~8月)と同じくらいの紫外線量が降り注いでいます。

そして日中では、お昼の11~12時くらいが一番紫外線量が多い時間帯と
観測されています。

そう考えると、「まだ暑くないから日焼け止めはいいか~・・」と油断していると
大量の紫外線を浴びてしまうことになります。

紫外線は、老化の原因をつくるアンチエイジングの最大の敵でもあります。
シミ、しわ、にきび、肌荒れ・・・と
紫外線の浴びすぎはマイナス要素が多すぎるくらいです。

今からでも、しっかり紫外線対策をしていきましょう。
・日焼け止めを使う
・UVサングラス、帽子、日傘などを活用する
・ビタミン・ミネラルなどの栄養素を積極的に摂取する
・ポリエステルや綿など、紫外線を通さない素材の洋服などを使用する

など、簡単にできそうなことは沢山あります。

 

また、体質にもよりますが、日焼け止めは紫外線吸収剤を使用しているものを
おすすめします。
(紫外線吸収剤といっても、肌が吸収するわけではないのでご安心を・・)
紫外線反射材採用のものだと、反射された紫外線が目に入り、
目の病気の原因にもなり得るからです。

ちなみに、朝、大量に日焼け止めを塗るのは
肌に負担をかけることになります。
日中にこまめに塗りなおすほうが効果的です。

今から、紫外線には注意していきましょう!

夜になると見えにくい。

「夜になると、視界がぼやけて見えにくくなる。」

昼間、明るいところでは問題なく見えるのに
暗いところだと、どうしても視力が落ちる気がしてならない・・
このような症状が出ている方はいらっしゃいますか?

通常、明るい場所から暗い場所へ入った場合
最初は何も見えませんが
次第に目が慣れてきて、だんだん辺りの物が見えるように
なってきます。

しかし、この暗順応がうまくいかず、暗いところで
物が見えるようにならないことがあります。

こういった症状を
「夜盲症(やもうしょう)」と呼んでいます。

夜盲症には先天性と後天性があります。

後天性の場合、ビタミンA欠乏症でも有名で、
急にこういった症状が出始めた!などという場合は
ビタミンAを意識して摂取することによって改善されます。
まずは栄養バランスの取れた食事を心がけましょう!

 

ところで、
人間の網膜には明るさを見分ける2種類の細胞があり
そのうち、暗いところで物を見る役割を果たす
桿体(かんたい)」細胞というのが存在します。

桿体細胞には、ロドプシンという色素があり
これは暗いところで物を判別する役目を果たします。
このロドプシンは、主にビタミンAなどで構成されているため、
ビタミンAが不足すると
暗いところでの視力の順応が上手くいかなくなります。
このため、夜盲症の症状が発症します。

しかし、正確な診断は先生の診察を受けないと分かりません。
網脈絡膜、視神経等が障害されればどんな疾患でも
夜盲症のような症状は起こりますので、早めの受診をオススメします。

先端恐怖症でもコンタクトレンズが使えるの?

ゴールデンウィーク、ゆっくりお休みをいただきました。
今回は人込み・渋滞のなかにはあえて飛び込まず、
自宅でほぼノンビリして、私の連休は終了です。

そんな休み中、A子は久々にとある友人に会いました。

私がこんな職業についているのを知っているので、その友人から質問された内容がコチラ。
↓   ↓   ↓

 「先端恐怖症でもコンタクトレンズが使えるの?」

返答としては、
「絶対に、何がなんでもコンタクトをしたいと思うなら、使える」
とさせてもらいました。

 

これ、○○恐怖症と名のつくもの、
本当に「どの程度、駄目なのか」個人差が大きすぎて、
単純に先端恐怖症と言われても、解答に困るところがあります。

ちょっと指が目に向けられるだけでも駄目なのか、
指が近づいてくると駄目なのか、
自分の指なら大丈夫なのか、

様々なのです。

ご自身が、「先端恐怖症で怖い」と感じるその「怖さ」より
「コンタクトを使いたい」という願望が勝れば
使えるのではないでしょうか?

とある眼科さんで取られたデータでは
先端恐怖症だと言ってコンタクトを着けるのも大変だった患者さんでも
95%が克服されて、コンタクトを使用できるようになったと
公表されていましたよ。

それに、先端恐怖症と言っていたけど、
やってみたら、恐れるに足らずだったり
という方も多いのではないでしょうか。

ただ、先端恐怖症だから
”コンタクトレンズは絶対に無理” と決め付けず、
使ってみようという気持ちがあれば
是非、チャレンジしてみてください。

どうしても駄目なら、メガネという道具があるのですから、
そちらを活用しましょう!